Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

14-18

2006-05-07 | Weblog
古巣との対戦。
負けられない一戦。

Helensvilleに到着するとファンのおばさんやおじさん、ラグビー関係者、昨年のチームメイトなど、いろんな人から声をかけてもらった。
如何に自分が可愛がってもらっていたかがわかる。
それ故に、昨年の準優勝チームTakapunaのスターティングメンバーで対戦相手として帰ってこられたことを誇らしく思った。
Helensvilleを離れるとき「Takapunaではプレミアで出場できないぞ!でもHelensvilleはお前を必要としている。遠いなら毎回送ってやる。だから今季も一緒にプレーしよう」と留意された。
めちゃくちゃ嬉しかったが、自分の目標を達成するにはHelensvilleのプレミアでは不十分だった。
ノースハーバー地区で優勝できるようなチームのプレミアで出場しつづけなければならなかった。

そのチームメイトの言葉どおり、TakapunaのプレミアにあがるにはHelensvilleのそれとは比べものにならないほど厳しい競争だった。
そしてそのポジション争いはまだまだ続き、プレミアの座をキープしつづけなければならない。
あとは優勝すること。
その条件を達成できれば、僕の目標は自然と近づいてくる。
そのために慣れ親しんだHelensvilleを離れたのだ。

昨日の結果は14-18。
Takapunaは4点差で負けた。
現時点での最強を決める対戦。
全勝対決。
TakapunaにとってもHelensvilleにとっても絶対負けられない一戦。

しかし負けた。
ミーティングした戦略はHelensvilleの好ディフェンスの前に潰された。
ウイングまでボールが回らない。
センターの位置で早いプレッシャーをかけられる。
予想通り、FW周り、BKフロントスリーのチャンネルは鉄壁。
冷静に考えればペナルティをこつこつしずめていくことができていれば勝つことはできたのだが、僕達はそれをすることができなかった。

現時点では4点差で負ける実力なのだ。
相手が僕達より4点分強かった。
HelensvilleがTakapunaより4点分強かった。

試合後、やはりいろんな人から声をかけられた。

昨季終了後、僕の意志は注目度の高いチームに移籍すること、優勝を狙えるチームに移籍することだった。
昨季優勝のMasseyか準優勝のTakapunaか・・・
その2チームに絞って考えていた。
いろいろ悩んだ結果、最終的に自分の意志でTakapunaを選択した。

Masseyが今季は泥沼の4連敗スタート。
対するTakapunaは全勝をキープ。
僕はプレミアにも昇格し、前途洋々の気分であった。

しかし、Helensvilleに負けた。
優勝するため、州代表になるためにHelensvilleを離れたのだが、そのHelensvilleが現在ノースハーバー1位。最強なのだ。

ただ、今シーズンはまだ1/3を消化したに過ぎない。
そしてHelensvilleとの対戦はもう一度ある。

今週はゲームがなく、怪我の治療とトレーニングに集中できる。
特にトレーニングはその強度を最大まで上げようと思う。
来週からは同組との2度目の対戦(ホーム&アウェイで2試合行われる)に加え、アザーサイドとの対戦もはじまる。
Helensvilleとの対戦は6月10日。

自分で決めたドアが間違っていなかった事を証明するためにも、今何をすべきかはわかっている。
そのドアを開けて何がでてくるか・・・ではない。
そのドアの向こうを自分の努力でどうにでもアレンジできるのだ。

数ヶ月前、自分で「このドア」と決めたからには、もう後戻りはできない。
既に他のドアの鍵は捨てたのだ。



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