久木崖の下農園は７０坪の土地に6人の農夫が思い思いに野菜を育てている、オーガニックファーム。農薬は使わない。虫は一匹一匹手でつまみ、排除するか、除虫効果があるという煎った豆を作物の横にまいてる。肥料は葉山牛の糞を発酵させて使ったり、海から海草を採ってきて堆肥にして使う。藁を霜よけにしたり、籾殻を積極的に土に混ぜる。
人にもよるが、基本ほったらかしの農法。雑草と作物が共存。こんな畑の脇に僕も一畳ほどのスペースをお借りして、畑を始めている。先輩方の素晴らしい収穫物をもらいながら、僕はまだひよっこで、種をまいたり、土を耕したり、よちよち歩き。
だけれども夢は大きく。来年の春にはたくさんの野菜を収穫したい。しっかり仕込んで、手をかけて育て、大きく瑞々しくする。釣りとは全く違う世界で、毎回学びの連続だ。良き先輩達に感謝なのだ。
このままじゃいけない、日本にいたらこれ以上成長できないと思った。 大儀見優季
