60代の男のつぶやき

60代の男の行きつ戻りつ日記。バツイチオヤジの日常を過ごしていますが、なんて事のない日常を丁寧に楽しみながらの日記です。

母に感謝する事その1

2011年08月01日 | 日記
最近のブログでは、母の悪口のようで気が引けます。
感謝もしてるんですよ。

私は50代半ばですが、幼稚園は「ザベリオ学園付属幼稚園」でした。
現在は付属が取れて「ザベリオ幼稚園」のようですが・・・・・

当時のザベリオ幼稚園は、お金持ちの御子息やご令嬢が多かったようです。
制服はまだ無く、お揃いの水色のエプロンで一種のステータスでした。
当時はエプロンでも揃っている幼稚園は珍しかったようです。
私の家は、慎ましやかなサラリーマンで、一人っ子でもなく、
子供も3人おりましたのにどうして入ったのでしょう。

私は、まず「M保育園」に入園したのですが、トイレが汚くて便槽が溢れているのを見て
トイレに行けなくなってしまいました。
母にM保育園は辞めたい事を申告したようです。
わずかたった1日の入園でした。

突然、退園したわけですから他の幼稚園や保育園は締切が終わっていたようです。
それから申し込める幼稚園は数少なく、母が探してきたのがザベリオだった訳です。
母は、米代(よねだい・町の名)の近くからも行く人がいるらしい事まで調べてきて
「いいがよ?、おめ行ぐがよ?、今度のところは大丈夫がよ?」となんども聞かれた
記憶があります。

ザベリオには当時黒塗りの乗用車で通園するお金持ちの人も多かったようです。
私は、一緒に通っていたご近所で幼馴染の「しゅーちゃん」と徒歩ですが
「しゅーちゃん」のおばあさんがリヤカーを引く八百屋さんをしてまして、
リヤカーの木製のりんご箱に入り、よくリヤカー通園しました。
ザベリオにリヤカー通園したのは私としゅーちゃんくらいでしょう。

カトリックの教えは今だ心から離れるものではないようです。
特にカトリックの教典等をやった記憶は覚えていませんが、
人に意地悪をしてはいけないとか、仕返ししてはいけないとか
基本的な所で、神様がみていらっしゃるような考えが残っています。
わずか1年保育でしたが、カトリックの教えには本当に感謝しています。

そして、ザベリオ学園付属幼稚園に出してくれた母に感謝しています。