新古今和歌集の部屋

俳句:春愁竹秋




さく花を見終えてからと
         竹の秋





竹は、冬の厳しい時も葉を枯らさず、根の筍に養分を送り続け、次世代の筍に全ての養分を送り終えた晩春に葉を枯らす。筍は、その後1日で何十cmも成長し葉を繁らせる。
ふと葉桜となって、観光客もいなくなった古寺の竹林を、桜の散り終えるのを見届ける様にと思った。
愁は、秋の心と書くが、春もそうだなあ。
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