ラストに驚く、幻想的なミステリー小説。
ヴィクトリア朝末期のイギリスに名を馳せた
瞬間移動芸を得意とする2人の天才イリュージョニストの物語。
映画を観る前に(これは「プレステージ」の原作です)読みなおしてみたけれど、やっぱりこの小説は読み出したらとまらないほどおもしろかった。物語の軸となるのは、お互いにお互いを敵視し合っているアルフレッド・ボーデンとルパート・エンジャという2人のイリュージョニストの物語。で、その外枠に彼らのひ孫であるアンドルーとケイトの物語があり、彼らが2人の残された日記や手記を読み進めながら、その2人の「謎」に迫っていくという感じです。この小説のおもしろいところは、後から出てくるもう1人の手記を読むと、それまでに知った事実がまた違った風にみえてきて「一体どうなってるんだろう?」と謎が倍増していくところと、ニコラ・テスラという実在した科学者の史実を交えて物語を展開していくところ。ラストで明らかになる「謎」にもびっくりさせられました。
私がこの作品の映画化の話を知ったのは、この原作をはじめて読んだときのあとがきでだったけど、楽しみな反面、この小説を映画にするのはかなり難易度が高そうだなぁとも思いました。あとがきには<クリストファー・ノーラン監督でジュード・ロウとガイ・ピアース主演で映画化されるらしい>と書いてあったけど、実際の主演はその2人ではなく、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールになっていました。個人的にはジュード・ロウとガイ・ピアースのほうがキャラクターのイメージにあってたんだけどなぁ…。映画のストーリーをみるかぎり、原作に忠実というわけでではなさそう。でも、結構楽しみにしている作品です。主演の2人はイメージと違うけれど、パイパー・ペラーボが出てるんだもん! これは観なきゃ! ただ、ひとつ許せないのが「ルパート・エンジャ」が「ルパート・アンジャー」になってるところ。なんで「アンジャー」にしたんだろう??? 原作の日本語訳どおり「エンジャ」でいいじゃん
ヴィクトリア朝末期のイギリスに名を馳せた
瞬間移動芸を得意とする2人の天才イリュージョニストの物語。
映画を観る前に(これは「プレステージ」の原作です)読みなおしてみたけれど、やっぱりこの小説は読み出したらとまらないほどおもしろかった。物語の軸となるのは、お互いにお互いを敵視し合っているアルフレッド・ボーデンとルパート・エンジャという2人のイリュージョニストの物語。で、その外枠に彼らのひ孫であるアンドルーとケイトの物語があり、彼らが2人の残された日記や手記を読み進めながら、その2人の「謎」に迫っていくという感じです。この小説のおもしろいところは、後から出てくるもう1人の手記を読むと、それまでに知った事実がまた違った風にみえてきて「一体どうなってるんだろう?」と謎が倍増していくところと、ニコラ・テスラという実在した科学者の史実を交えて物語を展開していくところ。ラストで明らかになる「謎」にもびっくりさせられました。
私がこの作品の映画化の話を知ったのは、この原作をはじめて読んだときのあとがきでだったけど、楽しみな反面、この小説を映画にするのはかなり難易度が高そうだなぁとも思いました。あとがきには<クリストファー・ノーラン監督でジュード・ロウとガイ・ピアース主演で映画化されるらしい>と書いてあったけど、実際の主演はその2人ではなく、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールになっていました。個人的にはジュード・ロウとガイ・ピアースのほうがキャラクターのイメージにあってたんだけどなぁ…。映画のストーリーをみるかぎり、原作に忠実というわけでではなさそう。でも、結構楽しみにしている作品です。主演の2人はイメージと違うけれど、パイパー・ペラーボが出てるんだもん! これは観なきゃ! ただ、ひとつ許せないのが「ルパート・エンジャ」が「ルパート・アンジャー」になってるところ。なんで「アンジャー」にしたんだろう??? 原作の日本語訳どおり「エンジャ」でいいじゃん
〈プラチナファンタジイ〉 奇術師 早川書房 このアイテムの詳細を見る |