ラグビーのルール その2:得点方法について
ラグビーでは幾つかの得点の方法があり、それにより点数が異なっています。
まずはトライから説明します。
敵陣にボールをグラウンディングさせて、5点獲得できます。
アメリカンフットボールでのタッチダウンに似ていますが、タッチダウンは敵陣にボールを運んだ時点で成立します。ボールを敵陣に運んだけど、グラウンディングできずにトライが成立しないことがままあります。
トライが成立した後で、ゴールキック(GK コンバージョンと言う時もあります)というボーナスプレーができます。イメージとしてはバスケットのカウントワンスローに似ています。ゴールラインの中央にH字型のゴールがあるのですが、この上部を地面にセットしたボールをキックで狙います。得点は2点です。
要はトライを取ると最高で7点(ゴールを外すと5点のまま)取ることができます。
ワールドクラスの試合・実力が拮抗している試合だとノートライの試合もあります。
次に一般にPGと呼ばれているペナルティゴールという得点方法があります。得点は3点です。相手が大きな反則=ペナルティをした場合にPGの機会が与えられます。方法は上記のゴールキックと同様の方法です。因みにラグビーのフィールドの大きさは概ねサッカーと同じくらいですから、敵陣近くでこの反則をもらうと得点のチャンスが来るワケです。逆に言うとディフェンスは特に自陣近くペナルティを犯さないように注意しなければいけません。
最後にドロップゴール(DG)を説明します。得点は3点です。上記のPGがボールをセットして行われるのに対して、ドロップゴールは一連のプレーの中で、一度地面にバウンドさせたボールでゴールを狙います。こう書くと簡単に聞こえるかもしれませんが、実際には難しいプレーで、得点方法の中で一番回数が少ないです。ドロップゴールを狙うチャンスが多くないうえに、ラグビーボールというのは楕円球をしているため、ワンバウンドしたボールをコントロールしてキックすることに高度な技術が必要だからです。ドロップゴールが多くある試合は原則としてレベルの高い試合だと思っていいと思います。
以上の組み合わせで得点をしていくワケですが、点差・残り時間によってプレイを選択することになります。これがラグビーの面白さの要因でもあります。
まとめ
得点方法
トライ:5点
トライ後のゴールキック:2点
ペナルティゴール:3点
ドロップゴール:3点
余談ですが、私が観たことのある”フットボール”の中で、ボールが円形で、一点づつしか得点できないのはサッカーだけです。ラグビー、リーグラグビー、アメリカンフットボール、オーストラリアンフットボールは楕円形のボールで複数の得点方法があります。カナディアンフットボール、ゲーリックフットボールは観たことがないため知りません。
明日・明後日は全日本女子フィギュアですね。荒川の3+3+3回転が見たい