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順位付けでの相対参照の失敗例

【FAX送信状も 「はりの助」】

3月6日に使った成績表に順位を付けましょう。
順位はRANK関数を使います。
次図のH2セルには
  =RANK(G2,G2:G6)
と入力しています。
第1引数の値が、第2引数の範囲(青い線で囲んだ部分)の中で何番目かを調べてその数値を取得します。


第1引数は酒本龍馬の合計点のG2セルを参照しているので、値は「291」です。
この「291」が、第2引数で参照している5名の合計点の、G2セルからG6セルまでの値

291
401
220
246
261

の何番目かを調べます。
一番大きい数は「401」で、「291」はその次です。
順位は2番目ですので、H2セルには「2」が表示されています。

このH2セルをH3セルからH6セルにコピーします。
次の図を見てください。1位が2つと2位が2つあります。
同点なら同位が複数あってもおかしくないですが、H6セルは「261」なのに1位になっています。


H6セルを確認してみましょう。
  =RANK(G6,G6:G10)
第1引数はジョン千次郎の合計点のG6セルを参照しているので、これは問題ありません。
第2引数では5名の合計点の範囲である、G2セルからG6セルを参照しなければならないのに
G6セルからG10セル(青い線で囲んだ部分)参照しています。

実際にRANK関数を入力して、G3セルからG5セルも確認してください。
上図のサンプルファイルをダウンロードできます。
「sample_150310.xls」をダウンロード


これはH2セルの数式をコピーしたことで、第1引数と第2引数の両方が相対的な位置にずれたために起こった不具合です。
前回も今回も相対参照している数式をコピーしたことによる問題です。
まだ説明していませんが「絶対参照」が見えてきたのではないでしょうか。

「レイアウトワープロ はりの助」公式ホームページ

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