消えた消費税…

Ｑ：　「持続可能な社会保障制度を実現するため」と麻生首相は消費税増税に熱心ですね。私は限界まで生活を切り詰めていますが、まだまだ足りないのでしょうか…

Ａ：　政府・与党の消費税増税方針に反対が67%(日経・朝日)にものぼります。1989年に消費税を導入した時も、91年に5%に引き上げた時も「社会保障のため」が理由でした。しかし、社会保障は相次ぎ改悪され、給付は減り負担は増えました。
　では一体どこに消えたのでしょうか…消費税導入以来、二十年間で合計二百一兆円になります。この間、企業が納める法人三税は百六十四兆円も減っています。ということは、消費税はほとんど企業減税の穴埋めに消えてしまいました。
　もともと消費税の導入、増税に最も熱心なのは財界でした。経団連は法人税減税の財源として大型間接税の導入を求め、政府に働きかけ、中曽根内閣のもとでの売上税導入策動、竹下内閣のもとでの消費税導入につながりました。日本経団連会長御手洗氏は法人税を30%に引き下げるために消費税を10%に引き上げることを求めています。
　民主党の小沢代表は「政権を獲得すれば消費税増税を検討するのは当然のことだ」と財界・大企業に熱いエールを送っています。
……どっちに転んでも、まだまだ国民は厳しい生活を強いられますね……

ジジの一言
オレオレ詐欺より酷い「消費税増税」の欺瞞。２０年もだまされて来たのか。

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