2004年、九州でサーフカヤックのイベントがありました。この時、イギリス人のジェフ・アレン、イスラエルのハダス・フェルドマンがシーカヤックによる日本一周にトライしていて、長崎をパドリング中でたまたま知り合うことになりました。僕はさして彼らの活動に興味を持っていなかったのですが、ハダスとは共通点が幾つかありメールのやり取りをするようになりました。
そして、「我々の遠征をサポートしてくれないか」と依頼を受けました。僕はシーカヤックの経験がないと断ったのですが、調べてみると、彼らをすでにいく人かのサポートを受けていましたが、純然なシーカヤッカーはほとんどいなかった。ヨット関連の人やマリーナのハーバーマスターの支援を受けていましたが。。
日本のシーカヤッカーは一人勝負はべらぼう強いのですが、逆に集団をマネージメントしたり、リーダーシップをとること、調整能力、面倒臭いことは得意でないと知りました。これ、欠点です。ですから反省したり改善したりしなければいけない点です。外国人シーカヤッカーのリレーションシップの取り方、率直にものを言う姿、コミニケーション能力や説得の上手さは卓越していて、学びたいところ。反面、西洋人の欠点も見えた（笑）。行き当たりばったりの適当さ、ある種の傲慢さもある。
外国人のシーカヤッカーと濃厚に付き合うことで、僕の中で何かが変わりつつあり、新しいスイッチがパチンと入りました。
