Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

Pack of lies

2006-07-09 | Weblog
一昨日、車を当て逃げされて車ともども凹んでいる井口です。

四季を通して気候が安定し、治安もよく、暖かく過ごしやすい。

NZのツアーガイドブックなどにはたいていこの言葉がある。
言っておくが嘘である。
6月から11月ころまで約5ヶ月間、雨が降り続く。
洗濯物は乾かないし、めちゃくちゃ寒い。
夏は日も長く過ごしやすいイメージがあるが、オゾンホールから降り注ぐ紫外線は日本の7倍。皮膚癌発生率世界一。
日焼け止めなしでは外を歩くことさえ厳しい。

治安など言うまでもなく悪い。
何度車上荒しにあったことか。
友人たちもかなりの被害にあっている。
泥棒も多く、保険屋泣かせの国である。
警察は全く捕まえる気なし。
大麻はそこらじゅうで吸っている。
目の前で女性が強盗に襲われた。
つい先日も当て逃げされた。
クリーニングに出せば破れて返ってくる洗濯物。
クレームを入れても無駄だ。
はじめから破れてたとか言われ謝罪もクリーニング無料券もない。
電気・水道・ガス全て込みの価格と言われてアパートを契約するも、あとから「そんなの言ってない」と請求される。
「契約書に書いてあったがな!あれ見せろ!!」
と言っても無駄。
「捨てた」と言われる。
契約書を・・・

どこが治安も気候もいいのか。

でも、海外とはこういうものなのかもしれない。
8割9割は上記に書いたように、無茶苦茶な国だ。
NZに1年も住めば、ほとんどの人は大麻のにおいがどんなものかは知って帰っていくし、夏の日焼けがやけどであることも知って帰っていく。
夜の一人歩きは自殺行為、車の中に大事なものを置いていくことは捨てたも同然ということも。
ただし!
残り1割の魅力には勝てないのだろう。
9時過ぎまで明るい夏季。
人懐っこく、やさしい人々。
新しい文化。
聞き取りにくい英語もまた一興。

ガイドブックはだいたい良い事しか書いていないから、NZに来るときはそれなりの覚悟で来ることをお勧めする。
覚悟を決め、リスクを最小限にすることで、1割の楽しみを2割3割と上げることはできる。
ただし、いくら気をつけていても当て逃げや車上荒し、泥棒だけは防ぎようが無い。
そういうときは諦めることが一番だ。。。

僕の車は朝起きるとドアがボッコリ凹み、運転席からの乗り込みは困難に。
ハンドルはニュートラルの状態で真横を向いてしまっていた。
犯人の手がかりは十分。
車に残された傷、なぎ倒された真横の道路標識、芝生に残されたタイヤ跡。
やる気さえあれば1日もかからず犯人は特定できる。
朝の段階ではその車も停車されていたのだから。

ただ、警察にやる気が無い。
「あと10m後ろに置いてたら良かったのに・・・」
そういう問題か?


さて、試合のほうはシニアが負け、プレミアが勝った。
リーグ戦、残り2試合。
それを2勝できれば、シニア・プレミアともにリーグ戦1位通過が見えてくる。
そしてプレイオフ。
8月12日決勝戦。

難しいことは考えず、ただ勝つだけ。
自分の選んだ道を否定するのも肯定するのも自分で決めるのだ。

全ては自分の中にある。


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