薬を使わない自律神経活性療法(ゆどう術)の 富永しゅうかんです。
3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経失調の回復中に「落とし込み・釣り」をお勧め。
技術系・自営業・事務系には、「落とし込み・釣り」が適します。
釣りの内容を書いてゆきます。
詳細に関してはメールにて。迅速返信します。
自律神経・遠隔治療を受付てます。PC版では絵が動きます。
新年おめでとうございます。
著書より抜粋連載します。
「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より 連載します。
47頁
前述のM・O君の症状と極めて似ている状態のもう一人の少年、C・O君がいる。
C・O君は小学校の五年生で、私の所へは母親に連れられて来所したが、
最初から俯向いてじっと動かない。返事もしない。喋らない。学校の成績はよくて、
八十点、九十点を取っているということだ。
質問されても黙っている、書くことは出来るのだが、喋ることはしないということで、
″何の病気でしょうか″とご相談に来られた。
ご両親が揃って来られたので、いろいろとお話を聞いてみた。
母親にそっと尋ねると、C ・0君の父親は自営業で店舗を持っており、
一日中、家にいるということだった。・・・C・O君のやることにいちいち口を
挟むようになるのだという。母親はおっとり型のようだった。父親が口を挟むことが
重なると、子供はうるさがって、最
48頁
初は少し反発していたそうだが、その反発に対して、父親が強引に押しつけるので、子供はじ
だいにものを言わないようになったということだ。・・・
前にM・O君の例があったので、私はC・O君の施療をお引き受けした。それで一週間に一
度、施療においでになるように言った。・・・
一週間に一度の間隔で、お店が休みの日に通って来られるようになった。
C・O君は、施療を始めて五、六回を経過したとき、首すじの回りの黒ずんだものが取れて
きて、顔の色も白くなってきた。
最初、施療中何にも言わず体をモゾモゾ動かして痛みを表現していたのが、″痛い″ ″熱い″
と短い言葉を発するようになった。付添ってきている母親も「最近では、ぼつりぽつりと
『ご飯を食べたい』とか『ジュースを飲みたい』とか言うようになりました。
以前は何にも喋らず、とにかく口にだして言いませんでしたが、少し喋るよう
49頁
になってきましたよ」と嬉しそうにいわれた。
この頃、C ・0君がやっと表現したことは「目の玉が重くてグルグル廻っていた」ということ。
施療回数にして十回目くらいから、学校に行っても友達と多少会話するように変化してきて
いた。・・・
50頁
両親の抱いている慢性的なイライラが、被保護的な弱い立場にある嫁や子供に向けられ、叱
言になったり,勉強しなさい″、という叱責の言葉になる。
また、子供が自身で工夫をしてやろうとしていることを、先回りしておせっかいをやいて千
渉する。両親のストレスのはけ回の日常的な被害者として、
もっとも弱い子供が神経的にまいり発病してしまうのである。
続く・・・
富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・退院後のリハビリの実際
(楠葉図書館音声テキスト採用)
0000他11冊
3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経失調の回復中に「落とし込み・釣り」をお勧め。
技術系・自営業・事務系には、「落とし込み・釣り」が適します。
釣りの内容を書いてゆきます。
詳細に関してはメールにて。迅速返信します。
自律神経・遠隔治療を受付てます。PC版では絵が動きます。
新年おめでとうございます。
著書より抜粋連載します。
「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より 連載します。
47頁
前述のM・O君の症状と極めて似ている状態のもう一人の少年、C・O君がいる。
C・O君は小学校の五年生で、私の所へは母親に連れられて来所したが、
最初から俯向いてじっと動かない。返事もしない。喋らない。学校の成績はよくて、
八十点、九十点を取っているということだ。
質問されても黙っている、書くことは出来るのだが、喋ることはしないということで、
″何の病気でしょうか″とご相談に来られた。
ご両親が揃って来られたので、いろいろとお話を聞いてみた。
母親にそっと尋ねると、C ・0君の父親は自営業で店舗を持っており、
一日中、家にいるということだった。・・・C・O君のやることにいちいち口を
挟むようになるのだという。母親はおっとり型のようだった。父親が口を挟むことが
重なると、子供はうるさがって、最
48頁
初は少し反発していたそうだが、その反発に対して、父親が強引に押しつけるので、子供はじ
だいにものを言わないようになったということだ。・・・
前にM・O君の例があったので、私はC・O君の施療をお引き受けした。それで一週間に一
度、施療においでになるように言った。・・・
一週間に一度の間隔で、お店が休みの日に通って来られるようになった。
C・O君は、施療を始めて五、六回を経過したとき、首すじの回りの黒ずんだものが取れて
きて、顔の色も白くなってきた。
最初、施療中何にも言わず体をモゾモゾ動かして痛みを表現していたのが、″痛い″ ″熱い″
と短い言葉を発するようになった。付添ってきている母親も「最近では、ぼつりぽつりと
『ご飯を食べたい』とか『ジュースを飲みたい』とか言うようになりました。
以前は何にも喋らず、とにかく口にだして言いませんでしたが、少し喋るよう
49頁
になってきましたよ」と嬉しそうにいわれた。
この頃、C ・0君がやっと表現したことは「目の玉が重くてグルグル廻っていた」ということ。
施療回数にして十回目くらいから、学校に行っても友達と多少会話するように変化してきて
いた。・・・
50頁
両親の抱いている慢性的なイライラが、被保護的な弱い立場にある嫁や子供に向けられ、叱
言になったり,勉強しなさい″、という叱責の言葉になる。
また、子供が自身で工夫をしてやろうとしていることを、先回りしておせっかいをやいて千
渉する。両親のストレスのはけ回の日常的な被害者として、
もっとも弱い子供が神経的にまいり発病してしまうのである。
続く・・・
富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・退院後のリハビリの実際
(楠葉図書館音声テキスト採用)
0000他11冊