大いなる勘違い ~ 早稲田MBA奮闘記

早稲田大学ビジネススクール(WBS)での入学から卒業までの記録 + その後

幸福のものさし

2009年04月28日 | 日記/雑談
人はどのよう時に幸福感を得られるのだろうか?

筒井義郎大阪大学教授による日経新聞の連載記事『幸福の経済学』(朝刊 4月27日)に面白い定義が載っていた。

Aさんは給与が5000円上がって幸福と感じたとする。
しかしその後、同期のBさんが実は1万円アップしていたことを知った。

Aさんはどう思うだろうか?

最初の幸福感はどこかに行ってしまい、逆に自分は5000円しか上がらなかったことを不幸と感じるのではないか。

筒井教授によれば、人は絶対所得による幸福感より、相対所得による幸福感の方を強く感じると言う。

なるほど

所得に限らず、ある程度裕福な現代において、自分が幸福かどうかと言うのは、絶対的な価値観ではなく、他人と比べた相対的な価値基準でその度合いが決まるのだろう。

私が幸せかどうかではなく、あなたより幸せかどうかなのである。

格差社会と呼ばれるご時勢、この幸福度合いは益々広がってきている気がする。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
But... (Yukiko Sawai)
2009-05-09 12:19:26
他人と比べる前に、昨日の自分と比べることを楽しみたい。だって、他人に優っても、他人がほめてくれても、結局自分で納得できなければ、何の意味もないのだから。from my favorite essay
返信する

コメントを投稿