40代オヤヂの憂憤

現在の世の中に対する義憤や憂国の気持ちを率直に現してみる。ある種暇な40代オヤヂの床屋政談。

参院選対策ですか?

2007-07-03 15:53:05 | Weblog
久間防衛相辞任「参院選への影響も懸念して決めた」(朝日新聞) - goo ニュース


     安倍首相に辞任の意向を伝え、記者の質問に答える久間防衛相=3日午後1時14分、首相官邸で


どうも納得しての辞任ではないように思います。
恐らく自民党内で参院選対策で押し切られたのだと思います。
このようになるのだったら、安倍総理は問題発言があった時点で久間防衛大臣を罷免するべきでしたね。
自分の主義、主張の一貫性を保たせる為にもそうすべきでした。
そうしなかったので安倍総理も原爆投下の正当性に疑問を持たない人に見られてしまいましたね。
それとも安倍総理の人の良さ、お坊ちゃん気質がもろに出てしまったのかな。
小泉前総理はこうでなかったと思います。
小泉前総理も3代目政治家ですけど、彼は非情の政治家ですから自分の閣内にそういう人がいたらすぐ首を切ったでしょう。
安倍総理も少しその非情さを身につけて欲しいです。



言葉の重み

2007-07-03 02:59:12 | Weblog
「厳に慎んでもらいたい」 首相が久間防衛相に(朝日新聞) - goo ニュース


   久間防衛相の発言に抗議し、原爆死没者慰霊碑の前に座り込む市民団体のメンバーたち=広島市中区の平和記念公園で

最近の政治家に足りないのは自分の立場を自覚しての発言ですね。
それと自分の信念を持って言った発言ならば、簡単に撤回して欲しくないですね。
日本の閣僚が言った言葉は世界中に配信され、それが日本全体の主張だと取られかねないです。

戦前の政治家で浜田国松という方がいました。この方は腹きり問答で有名な方ですね。
少し長いですがウィキから引用します。

1937年1月21日、第70回帝国議会において政友会の浜田国松が軍部の政治干渉を痛烈に批判する演説を行った。

この演説を聴いた陸相・寺内寿一は「軍人に対していささか侮辱されるような感じのするお言葉がある」と述べた。しかし浜田に「私の言葉のどこが軍を侮辱したのか事実を挙げなさい」と問われたため「侮辱されるが如く聞こえた」と言い直した。浜田はさらに「速記録を調べて私が軍を侮辱する言葉があるなら割腹して君に謝罪する。なかったら君が割腹せよ」と激しく寺内に詰め寄った。


これと藤尾元文部大臣が”日韓併合は日韓両国の代表と合意の下締結されたのであって韓国側にも責任がある。”といった発言をして、当時はごうごうたる非難が韓国はもとより、国内サヨクの連中からも巻き起こりました。
これに困った当時の中曽根総理が辞職をするよう促しますが、藤尾元文部大臣は頑として受け付けず、
”自分の信念に従った発言だから、辞職というのは撤回と同じだから罷免して欲しい”といってとうとう罷免されました。

上記のように一国の政治家の発言とはそれほど重いものなのです。
軽はずみに発言をして謝罪してすぐそれを撤回するという行為が、どれほど日本の国益を損なってきた事か、政治家は今一度立ち止まり深く考えて欲しいものです。