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バルカンの古都ブラショフ便り

ルーマニアのブラショフ市へ国際親善・文化交流のために駐在することに。日本では馴染みの薄い東欧での見聞・体験を紹介します。

我が家の電飾

2008年12月31日 01時15分26秒 | プロローグ

 ルーマニアの電飾の話に続いて日本の拙宅の電飾の話です。

 1999年の秋から年末にかけてシカゴに出張しました。11月末のサンクスギビング・デイが終わると多数の家庭で電飾を点け、クリスマス・ムードが一気に高まります。シカゴは「風の街 wind city」と言われるように年中ミシガン湖から風が強く吹きつけ、冬は特に寒くなるので、この電飾がほの温かく感じられました。そこでアメリカから電飾セットを買って帰り、拙宅に取り付けました。
 ちょうど2000年を迎える時期で、日本でもイルミネーションを飾る家が増えだした頃でした。それ以降、毎年年末には電飾を点けています。


ブラショフ秋色

2008年11月16日 22時22分09秒 | プロローグ
街の中の紅葉
 
ブラショフの秋は短い。10月下旬から11月中旬くらいにかけて葉が色づく。黄色が主体だが、蔦の紅いろは石造りの建物に映えて見ごたえがある。日本人である自然院は、移りゆく木の葉の色に見入ったりするが、ヨーロッパ人で紅葉に足を止める人はあまり見かけない。
        

 ツンパ山と紅葉
 日本の山は文字通り紅葉が多いが、欧州の山はほとんど黄色一色である。しかも葉が大きく、ドサッドサッと落ちて風情があるとは言い難い。それでも色が変わってくると、いよいよ近づく冬が訪れが予感される。
     

公園
 ブラショフの秋は、小春日和になったかと思うと突然厚手のコートが要る冬になったりを繰り返しながら、冬に近づいてゆく。公園の人たちは、残り少ない暖かい日差しを愛しむように、それぞれ楽しむ。
  

秋祭り

2008年10月11日 06時00分10秒 | プロローグ
今週は秋祭り。収穫を祝うというのは日本と同じです。いつも通っている野菜市場でも、飾り付けをしたりして賑わっています。
 
 秋の主役の一つは、やはりブドウ。ルーマニアのブドウは美味い。そしてワインも安くて美味い。ワインの醸造実演をしていました。
 
 
  
 先ずは、ブドウの実をスクリューで切断し、樽に入れてかき混ぜます。それを赤いタンクにいれて熟成させるとワインになります。途中段階のジュースはムストと呼ばれ、写真のように量り売りで売られています。(1リットルあたり150円くらい。)
ワインになるまで待てない人(実は自然院もその一人)は、そのまま飲んでしまいますが、これが実に美味い。

 ルーマニア料理は豚肉が中心。日本で豚嫌いの人でもルーマニアへ来ると好きになるというくらい、こちらの豚肉は柔らかくて美味しいですよ。
 トルコとの攻防に明け暮れた中世の頃、イスラム教徒であるトルコ人は豚を食わないので、東欧人にとって豚は無競合で獲得できる貴重な食材であった。そのため豚肉料理が発達し、現在に至っているとの説があります。
  
写真は上から、ソーセージ専門の屋台。豚のマスコット。豚の姿焼。

 カボチャも主役です。欧州やアメリカのハローインでもカボチャは重要な役割を果たしますね。日本のカボチャよりずっと大きいです。味は・・・・残念ながら、大味です。日本人には。
 

お知らせ

2006年12月19日 15時09分10秒 | プロローグ

日本へ一時帰国しました。帰国準備やらでバタバタしていて、ブログを暫くご無沙汰していました。来年1月中旬にはルーマニアへ復帰する予定です。本ブログ読者およびルーマニア・ファンへのお知らせです。

1.ルーマニアを語る会
自然院とルーマニアからの女子大生が最新のル-マニア事情について報告会を行います。
 12月23日(土)7時
 武蔵境駅前スイングビル11階レインボーサロン

2.ルーマニア紹介TV放映
最新のルーマニアについての現地ロケです。当センターの現地職員や日本語教師の活躍も紹介される予定です。 (自然院が登場するかどうかは微妙)
 12月30日(土)BS朝日「遠くて近い友好国ルーマニア(仮題)」

是非見てください。

 


いざルーマニアへ

2006年08月22日 02時18分52秒 | プロローグ

2006年6月。ルーマニア第2の都市ブラショフ市への駐在が決まってしまった。これまでも仕事で訪問した国は50カ国を超え、海外生活へのアレルギーは殆ど無い。しかし今度は少し勝手が違う。というのは、これまではビジネスのための出張・駐在だったが、今回はビジネス抜き。国際親善と文化交流が目的である。「柄にも無く」と言われそうだが、実はビジネスマン時代も、いずれはビジネス抜きの仕事をしてみたいという漠然とした気持ちはあった。それが、還暦を目前にして急遽実現してしまった。 実は、私が住むM市は10余年前からブラショフ市と友好関係があり、市民レベルの交流促進のため現地に日本語教育や日本文化紹介の拠点として交流センターを運営し、所長と日本語教師を派遣して来た。今回私が5代目所長に任命された次第。

日本人には馴染みの薄い東欧、それも地方都市。少しは珍しい経験もするだろうから、是非ブログで見聞録・体験録を書くようにと周りの人達から勧められた。(フレンドリーに命令された、というべきか。) そんなわけで、実体験に基づく独断と偏見に満ちたレポートを掲載しますから、お読み頂いて感じるところあれば、どしどしコメントして下さる事をお願いします。外地での単身赴任ですから、どんなコメントも大歓迎です。

 自然院(ジネンイン)