自燈明・法燈明の考察

これからの世の中への姿勢

 今日は午前中に会議があって、何故か私か進行役になってしまいました。私は本来、補助役が業務であるはずが、いつの間にやら旗振りの中心になり、しかも他部署の尻拭いまでやってます。

 本来の業務契約とは違うのですが、やらないとシステムリリースの時期が大幅に遅延するのは確実で、その目線に立ってしまうと、引き受けざるを得ない状況になるから、結果としてやってしまいました。

 こんな事だからイカンと、よく仲間内でも言われてますが、それもあって記録的な長期業務ともなっているんですよね。

 極めて日本的てすわ。

 さて、今日は少し今の世情について思う事があり、書かせてもらいます。

 アメリカで起きている事、これは何気に大きな変化の兆候を表していると思います。アメリカといえば、二十世紀の民主主義というイデオロギーの旗頭的な国家ですが、そこで暴徒が連邦議会に押し入り、銃撃まで起きて死者まで出る事態となりました。これだけ見ても大きな事件ですよね。しかしそれだけでは無く、それを扇動しているのが大統領選で敗北している現職大統領だと言うのですから、これも今までに無かった事件です。

 これだけを書くと、日本国内にいる特定の人達からパッシングされそうです。あれはアンティファにトランプ大統領が嵌められたんだとか、民主党陣営の陰謀だとか言われて。

 でも表向きの政治動向なんて、所謂「舞台の上の演劇」の様なものなんですから、その舞台でそんな役回りを演じざるを得ないトランプ大統領という事は、理解しなければならないでしょう。

 一つ確実な事は、そんな舞台を演出して見せたという事は、世界の潮目の変わり時に来ていると言う事で、それが民主主義の大国であるアメリカで起きた、という事に重要なメッセージを私は感じています。

 要は人類社会の中で、民主主義というイデオロギーも変化の段階に来た。そういう事ではありませんか?

 あと中国でも噂では習近平氏が雲隠れし、首都の北京では高速道路が封鎖されているといいますが、これも重要な意味があると思います。まあこれらの動きを見て、ネットの中では右往左往していたり、やたら緊張感を煽るような発言が目立ちますが、それはそれて問題がありますよね。

 確か昨年の11月下旬にも「もう世界が終わる!」という様な、危機感を顕にした発言者がいましたが、一ヶ月半経過した今、その発言をした人の姿は見えなくなりました。

 これらを見ていて、私は2つの事を思いました。
 一つは、やはり情報リテラシーを、もっと自分が身につける努力をしなければいけないと言う事です。やもすると、皆が知らない情報を入手して、それを持って不安を扇動する事は、ある意味で愚の骨頂ですし、またそんな事を得意げに垂れ流す情報発信者を鵜呑みにしてはいけないと言う事です。情報リテラシーとは、誰も知らないし語りもしない情報を手に入れる能力ではなく、情報を理解し、自分の頭で取捨選択して、自分の立ち位置や行動を決められる能力だと思います。

 恐らくこれからの時代には、この能力が、とても大事な能力になると思いますよ。

 あともう一つ。それは今更ながらですが、日本のマスコミの劣化が著しいという事を思いました。世界がこれだけ変動期に来ているのに、いまだ新型コロナ禍の事のみ垂れ流し、しかもその核となるべき事柄には触れもせず、ひたすら朝晩同じ事だけ垂れ流しています。そして他は、バラエティー番組のカラ騒ぎだけ。何ら有用な情報なんてありません。これでは愚民政策の片方担ぎも良いところでしょう。アメリカや中国、世界の動きを報道している番組なんて皆無ではありませんか。

 これから来る大きな変化の時代。人々に取って情報は重要な事になりますが、こんな状況のまま、間抜けな政府や政治家に付き合っていたら、日本人はヤバいのではありませんか?

 よくよく思索・吟味が必要になりますよね。


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