アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

october road 1-1 "Pilot"

2007年03月22日 | TV: 2006-2007年シーズン
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2007年3月15日】※壁にぶち当たった若手人気作家が10年ぶりに故郷に帰り、新しい人生を見つけるというドラマ。

※これは2年前にボツになったパイロットの焼き直しで、とりあえず6話制作。

ニューヨークに住む若手人気作家ニック・ギャレットは大学での講演のため、故郷マサチューセッツ州ナイツリッジ(Knights Ridge)に「週末だけ」戻ることになった。出版社が勝手に手配してしまったのだ。

実はニックは10年前に「6週間で戻る」と言って故郷を出たきり、一度も帰っていなかった。故郷との繋がりはせいぜい、弟と時々電話で話す程度だった。高校の同級生たちをダシに使った小説で名を上げただけに帰りにくいという気持ちもあったのである。

ニックの小説は大ヒットし、映画化の話も持ち上がっていた。出版社からも続編を催促されているのだが、壁にぶつかってしまったらしく、なかなか筆が進まない。でも、故郷に戻れば、何かキッカケがつかめるかもしれない。

ニックは実家に泊めてもらうことにするが、自分の部屋は父と弟のエンタテインメント・ルームに改装されており、居場所がない。父もニックの帰りをあまり喜んでいないようだ。

街のあちこちで再会した同級生たちの中には小説のダシにされた事を怒っている者たちもいれば、全く意に介していないという者たちもいる。一番怒っているのは親友のエディーだった。高校の時、「一緒に起業しよう」と約束してたからである。

皆、仕事に就いたり、子どもが出来たりして、生活がガラっと変わっていたが、昔からずっと変わってない事もいくつかあった。ニックは昔を懐かしむ。

ニックは肝心の講演ではすっかりアガってしまい、パニックに襲われて飛び出してしまう。しばらくして講堂に戻ってみると、オーブリーという名の魅力的で聡明そうな女学生だけが1人で待ってくれていた。彼女はどうやら、作家としてだけでなく、男性としてのニックにも興味があるようだ。

驚いたことに、恋人だったハンナにはサムという名の、もうすぐ10歳になる男の子がいた。彼女は未婚だが、高校のイジメッ子だったレイと交際中だ。ハンナは「サムはあなたの子どもじゃないわよ」と言うが、サムはニックと同じようにピーナッツ・アレルギー症である。果たして、ただの偶然だろうか?

ニックは亡き母の「ナイツリッジの外の暮らしも経験してみなさい」という遺言に従ってニューヨークで「冒険」した事を後悔していなかった。だが、「今後の冒険はナイツリッジにこそある」と気付き、再び故郷で暮らしてみることにする。


公式サイト


感想:

どこかで聞いたような、ありきたりな人間ドラマなのだが、なんとなく引き付けるものがある。私自身、故郷の日本を離れて暮らしている身なので、感情移入してしまう部分があるからだろうか?いきなり多数のキャラクターが登場するので、誰が誰だかを把握するまで戸惑いそうだが、主要キャストの色付けはハッキリしているし、軽いタッチなので、気楽に見れそうだ。

ただ、同じ時間帯(木曜夜10時枠)の『Raines』(NBC系列→『ER』は小休止)と『Shark』(CBS系列)と『october road』(ABC系列)の中から1つないし2つを選ぶとなると難しいところだ。


主なキャスト:
- Bryan Greenberg (Nick Garrett)
- Laura Prepon (Hannah Daniels)
- Slade Pearce (Sam Daniels)
- Geoff Stults (Eddie Latekka)
- Warren Christie (Ray Cataldo)
- Tom Berenger (The Commander)
- Jay Paulsen (Physical Phil)
- Evan Jones (Ikey)
- Brad Henke (Owen Rowan)
- Odette Yustman (Aubrey)


名言・迷言集:

【その1】
Hannah: You've been gone how long now?
Nick: Ten years.
Hannah: Right. I think it was two weeks before my 18th birthday that you left. Yes, I'm quite sure because I remember getting those roses, thinking they were for my birthday, but they weren't. They were a good-bye present as in "Good-bye, I'm no longer in your present."

【その2】
Nick: How old is Sam?
Hannah: He turns 10 in two months.
Nick: Ten....
Hannah: Ten....
Hannah: ... Umm... good-bye, Nick. Good Luck.... and don't worry, he's not yours.

【その3】
Nick: Look, I really am sorry, Eddie. I never thought anyone would get torn up in the process, especially you. I left here that summer with every intention of coming back to the Ridge. Then on the last night of the trip... I'm literally packing my bags and... I remembered something Mom told me before she died. She said, "You gotta promise me, Nicky... never to settle for anything less than unexpected adventure." And I couldn't kick the feeling that if I came back here, I'd be giving up on that. It's like once I stayed away... staying away became a way. Any of this make sense?


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