不眠・耳鳴り・・・検査は正常です。様子を見ましょう。ストレスでしょう。

このように言われるのは、未病です。解決の糸口が見つかります…

めまいの症状が酷くて困った・・・薬なしで短期回復する施療法・・ご存知ですか?

2018年01月19日 | めまい・ふわふわ感
3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
自律神経失調の回復中に「釣り」をお勧めします。

詳細に関してはメールにて。迅速返信します。

こんにちは、
http://yudo.ekigururi.com/hon-rink.html本文より抜粋・・・

前回の続き・・・

302頁
そうしてその人とオーパーラップさせながら、
この相談者にも話をしていったものである。

病気はだれでも自分一人がなって、他の人は
ならないものだと思い、大変被害者意識に陥りやすい。

だからだれでも人はどうなのかということを知りたがる。
病気に限らず、この傾向はある。特に日本人の場合は

横並び意識が大きく、隣の家のおかずは何を食べたのか。
隣の生活状況はどうなのか。隣を見て大体自分と同じで

あれば安心をする。自分よリレベルが低い状態なら小馬鹿にする。
高い状態ならやっかみをいい、遥かに高いと嫌がらせをしたりする。

人間とはやっかいなしろもので、大や猫蛙はそうゆうことはない。
だから悩むこともない。それでこの方にも、人の病気がどうで

あろうとあなた自身が治らなければしかたないんだから、
ただ私が他の人の話をするのは、私はたくさんの人を相談に乗り、

治る方向に導いているが、あなた自身は私のところには生まれて
始めてお出でになるわけで、どうゆうものかさっばりお分かりに

ならないでしょいう。しかし、人の病気というものはだれも
自慢できるものではない。だから人に知られるということもし

たくない。そうゆうこともここで具体的にだれということは
お話はできないが、だからといって全部私の作り話と解釈するか

信じるかそれは本人の勝手である。いずれにしてもこうゆう例が
ありましたよと似たような話をするしか方法はないのである。

この方も症状が非常に酷いので、おいそれとは治りませんよと
覚悟のほどを言っておいた。始まったのが二月頃で、

この時期は次第に気温が上がり、草や木の芽がふき、動物も
冬眠から覚めて活発活動期に入る時期である。全ての病気は

こうゆう春先から治していくということが非常に回復が速
いし、その春先からのタイミングに巡り合った人は得をする。

週二回、つまり三日に一度くらいの割りで十五回ほど通って
来られた。それで自分自身とにかく酷い

303頁
常態は脱した。何とかこれでいけるような気がしてきましたと
いうことで、自宅でやる方法に切り替えてもらい、

後は一カ月に二回来てもらうことにした。当然自分の家で
やることは指導をして、そろそろこのくらい回復してくると、

 一日が退屈になってくる。全ての病気は治り始めると退屈に
なってくる。この時健康な人と同じようなことをやりたがるもの

である。そうするとペンキ塗りでいえば生乾きの常態、
すぐ無理をすれば元に戻る。ある程度になってから、

あと六カ月程養生という常態を続け、無理をしないように
退屈しないように、上手に体をコントロールして肝臓や腎臓、

あるいは外壁などが丈夫になり、さらに骨の関節部分の軟骨の
充実、また、神経や血管が筋肉の中を通っていくときの滑り

やすくする液体の分泌、また、神経の繊維の周囲を取り巻く
絶縁作用をする脂肪分の充実、脳の中の神経細胞を支える。

また、その細胞に栄養を作って与える。脳の中の高細胞これらが
充実をして、少々の無理にも絶えられるし、さらには一晩で回復

できるその各細胞の強靱さこれがでてくるのには、症状がほぼ
取れてさらに六カ月や一年は掛かるのである。それを素人療法で

勝手にやるとすぐ元に戻ってしまう。自宅治療切り替えてから
毎日の記録を書いてもらった。横ゆれめまいが少し楽になってくると、

今度は相談施療に来る前の状態に時々なったとき、
極めて強い症状と感じるようになり、びっくりしてしま

うようなことがある。これがこの人の記録にも書いてある。
さらには最も酷い症状が少し軽くなってくると、その症状の

苦しいために、隠されていた軽い症状が自覚できるようになる。
そうすると今までなかった症状が新しく出てきたような気が

してきたりする。しかし、これはもともとあったもので重い
症状に隠れていただけのこと。両手に荷物を持った時、片方が

一キロ片方が十キロの米を持つとする。十キロの方の重さだけは
感じてそちらだけ力を入れて持ち上げようとする。

ところが十キロの荷物をポンと置いた途端、左の一キロの重さが
ズシッと感じてくる。

次回へ続く・・・

富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
・登校拒否・出勤不能
・めまい(メニエール)・吐き気・不眠の治療
・パクパク食べて糖尿病の治療
・日本人の正しい性生活と悩み治療
・めざせ自律神経活性療法師
・退院後のリハビリの実際(楠葉図書館音声テキスト採用)
・癒導医学自宅治療の実際
・回復記録集251代表例(1000頁)
・よくわかる心の病と自律神経失調症
・癒導術Ⅰ
・癒導術Ⅱ



めまいの症状が酷くて困った・・・薬なしで短期回復する施療法・・ご存知ですか?

2018年01月18日 | めまい・ふわふわ感
自律神経活性療法(ゆどう術)の 
薬を使わない富永しゅうかんです。

3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
自律神経失調の回復中に「釣り」をお勧めします。

詳細に関してはメールにて。迅速返信します。

こんにちは、
著書「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より抜粋・・・

300頁

よくなって別人に変身

この人からは相談にお出でになる前、外国勤務中であったため
数回手紙がきていた母方の兄弟に、めまいの症状が酷くて困った人が

いたという話があった。外国勤務は四年間で、その時、慣れない地域と
慣れない転校、そうゆうことでメニエール病になってしまった。

それで日本へ帰国し病院へかかっていたそうである。
この人の苦しい症状は、左の耳なり、それと左の耳の痛み。

ふわふわする感じのめまい、一肩凝り、不眠、それから異常に汗が出る。
相談表にはこれだけ書いてあるが、実際に聞いて見ると、とても生きて

いるだけで苦しい、息をするにもきつくて辛い。また喋るのもやっと
体を支えながら喋っている。

そうゆう状態で、とにかくもう死んでしまいたいですよ、とたびたび口に出るほど、
顔は苦しいという表情でしわだらけになり、日のまわりは国内炎と広角炎で

ただれている。一人で来られたので治療の時には、家族の付き添いを必要と
するむねお話をして、大体のことを御話聞いてその日は終りにした。

このように具合が悪いと、人の話を理解しながら聞くということはほとん
どできない。何か話を聞いているが、後で思い出すことができなければ、

どうゆう状態であったかということはまったく聞いていない。
そこで治療など始めると、そのつもりでなかったとか、あるいは、自分が

思った通りに症状が消えないとか、消えてしまった症状は大体人間は忘れるから、
残って居る症状に拘り、いつまでも病気が治らないとかそうゆうふうに苦情めいて

言ってくることがほとんどである。特にこの精神的な病気、神経の痛みや苦しみ、
これは本人の状態を外から見て分かることは一つもない。

301頁
わざと苦しい顔をしているかもしれないし、とにかく仮病を使っているかもしれない。
レントゲンで診てもC・Tで診ても、あるいは体重計で計っても、

おおよそ計測器といわれるメーターで、その人を計ってみても痛みやふらつき、
耳なり、眠れないということ、一肩が凝るという自覚症状そうゆうのはさっぱり

出てこないのである。だから付き添いという人がいて、本人の変わりに聞いて判断をし、
だれでも病気になると甘えたくなり、また、何かしてほしくなる。

また、神経の刺激治療を続けていく段階で、根気よくやるという脳の作用は
薄れてきているから、付き添いによって、さあ今日もやりましょうとか

 癒導医学へ通うために何時に出ようとか、そうゆう催促をしなければ途中で
中断してしまうのである。薬はビタミン剤と安定剤を継続的に飲んでいる。

めまいを消す薬を当然飲んでおられる。体の状態をよく診てみると、
階段を上り下りするときにふわふわしてどうも足元がおぼつかなく、

非常に怖いというのでよく診ると体がこきざみに揺れている。
また、べろを大きく出させて診ると左に偏って曲がる。これは神経の働きの

右左アンバランスになっていることにもよるが、その神経の大本である脳の中に
できものができている場合もある。だから脳のレントゲンをとってもらって

脳腫瘍など深いところに病気がないことを確かめて来るように本人に伝えた。
お出でになったのは、最初通いで一段落してから自宅で行う方法に切り替える

というふうに希望されたので、それが最善の方法でありお引き受けすることにした。
この人と同じ体格、同じような顔付き、また、勤務地も東南アジアということで、

数年間現地邦人の指導。また、新しく仕事を始めたことを軌道に乗せる
そうゆうことをやってこられた人を思い出した。

次回へ続く・・・

富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
・登校拒否・出勤不能
・めまい(メニエール)・吐き気・不眠の治療
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・めざせ自律神経活性療法師
・退院後のリハビリの実際(楠葉図書館音声テキスト採用)
・癒導医学自宅治療の実際
・回復記録集251代表例(1000頁)
・よくわかる心の病と自律神経失調症
・癒導術Ⅰ
・癒導術Ⅱ

めまい・ふわふわ感・・薬なしで短期回復する・・ご存知ですか?

2018年01月17日 | めまい・ふわふわ感
自律神経活性療法(ゆどう術)の 
薬を使わない富永しゅうかんです。

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著書「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より抜粋・・・

めまい・ふわふわ感・・薬なしで短期回復した例を紹介してゆきます。

こんにちは、
私の著書「めまい・吐き気・不眠の治療」から抜粋して連載します。
前回の続き・・・

297頁
ほとんどの人が一回で養生の習慣を身に付けるのは容易でない。
お勤めの方でおおむね部長職以上の方と、自営業で成功している方は、

ほとんどが一回で身に付く。しかし勤めの人でも出世してしていない、
自営業でもうまくいっていない人は、並で二、三回悪いほうに

ぶり返して、それで私が言ったことを「やっばり守らなければいけませんか」
と甘える。そして「守る守らないは、あなたの勝手です。わたしは、

料金いただいた分お教えしたのですから、後はあなた次第ですよ」という。
そうすると「そう、突き放さないでくださいよ。やりますから」と、

もそもそ身に付けて守って行く。このような段階を経て、
本当にこの病気と予防方法を身に付けたひとだけが完全回復して行く。


この人も半年に一度くらい「最近具合が悪くなりました」とやってこられる。
その度に私は話をする。「少し良くなると病気のことを忘れ、

いろいろとついついやってしまうものですよ。
「病気になりやすい体質改善まではできません。下地は残るものです。

病気の芽があって、まったくゼロになるものではないのです」。
「例えば風邪をひいた時、咳がひどく苦しくお医者さんへ行った。

薬を飲んで治った。しかし、また二、四カ月して指導受けた養生忘れ怠ると、
風邪を引きやすい体質の人は風邪を引いてしまう」。

「しかし、そのお医者さんのところに行って『風邪はすっかり治って
いないじゃないか、また引いてしまった』と苦情はいわないものです」。

神経の病気も体の一部が故障したことは、他の病気となにもかわりはない。
風邪を引きやすい体質と同じように、メニエールになったことは、
つまり半器管が弱いということは体質的に親から受け継いでいる。

298頁
だから弱い部分をでたらめに使ったり休ませること無く連用しないように、
上手に生活をし、栄養を取り、休息とのパランスを取っていけば
再発は防げるのである。

299頁
カルテ写真

この症例終了。

次回へ続く・・・

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・よくわかる心の病と自律神経失調症
・癒導術Ⅰ
・癒導術Ⅱ

めまい・ふわふわ感・・薬なしで短期回復する・・ご存知ですか?

2018年01月16日 | めまい・ふわふわ感
自律神経活性療法(ゆどう術)の 
薬を使わない富永しゅうかんです。

3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
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著書「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より抜粋・・・


前回より続く・・・
294頁
足の踵に棘ができるということや不整脈などは、すべて自律神経がコントロールする
ことがうまくいってない結果生ずるものである事は常識である。

さらに人の人格を形成する習慣や行動を形作るものは、親からの遺伝的なものと親の
職業が関係する。生家が自転車店で技術的職業を親が営んでいたこと。そういう親は

職人的気質で寛容さが少ない傾向がある。毎日晩酌を少したしなんで、
毎日平穏な日々を過ごしていたそうだ。このような人柄は特別に大声で騒いだり、

うさばらしをすることもなく、出歩くこともない。また、経理関係の人もそうである。
そのような家庭はちょっと子供が家の中で騒いだり、はめを外したりすると

「静かにしないか、うるさいぞ」など罵声が飛んできたり、行儀悪いと怒られたりする。
物静かにしていないといけない家庭の中では、ストレスが発散できない。

幼児のころからなんとなく病弱であPたり、盲腸や蓄膿症になったりする。
顔の骨が大きくなるにつれ頬の所の顔の顔の部分に空洞ができてくる。

この空洞はリンパ液で湿っている。リンパ液は自律神経の働きでゆっくり循環しているが、
自律神経の働きが不十分になると循環が不十分となり渋滞してくる。

そうして発生するのが蓄膿症である。この方の症状は大変きつく、施療で普通に
神経の刺激をすると通ってこれなくなるという懸念があった。

本人も「そうゆう気がします」とのことであったので付き添い者と一緒にしばらくは
お出でになるようにして、通常の半分の強さで治療を行い、後の半分は自宅で少し

補ってもらうように指導をした。神経の働きが低下してくると脈博の数が少なくなってくる。
脈博は六十四で通常よりはるかに少ない。いろいろな所に治療に行き経験されたらしく、

背中2向側に針が入れてある。押すとチクチクするという。これでは神経の刺激が
できないので、それを取ってきてもらうように話をした。この針で治っていれば

私のところへはお見えにならないわけであるから。

295頁
最初は三日間連続で通ってお出でになった。『とにかく早く何とかしたい、
しなければせっかく築き上げた出版の仕事が消えてしまう』。

初日から連続三日間少しずつ行った結果、三日目には症状が軽くなり、初日からの
三日間薬の服用はしなくて済んだとのことであった。五月二十一日に始めて六月七日

まで自分の判断で薬は全面的に中止したが、特別に具合が悪い感じはないそうである。
記録によると、約一週間たったとき、耳の塞がりと耳鳴りは強い状態ではあっても、

少し安定した状態で軽くなって楽になっていると記録されている。
この耳の閉塞感(塞がった感じ)は相当苦しいらしく、毎日毎日このことが記録されている。

通いながらの治療と共に、徐々に自宅で行う治療の方法をお教えし、通って来られる

日々の間を埋めるように、毎日夜寝る前少しずつ行ってもらった。
約四カ月たったとき自宅でやる方法にすっかり切り替えて自宅で行ってもらうようになった。

この頃になると病気のことを考えず過ごせる日々が多くなったという。つまり、病状が
きつい時には『何とかせねば、なんとかしたい、早く逃れたい』というの思いが念頭

から離れない。そして病気についての知識を、なんどもなんども繰り返し探り、
人を見ると自分の頭に浮かんでくる苦しさを、そのままぶっつけるように口うるさく喋りまくる。

動物の本能として苦しい時や痛いときは、大でも猫でもワンワン、ギャーギャー
わめきまくると同じで、人間も大声で泣くか喋りまくるという状態を生ずる。
時々忘れるようになるのはこれは相当な回復である。

次回へ続く・・・



富永修侃(しゅうかん)著書
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・よくわかる心の病と自律神経失調症
・癒導術Ⅰ
・癒導術Ⅱ

めまい・ふわふわ感・・薬なしで短期回復する・・ご存知ですか?

2018年01月14日 | めまい・ふわふわ感
薬を使わない自律神経活性療法(ゆどう術)の 富永しゅうかんです。

3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経失調の回復中に「落とし込み・釣り」をお勧め。

技術系・自営業・事務系には、「落とし込み・釣り」が適します。

詳細に関しては電話、メールにて。迅速返信します。

自律神経・遠隔治療を受付てます。PC版では絵が動きます。

こんにちは、

著書より抜粋連載します。
「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より 連載します。

292頁
かった。
さらに三カ月くらいですっかり元気になられた。しばらくして、
業界の〈天口が草津温泉であった。肝臓の働きは、

日常生活に必要な能力の二十倍位の余力がある。しかし肝硬変になると
肝臓の有効な能力が一日分の量ギリギリとなってしまう。

この方の体質は自律神経の内、交感神経が高ぶると肝臓の働きを
抑制して、働きを停止するような方向になってしまう割合が、

他の人よりも大きいのである。善く、不断は穏やかな人格者でも、
車に乗リハンドルを握ると怒りっぼくなってしまう事がよくある。

いつのまにか、自分で感情をコントロールできない領域に入って
しまうのである。これは、自分の体の交感神経が自動車の運転によって、

知らないうちに高ぶってしまうことを示している。
このかたは、「これくらい、つまり4時間位なら大した事あるまい」と

私が禁止していた車の運転をして草津温泉まで行った。順調に行って
四時間のところ、当然渋滞もあり、片道五時間かかって往復十時間。

しかも二泊三日の旅行でやってしまった。帰ってきてから定期治療に
来られたときは「旅行に行って太りましたよ」と少し出っ張った

おなか撫でながら自慢された。がそれを見て『ア、肝硬変がひどく
なったナ」と思いながら『今日でお別れだ―』と思った。

二週間後の定期治療に来られないので、手紙を出したところ
「肝臓が急に悪くなり入院しましたので、退院したらまたお世話に

なりにゆきます」と息子さんの電話回でのお話であった。
それから入院して一カ月後には他界された。

この事を何となく思い出しながら聞いていた。
原稿書き、編集出版等の仕事は、大変な根気と体力を必要とする労働である。

293頁
ビル内の事務所で冷暖房完備、優雅にふるまうように見える。
肉体労働といっても建設機械のプルドーザやクレーンを動かして橋や

道路を作るようなマラソンするようなことではない。神経細胞を極端に
酷使することである。メニエールで非常に多いのは研究職及びこの

出版関係、次が自営業である。結論からいうと働きすぎである。
働いても良いが、休憩をしながらやらないと、こうゆう自律神経の

病気になってしまう。話を相談者二戻るが、この男性は血管拡張剤や
抗めまい剤、ビタミン剤などメニエールに有効とされる薬を相当の

期間使っておられた。症状は常に耳なりがする。耳が塞がった感じが
ありいつも耳の中をほじくりたいような、衝動にかられ何気なく

指を耳に入れている。右側の耳だけに音が響く。めまいがあり、
いつも吐き気がある。少し疲れたようなときは吐く。非常に疲れやすく、

くらくらする感じがある。起きていても寝ていても、きつくて
どうしようもない状態で仕事にならない。

こうゆう体質の人は昨日今日始まったわけではなく、もともとが
失調症の体質であり、それを管理する知識もなく、予防するすべも

知らないままに自分の体を使いまくったために、こういう病気になって
しまったということが多い。病気の経歴を見てみると、

三才の頃肺炎になった。高校時代十六才の時に蓄膿症で手術をした。
大学に入って交通事故で二週間くらい入院。社会に出て勤め始てまもなく、

不整脈とメニエール病になり、さらには足の踵の軟骨の増殖、進行して
骨に棘ができるようになった。このようにいろいろな病気を
経験をしておられる。
次回へ続く


富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
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他11冊