『Wayside School』シリーズ(Louis Sachar著)が面白い。これは小学校高学年向けの小説シリーズで、30階建ての小学校が舞台になっている。息子が学校の図書室から借りて来たので一緒に読んでみたのだが、大人が読んでも楽しめる。
ウェイサイド小学校の校舎は本来、30教室が横並びになった1階建てになるはずだった。ところが、設計ミスだか工程ミスだかによって30階建てになってしまったのだ . . . 本文を読む
私は息子と一緒に読書するのが好きなので、常に図書館から児童書をいくつか借りて来ている。最近読んでるのはLouis Sacharという作家の本だ。彼は映画にもなった『Holes』の作者だが、私たちがハマるキッカケとなったのは『Wayside School』シリーズ。
『Wayside School』の舞台となるのは「30階建ての小学校」だ。しかも、各階に1つずつしか教室がない。本来は1階建てで横に . . . 本文を読む
『ぼんくら』(宮部みゆき著)を読み終えた。【以下、ネタバレ度=中】
構成を簡単に書くと、序盤は深川界隈の『鉄瓶長屋』に起こる事件を「ぼんくら」な同心の目を通して描くという読みきり連作形式だ。ただ、事件といっても刃傷沙汰はほとんどなく、賭場で負けた男の娘が女郎部屋に売られそうになったとか、新興宗教に凝った一家が夜逃げしたとかいう、あまり同心の出番が無さそうな事件がほとんどだ。
それがいつの間にか . . . 本文を読む
【ネタバレ = ほぼ皆無】ここ数年、宮部みゆきの本を片っ端から読んでいる。私と同年代なのに、その洞察力や心理描写にはいつも畏れ入る。語り口も滑らかで読み易い。また、インターネットを使ったネタもよく出てくるし、彼女はゲーマーでもあるので、趣味が似ているところが嬉しい。今回、日本に一時帰国した際にちょうど文庫版の『模倣犯』が全5巻出揃うというグッドタイミングだったので、もちろん5冊まとめて購入してきた . . . 本文を読む
先日、日本に一時帰国した際に『古畑任三郎』のノベライゼーション版(扶桑社刊)を購入した。これは同番組の脚本家である三谷幸喜自身が第1シリーズの10本のエピソードを自ら小説化したものだ。元々はハードカバー版1冊で1994年に出版されたもので、私が購入した文庫版(1996年初版発行)は全2巻(5話ずつ)に分かれている。
このノベライゼーション版はTV版(残念ながら、私は第1シリーズは未見)とは構成が . . . 本文を読む
ローラ・インガルス・ワイルダー著の一連の『小さな家』シリーズを読んでると、歴史の教科書に出てこない「アメリカ開拓史」を学べるような気がする。現在、第1巻の『Little House in the Big Woods』(ローラ・インガルス自身の少女時代の物語)を読み終え、第2巻の『Farmer Boy』(のちにローラと結婚することになるアルマンゾ・ワイルダー少年の物語)を読んでいるところだが、それぞ . . . 本文を読む
息子と一緒に読む本とは別に、一人で読んでる本もいくつかある。基本的に、英語の本はだいたいTVドラマの番外編的な小説シリーズで、例えば、『エイリアス』の前日譚シリーズ(既刊12冊)や同第4シーズンの各TVエピソードの合間に起こっているという設定のタイアップ小説シリーズ(既刊2冊)だ。また、『スタートレック』世界の小説独自のシリーズ『Star Trek: New Frontier』(既刊20冊位?)も . . . 本文を読む
ほぼ毎日、英語の児童書を読んでいる。いわゆるchapter books(章立ての本)で、小学校高学年向けのものである。どうして子ども向けの本を読むかというと、実は息子(約10歳)のベッドタイム・ストーリーとして読んであげてるのである。
息子は自分でも十分読めるし、実際、いろいろ読んでるんだけど、「毎晩、パパに本を読んでもらうのが楽しみ」だということなので、付き合ってあげてるのだ。まあ、あと何年か . . . 本文を読む