写真提供 Hirocowさん
シットオントップを使ったキャスティングを中心としたカヤックフィッシング(KF)が静の釣りだとすると、シカトロ(SKT)は完全に動の釣りで、ハンティングに近い。魚を追ってどこまでも漕いで行く。明らかに違う種類の遊びと理解して欲しい。
シカトロは漕ぐのが嫌いとか、疲れるなんていってる人には向かない。とにかく漕ぐ。そして漕いだ距離に釣果が比例する。魚の群れを見つけると頭に血が上り、漕ぎすぎて熱中症になることもあり、ハードだ。
大物が掛かると、カヤックの動きが止まり、時に魚に引っ張られる。「老人と海」状態の格闘戦に持ち込まれることもある。血わき肉おどる興奮状態だ。肉体的で、直接的、そしてリアル。
シカトロで重視されるのは直感や感性、そして五感だ。魚がいなければ釣りにならない。いる場所を全ての感覚を総動員して探す。見つければ釣れるし、ダメなら釣れない。結果が全て。まさにハンティングです。
写真提供 Hirocowさん
シカトロを作ったのはT師匠で、そして発展させスタイルを確立したのは師匠と波男さんだ。このお2人が大切にしていた考えに、「釣った魚は必ず食べる」というのがあった。釣った以上美味しくいただく。シカトロがどんなに変化しても、発展したとしても、ここだけは変化してもらっては困る。シカトロの根幹にある思想だと思う。
今日釣ったスズキは75cm。キレイに捌いて、クラブの仲間におすそ分けした。まだ残ってるから、欲しい人は連絡下さい。
食べれる部分は全て食べる。卵巣、浮き袋、胃を取り出しました。卵は明日の夕食。卵パスタになる予定。胃や浮き袋は軽く茹でて、ポン酢でいただきます。
釣った魚を全て食べるところも、KFと違うところでしょう。リリースなんてしません。逆に食べる分が釣れたら、竿納。
シカトロは直感的な釣りです。その点、釣果にムラがあります。おそらくKFの方がサイエンスに近く、釣果も堅いでしょう。
どちらもカヤックを使った釣りですが、僕の中では違う狙い、違う楽しさ、違う性質のものと位置づけています。
さあ、今日の夕食当番はわたくしです。美味しい魚料理を作ります。そしてワインを一杯飲んで、風呂に入りすぐ寝ます。明日の朝に備えて・・。
構えを崩すことは、隙を作ること 杉下右京
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