自律神経活性療法(ゆどう術)の
薬を使わない富永しゅうかんです。
3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
自律神経失調の回復中に「釣り」をお勧めします。
詳細に関してはメールにて。迅速返信します。
こんにちは、
著書「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より抜粋・・・
300頁
よくなって別人に変身
この人からは相談にお出でになる前、外国勤務中であったため
数回手紙がきていた母方の兄弟に、めまいの症状が酷くて困った人が
いたという話があった。外国勤務は四年間で、その時、慣れない地域と
慣れない転校、そうゆうことでメニエール病になってしまった。
それで日本へ帰国し病院へかかっていたそうである。
この人の苦しい症状は、左の耳なり、それと左の耳の痛み。
ふわふわする感じのめまい、一肩凝り、不眠、それから異常に汗が出る。
相談表にはこれだけ書いてあるが、実際に聞いて見ると、とても生きて
いるだけで苦しい、息をするにもきつくて辛い。また喋るのもやっと
体を支えながら喋っている。
そうゆう状態で、とにかくもう死んでしまいたいですよ、とたびたび口に出るほど、
顔は苦しいという表情でしわだらけになり、日のまわりは国内炎と広角炎で
ただれている。一人で来られたので治療の時には、家族の付き添いを必要と
するむねお話をして、大体のことを御話聞いてその日は終りにした。
このように具合が悪いと、人の話を理解しながら聞くということはほとん
どできない。何か話を聞いているが、後で思い出すことができなければ、
どうゆう状態であったかということはまったく聞いていない。
そこで治療など始めると、そのつもりでなかったとか、あるいは、自分が
思った通りに症状が消えないとか、消えてしまった症状は大体人間は忘れるから、
残って居る症状に拘り、いつまでも病気が治らないとかそうゆうふうに苦情めいて
言ってくることがほとんどである。特にこの精神的な病気、神経の痛みや苦しみ、
これは本人の状態を外から見て分かることは一つもない。
301頁
わざと苦しい顔をしているかもしれないし、とにかく仮病を使っているかもしれない。
レントゲンで診てもC・Tで診ても、あるいは体重計で計っても、
おおよそ計測器といわれるメーターで、その人を計ってみても痛みやふらつき、
耳なり、眠れないということ、一肩が凝るという自覚症状そうゆうのはさっぱり
出てこないのである。だから付き添いという人がいて、本人の変わりに聞いて判断をし、
だれでも病気になると甘えたくなり、また、何かしてほしくなる。
また、神経の刺激治療を続けていく段階で、根気よくやるという脳の作用は
薄れてきているから、付き添いによって、さあ今日もやりましょうとか
癒導医学へ通うために何時に出ようとか、そうゆう催促をしなければ途中で
中断してしまうのである。薬はビタミン剤と安定剤を継続的に飲んでいる。
めまいを消す薬を当然飲んでおられる。体の状態をよく診てみると、
階段を上り下りするときにふわふわしてどうも足元がおぼつかなく、
非常に怖いというのでよく診ると体がこきざみに揺れている。
また、べろを大きく出させて診ると左に偏って曲がる。これは神経の働きの
右左アンバランスになっていることにもよるが、その神経の大本である脳の中に
できものができている場合もある。だから脳のレントゲンをとってもらって
脳腫瘍など深いところに病気がないことを確かめて来るように本人に伝えた。
お出でになったのは、最初通いで一段落してから自宅で行う方法に切り替える
というふうに希望されたので、それが最善の方法でありお引き受けすることにした。
この人と同じ体格、同じような顔付き、また、勤務地も東南アジアということで、
数年間現地邦人の指導。また、新しく仕事を始めたことを軌道に乗せる
そうゆうことをやってこられた人を思い出した。
次回へ続く・・・
富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
・登校拒否・出勤不能
・めまい(メニエール)・吐き気・不眠の治療
・パクパク食べて糖尿病の治療
・日本人の正しい性生活と悩み治療
・めざせ自律神経活性療法師
・退院後のリハビリの実際(楠葉図書館音声テキスト採用)
・癒導医学自宅治療の実際
・回復記録集251代表例(1000頁)
・よくわかる心の病と自律神経失調症
・癒導術Ⅰ
・癒導術Ⅱ
薬を使わない富永しゅうかんです。
3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
自律神経失調の回復中に「釣り」をお勧めします。
詳細に関してはメールにて。迅速返信します。
こんにちは、
著書「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より抜粋・・・
300頁
よくなって別人に変身
この人からは相談にお出でになる前、外国勤務中であったため
数回手紙がきていた母方の兄弟に、めまいの症状が酷くて困った人が
いたという話があった。外国勤務は四年間で、その時、慣れない地域と
慣れない転校、そうゆうことでメニエール病になってしまった。
それで日本へ帰国し病院へかかっていたそうである。
この人の苦しい症状は、左の耳なり、それと左の耳の痛み。
ふわふわする感じのめまい、一肩凝り、不眠、それから異常に汗が出る。
相談表にはこれだけ書いてあるが、実際に聞いて見ると、とても生きて
いるだけで苦しい、息をするにもきつくて辛い。また喋るのもやっと
体を支えながら喋っている。
そうゆう状態で、とにかくもう死んでしまいたいですよ、とたびたび口に出るほど、
顔は苦しいという表情でしわだらけになり、日のまわりは国内炎と広角炎で
ただれている。一人で来られたので治療の時には、家族の付き添いを必要と
するむねお話をして、大体のことを御話聞いてその日は終りにした。
このように具合が悪いと、人の話を理解しながら聞くということはほとん
どできない。何か話を聞いているが、後で思い出すことができなければ、
どうゆう状態であったかということはまったく聞いていない。
そこで治療など始めると、そのつもりでなかったとか、あるいは、自分が
思った通りに症状が消えないとか、消えてしまった症状は大体人間は忘れるから、
残って居る症状に拘り、いつまでも病気が治らないとかそうゆうふうに苦情めいて
言ってくることがほとんどである。特にこの精神的な病気、神経の痛みや苦しみ、
これは本人の状態を外から見て分かることは一つもない。
301頁
わざと苦しい顔をしているかもしれないし、とにかく仮病を使っているかもしれない。
レントゲンで診てもC・Tで診ても、あるいは体重計で計っても、
おおよそ計測器といわれるメーターで、その人を計ってみても痛みやふらつき、
耳なり、眠れないということ、一肩が凝るという自覚症状そうゆうのはさっぱり
出てこないのである。だから付き添いという人がいて、本人の変わりに聞いて判断をし、
だれでも病気になると甘えたくなり、また、何かしてほしくなる。
また、神経の刺激治療を続けていく段階で、根気よくやるという脳の作用は
薄れてきているから、付き添いによって、さあ今日もやりましょうとか
癒導医学へ通うために何時に出ようとか、そうゆう催促をしなければ途中で
中断してしまうのである。薬はビタミン剤と安定剤を継続的に飲んでいる。
めまいを消す薬を当然飲んでおられる。体の状態をよく診てみると、
階段を上り下りするときにふわふわしてどうも足元がおぼつかなく、
非常に怖いというのでよく診ると体がこきざみに揺れている。
また、べろを大きく出させて診ると左に偏って曲がる。これは神経の働きの
右左アンバランスになっていることにもよるが、その神経の大本である脳の中に
できものができている場合もある。だから脳のレントゲンをとってもらって
脳腫瘍など深いところに病気がないことを確かめて来るように本人に伝えた。
お出でになったのは、最初通いで一段落してから自宅で行う方法に切り替える
というふうに希望されたので、それが最善の方法でありお引き受けすることにした。
この人と同じ体格、同じような顔付き、また、勤務地も東南アジアということで、
数年間現地邦人の指導。また、新しく仕事を始めたことを軌道に乗せる
そうゆうことをやってこられた人を思い出した。
次回へ続く・・・
富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
・登校拒否・出勤不能
・めまい(メニエール)・吐き気・不眠の治療
・パクパク食べて糖尿病の治療
・日本人の正しい性生活と悩み治療
・めざせ自律神経活性療法師
・退院後のリハビリの実際(楠葉図書館音声テキスト採用)
・癒導医学自宅治療の実際
・回復記録集251代表例(1000頁)
・よくわかる心の病と自律神経失調症
・癒導術Ⅰ
・癒導術Ⅱ