ジジババからのお答え

若い人から色々の質問を受けます。そのひとつひとつにお答えしています。最近は同年配の方の質問にもお答えしています。

イスラエルと米国

2009-02-12 10:08:12 | Weblog
Q: イスラエルがどんな無法なことをしても米国はイスラエルを支持していますね……今や、イスラエル支持は米国の対外政策というだけでなく、国内問題としての性格を持っていると言われていますが、どういうことですか…

A: 米国の対外政策のなかでイスラエルは特殊な地位を占めています。人ロ700万の同国に米国の全対外援助の五分の一以上年間30億ドルを与えています。81年以降は全額無償援助となっています。
 イスラエルがアラブ諸国に大勝した第三次中東戦争を契機に援助が急増、81年には「戦略協力合意」が結ばれ、88年には日本などとともに「NAT0以外の主要同盟国」となり、昨年九月からは米軍常駐もおこなわれています。安保理で行使した拒否権10回のうち9回までがイスラエル擁護のためでした。
 米国がここまでイスラエルを擁護するのはなぜか…中東での米国の政治的、戦略的利益にとってイスラエルが重要だからということと、米国の全政治資金の三分の一、民主党にいたっては半分がイスラエル・ロビーからの資金なのです。共和党の支持基盤であるキリスト教右翼勢力が宗教的理由でイスラエルを支持するようになったことも、この傾向に拍車をかけています。
 しかし、こうしたやり方が米国の孤立を深め、同時にイスラエルの地位も危うくしています。


ジジの一言
イスラエル・ロビーって早い話、アメリカのユダヤ資本ということ? アメリカの政治は金で買われているということになるね。



  
今日の風景



海辺


人気blogランキングに参加しています。ジジババを一押しおし上げて