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井戸掘り理論

2008年11月06日 | Weblog
井戸掘り理論



今日は臨床生●●が書きます。
私も臨床に入ってから数か月経ちました。

そこで最近ふと以前にどこかで聞いた『井戸掘り理論』という理論を思い出して、
「臨床も井戸掘り理論でなりたっているなぁ」と感じました。
井戸掘り理論はどんな理論かというと、「この井戸水が飲めるのは井戸を掘った人がいるからだ!」

という理論です。要するに井戸を掘った先人たちに感謝することを忘れずに謙虚に学びなさいという教えだったと思います。
臨床に入っていると本当に多くの症状を持った患者さんが来られます。

スクールの授業で学んだ手技以外で院長が対応する場面もあります。

こういった実践で学べるのは、院長が長年井戸を掘り続けたキャリアがあるからこそなわけで、

私たちは院長が長年のキャリアで身につけてきた手段を拝借しているわけです。

院長だけでなくカイロプラクティックを生み出したD.Dパーマーさんがいたり、パーマーさんが参考にした多くの手技療法があったりするわけで、今までの長いカイロプラクティックの歴史の中で、多くのカイロプラクターや手技療法家が日々熱心に研究した熱意の結晶の元に今の自分が成り立っいるということをつくづく感じます。
臨床で学べるのは院長からだけではありません。

臨床を行っていると私自身も間違って覚えてしまっている手技があったり、やるべき手技が抜け落ち
てしまう時があります。

そういった時は院長から指導されるわけですが、この指導されるべき間違いというのは、私自身の為だけでないのです。

私の間違いから院長は「もしかして●●も間違って覚えているんじゃないか?」という感じで、
臨床生やスクール生の手技のチェックに活かされているのです。

これは逆も然りで、誰かの間違いの結果から今まで表面化しなかった自分の間違いに気づかされて、先輩達にも本当に助けられた経験も沢山あります。

それを考えると臨床で発見されるミスというのは自分自身のためだけでなく、仲間のため、そして仲間が関わる患者さんの施術に活かされていくわけです。
これを考えると井戸を掘りつつげているのは特定の人だけでなく、私たち一人一人も井戸を掘り続けているんだなぁと実感します。

私たち一人一人が自分の学習を自分だけに留めることなく、良いことも悪いことも全て仲間同士で共有することが仲間の成長だけでなく、仲間が関わる患者さんの症状改善につながるなぁと感じました。

「今日自分がしてしまった失敗は、必ず仲間の糧になって多くの患者さんの症状改善に繋がっていく!」

こう思えたら、失敗を恐れずにどんどん積極的にチャレンジしていけるのではないかと臨床研修を行っていて感じました。

このスクール生のブログの投稿やコメントもそうです。
私たちが日々臨床研修やスクールを通じて学んだこと感じたことを投稿する。
これが未来のスクール生の糧になることを信じて、仲間に対する思いと多くの患者さんの症状改善に繋がることを信じて、更に大きな水源を目指して井戸を掘り続けていきたいなぁと思います。
             写真はセミナーの様子      ●●