こんにちは、昨日は日本シリーズで盛り上がりましたが、攻守共に楽天が僅かに上回ったと言う事だと思います。興行的には第7戦まで戦えて関係者は大喜びだ(選手にも分け前がある)と思われます。NPB(日本野球機構)に入る収入は第5戦からで、NPBが両球団に分配(当然勝利チームが多い)されるようです。選手には活躍度により最高200万円程が支給されるそうです。4X0で勝利した場合、選手はタダ働きです。ビールかけで風邪でも引いたら大損です。(爆)
土曜日に秩父地方の「白い山」、200名山のひとつ「武甲山」(1304m)に登って来たので報告しようと思います。山口県の「小野田セメント」と並び称される埼玉県の「秩父セメント」の産地として知られる秩父地方ですが、それを支えているのが武甲山です。
早朝04:40に横浜を出発、08:30に登山を開始し、13:30(正確には13:25)に下山、往復5時間の山行でした。
山麗から見上げた武甲山中腹の石灰石採掘現場です。山の半分は無くなってしまいそうです。日本の建設現場を支えていますが自然破壊の極みでもあり、悲しい気持ちになります。
複雑に交錯した「圏央道高尾山JC」の取り付け道路、結構渋滞していました。一番低いところが本線で右が八王子、埼玉方面、左は厚木、茅ヶ崎方面に至ります。
山合いの横瀬町に入ると道の両脇に沢山の石灰工場が現れます。道路が白いのは工場からタイヤについて出た石灰だと思われます。
08:23 一の鳥居内の無料駐車場に到着、30台収容可能な駐車場です。到着が遅れた登山者やハイカーは付近の道路に路肩駐車していました。
石橋を渡り鳥居を潜ると広場が現れますが、社務所とか本殿は有りません。本殿は武甲山山頂付近にあります。正面の表参道が登山道になっています。それにしても長く急な参道です。
今回は登山口となる駐車場に設置された登山道マップを利用する事にしました。大変解り易いマップです。
08:30 登山開始、一番右の表山道を登ります。
06:09 左に養魚場の池が見えて来ます。池にはニジマスと思われる魚影が沢山見られます。営業しているとは思えないので、旧養魚場だと思います。
08:41 「八丁目」と書かれた道標(丁目石)が有りますが、一丁目から御嶽神社のある52丁目まで設置されています。
08:54 大持山への分岐、左の石橋を渡ると大持山を経由し、武甲山に至ります。ここから仮舗装道に別れを告げ、登山道に入ります。
08:57 小さな沢に架けられたハシゴ橋です。向こうに我々を追い越して行った山ガールがせっせと登って行きます。
09:03 不動滝は休憩する場所として利用されます。飲料水を切らした場合は補充できるようです。
09:04 不動の滝を過ぎると直ぐに木の橋を渡ります。
09:08 武甲山御嶽神社参道、20丁目です。26丁目で半分です。
09:48 33丁目の大杉広場にある樹齢4、500年と言われる大杉は高さが30m程もあろうかと思われる巨木です。この広場の先、34、35丁目の大杉と合わせて三本杉と言われています。
10:28 木々の間に霧が立ち込めて来ました。頂上付近での良好な視界は望めそうにありません。
10:35 山頂間近になったところに小さな水場が有ります。コップが置いてあり、飲料水になるようです。
10:41 シラジクボ、子持山への分岐です。右に折れて2,3分で御嶽神社です。付近には立派なトイレも有ります。
10:42 秩父地方を代表する「武甲山御嶽神社」です。秩父夜祭、神楽、雨乞いの行事などが有名です。
神社の左側を少し登ると展望所の塀が見えます。頂上が展望所になっていますが、採掘した跡が切り立った崖になっていて危険を避ける為囲っているようです。
10:47 武甲山山頂に到着、手すりの向こうは採掘跡の絶壁です。霧で何も見えませんが、シャベルローダーなど掘削機械の大きな音が聞こえて来ます。
御嶽神社横の紅葉です。紅葉はこの辺りだけで登山道は10日ほど早いように思われました。
11:00 境内にある御手洗所(水が無い)付近で昼食にしました。キツネうどん、に大好きな餅を加えました。それにソーセージ、デザートは干し柿です。アンポガキと書いて有りました。
食後のコーヒーはブラックで料理用の安ブランディーを入れて頂きました。香りだけは楽しめました。ブランディーは紅茶の方が合うと思います。
11:45 下山開始、当初の予定ではシラジクボ、子持山、大持山経由で一の鳥居に戻る計画でしたが天候が芳しくないので同じ道を戻る事になりました。お陰さまで早めに帰宅できました。今考えるとシラジクボを経由し、持山寺跡コースを下った方が傾斜は緩やかだったかもしれません。
13:28 無事に下山、一丁目の丁目石を探したところ一の鳥居左側狛犬付近に有りました。丁目石は一回り大きいものが使用されていました。
武甲山登山で感じた事は「この山は残るのだろうか」と言う事に加え「登山者が多い山」と言う事でした。マイカー登山を除けば西部鉄道秩父線横瀬駅から舗装路を1時間以上かけて一の鳥居まで歩くかタクシーを利用するしかないアプローチの不便さを物ともせずに訪れる多くの登山者に敬意を表したい。
15:00 下山後の楽しみは温泉です。今日は一の鳥居を出発して1.5時間横瀬町にある「武甲温泉」に浸かって疲れを取って来ました。平日700円、休日は800円です。泉質は「単純硫黄温泉」です。
※帰宅は19:30でした。次回は丹沢になる予定です。
山野の日陰に咲くキク科の多年草「ヨメナ」です。夏から10月ごろに紫色の花をつけますが春、一足先に咲くものは「ミヤマヨメナ」として区別できます。ミヤマヨメナはミヤコワスレの原種であり、ヨメナはコヨメナとオオユウガギクとの交配種で昔から野菜として食べられていたようです。最も良く似たものに「ノコンギク」が有りますがヨメナの葉は僅かに光沢があります。原産国は日本