何というか、国内世論が大して盛り上がることもなく、日本は招致活動に負けてしまいました

。愛すべき後輩から励ましの

を貰い、少し気を取り直してます。
今回の招致に向けて個々の皆さんがされた努力を誹謗する気は毛頭ありませんが、敢えて誤解を恐れずにコメントしてみたいと思います。
結論から言うとラグビーというスポーツが徐々に国内外でマイナー化していっているような気がしてなりません。
今回IRB(国際ラグビーボード。サッカーでいうところのFIFAにあたります)の対応も民主的でないと思います

。「投票で決めたのに何故得票数を発表しないのか」保守的という次元を通り越した時代錯誤ぶりは呆れるばかりです


。ラグビーというスポーツの理念から大きくかけ離れている


国内事情という観点でみても、明らかに人気は低迷しています。少子化問題等々ラグビーの取り巻く環境は厳しくなってきていますが、こんな時こそ協会の知恵の働かせドコロだと思います

。
社会人はトップリーグという新しい試みがあって、それは評価できると思っています。試合もレベルが上がり以前より面白くなりました。ただ、その面白さをどこまでPRしてきたかには大きな疑問があります。個々のチームは強化に向けて努力してると思いますが・・・。
大学は早稲田が圧倒的に強いため、ゲームの勝敗という観点での興味が薄れています。これには母校の明治の弱体化が大きく起因していると思います。12月第一日曜日の早明戦はラグビー界の日本ダービーなワケですから、母校の奮起に期待しています(と言って何年経つやら)。
高校はやはり、年末年始の全国大会の民法放送がなくなってしまったことが大きいです。今日埼玉県の決勝戦観ましたが、十分見応えがありました。
いずれにせよ、協会はファンを増やすための工夫をすべきです。バレーボールやJリーグといった(少なくとも人気という観点では)成功している他のスポーツ協会から参考にできることもあると思います。私が思いつくだけでも・・・。
①地上波放送の時間を増やす。: Jスポーツの頑張りには敬意を持って感謝していますが、スカパーやCATVだけでは裾野が広がっていかないのが現状です。具体的には年末年始の高校ラグビー全国大会を従来の放送形態に戻して欲しい。
②宣伝をしっかりやる。: 今回の招致活動でも、メディアの取り扱いの低さには唖然としてしまいました。同時期に行われていたサッカーのW杯プレイオフの結果(例:スペインが出場決定したとか)の方が大きく取り上げられてました。今回は世界に招致を呼びかけるPRビデオが小泉首相も出演して作成されましたが、「何故それを日本国民にPRしないのか」


そうすれば僅か16万人という恥ずかしい署名の数字にならないで済んだと思います。
事実、私の周囲には「誘致に失敗したニュースを聞いて初めて日本が立候補しているのを知った」人が何人もいました

。
私がスペイン戦観戦に行った段階で誘致のための署名活動目標が15万人と聞きました。それなりに根拠はあるんでしょうが、この目標値の少なさに協会の姿勢が顕著だと思います。目標は1,500万人だろー

フツウ
③福岡、大阪、埼玉(熊谷、深谷)のような、地域・学校との連携に成功している事例を展開していく。
④大学各校は早稲田の真にライバルとなる強化をする。特に明治大学

とにかく、今回の反省をしっかりと踏まえて、タイミングを逸することなく2015年以降の誘致活動をして欲しいと思います。