映画 &音楽マニア

観た映画の感想(5段階評価つき)・好きな洋楽バンド紹介・大好きなバンドZOLOFの話題も

パーフェクト・ストレンジャー

2007-11-23 23:34:07 | 映画「は」行
パーフェクト・ストレンジャーな~んかスッキリしないどんでん返しムービー。

新聞記者である主人公ロウィーナの幼馴染みのグレースが殺される。
ロウィーナは彼女を殺したのは彼女と不倫関係にあった
大手広告代理店の社長ハリソンではないかと疑い、その会社に潜入。
彼女を殺した犯人は一体、誰?というサスペンスもの。

「誰もが罠にかかる、衝撃のラスト!」という謳い文句で宣伝されていた、いわゆるどんでん返しムービーのこの作品、観る前から煽りすぎなんじゃないかなぁと思ってしまいました。正直、私はそのシーンにビックリしなかったし。それが、そのシーンの見せ方のせいなのか、私がストーリーにのめり込めてなかったからなのか、どんなどんでん返しやろうと期待しすぎていたからなのか、理由はわからないだけど、なぜか驚かなかったんだよなぁ…。意外や意外な展開ではあったけど。観終わって思ったのは、「この展開を読める人っているのかなぁ?」ってこと。なんか考えるといろんなことが腑に落ちないような…。ジョヴァンニ・リビジ演じるいかにもなマイルズの設定もなんだかなぁ。ハリソン役のブルース・ウィリスもはまってる役ではあるんだけど、「え~、こんなんでいいの~?」みたいな。すごく中途半端な役だったんだよなぁ。う~ん、全くおもしろくないというわけじゃないんだけど、な~んか釈然としない作品でしたね。かといって、2回は観たくないな(笑) 私がつけた点数はサスペンス映画としての点数です。どんでん返しムービーとしてだと★1つですね。

パーフェクト・ストレンジャーパーフェクト・ストレンジャー
PERFECT STRANGER (2007 アメリカ)
監督:ジェイムズ・フォーリー
出演:ハル・ベリー ブルース・ウィリス ジョヴァンニ・リビジ ニッキー・エイコックス
    ダニエラ・ヴァン・グラス ポーラ・ミランダ


ベクシル 2077 日本鎖国

2007-10-20 00:22:52 | 映画「は」行
ベクシル

今まで味わったことの無い映像を体験して下さい。

これは、3Dライブアニメ("3DCGをセルアニメのような画風に変換するトゥーンシェーダー、登場人物のリアルな動きを可能とするモーションキャプチャの技術を用いたジャパニメーションと3DCGの融合を意味する造語" Wikipediaより抜粋)という手法で描かれた第2弾のアニメ。


物語の舞台は近未来の日本。ロボット産業とバイオ・テクノロジーで市場を独占した日本は、その技術の危険性が指摘され国連から規制を求められる。しかし、日本はそれを無視し、ハイテク技術を駆使し鎖国を強行。それから10年後の2077年。アメリカの特殊部隊SWORDの一員であるベクシルは極秘ミッションの為、日本に潜入する。彼女が閉ざされた国、日本で見たものは?

この作品の映像には慣れるまで少し違和感を感じるかもしれないけれど、慣れてきたらその映像のすごさに目を奪われます。私は、「アップルシード」(3Dライブアニメ第1弾)で体験済みだったので、最初から違和感なく観れましたが。というか、「アップルシード」の映像よりさらに進化していてものすごいことになっていました。(ジャグの映像にビックリ!) 映像もみごたえある上に、「鎖国を強行している日本」という舞台設定もおもしろくて結構はまってみていたんだけど、後半(ベクシルたちが大和に潜入してから)はストーリーがちょっとおなざりになっていて残念…。その前まではグッとくるシーンもあってよかったんだけどなぁ。
あと、ベクシル役の黒木メイサとレオン役の谷原さんになじめなかったです。それとは対照的にマリア役の松雪さんは、はまっていてめちゃくちゃかっこよかった。そのせいか、ベクシルよりマリアの方が印象に残ってます。
そうそう、この作品も「アップルシード」と同じようなダンスミュージック(ポール・オークンフォールドやブンブン・サテライツなど)がバックに使われています。戦闘シーンはPVみたいでかっこよかったです。

VEXILLE (2007 日本)
監督・脚本(共同):曽利文彦
声:黒木メイサ 松雪泰子 谷原章介 大塚明夫
ベクシルベクシル

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

2007-07-23 23:45:50 | 映画「は」行

完成度の高かった前作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」をも
上回る完成度の高さにびっくり!
そして、そして、イメルダ・スタウントンが最高!!!

いつも原作を読み直してから映画を観に行くんですが、今回は再読せず観に行ってきました。なぜかというと、いちばんページ数も多い上に(ペーパーバックで870ページもある)難しくて読みにくく、特に後半の魔法省の部分がよくわからず、この5作目はあんまり好きになれなかったので。でも、映画を観たら、映画版はシリーズ中でいちばん引き込まれる作品、かついちばん好きな作品になりました。なので、今原作を読み返しています(笑)

この第5作目は、シリーズ中、いちばんダークで内容がこゆい作品なのですが、映画版は、いらない部分をうまくそぎ落とし、すごくわかりやすくタイトにまとめていたのでびっくりしてしまいました。ただ、原作のロンファンはショックを受けるかも。原作では、ロンが寮長になったり、クイディッチで活躍したりとロンのシーンが多いけれど、映画では全部カットされてしまっていて、ロンのシーンは少ないので。
今作がすばらしい作品なのは、そういう脚本のうまさに拠る所も大きいけれど、それともう1つ、新しく登場するキャラクターに拠る所も大きいと思います。ベラトリックス役のヘレナ・ボナム=カーターに、ルーナ役のイヴァナ・リンチ、そして、ホグワーツをのっとろうとするアンブリッジ役のイメルダ・スタウントン。3人ともすごくはまっていてよかったです。
その中でも特に、イメルダ・スタウントンははまりすぎ。アンブリッジの横暴な振る舞いには、原作を読んでいるときに、ものすごくムカムカさせらてたんですが(本を読んでいてここまで憎たらしく思えた悪役は他にいないかも)、イメルダ・スタウントンは、ほんと原作からそのまま抜け出たようにアンブリッジを演じきっていました。で、それがむちゃくちゃウマイ!彼女がハリーに罰を与えるシーンなんか鳥肌ものです。間違いなく、今作の影の主役は彼女です(笑)
ダニエル・ラドクリフの趣味なのかどうかはわからないけれど、今回は劇中でTHE ORDINARY BOYSの曲(タイトルは忘れました…)がかかってました。

HARRY POTTER AND THEORDER OF THE PHOENIX (2007 アメリカ)
監督:デイヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ゲイリー・オールドマン
    イメルダ・スタウントン マギー・スミス アラン・リックマン ヘレナ・ボナム=カーター
    レイフ・ファインズ マイケル・ガンボン エマ・トンプソン イヴァナ・リンチ
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(1枚組)

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プレステージ

2007-06-28 22:35:42 | 映画「は」行
プレステージ脚本にしびれました。
この作品の脚本には満点をあげたいです!

舞台は19世紀末のロンドン。
ある事件をきっかけに、
思わぬ運命を歩むことになってしまった
2人のイリュージョニストの物語。

プレステージ私は原作である「奇術師」を読んでからこの作品を観ました。原作の映画化って、原作に忠実に映画化するパターンとそうでないパターンがあって、どちらにしても、すでに自分の中でイメージをつくりあげてしまっているので、「あの場面はこんなじゃない」とか、「この役はこの人じゃない」とか、思ってしまうことが多いと思います。私も観る前は、2人のイリュージョニストはヒュージャックマンとクリスチャン・ベールじゃな~い、全然ちが~う。プレステージ絶対、ジュード・ロウとガイ・ピアース(原作のあとがきにそうあった)の方がはまってるのにと思っていたけれど、観てみると、ぴったりで、2人ともすごくよかったです。配役に関して言うと、みんなすごくはまりやくだったと思います。(あっ、オリビア役のスカーレット・ヨハンソンはのぞいてだけど…) カッター役のマイケル・ケインもすごい良かったし、テスラ役のデイビッド・ボウイはかなり印象的でした。彼独特の存在感がこの役にピッタリ! 個人的にはジュリア役のパイパー・ペラーボを久しぶりにスクリーンで観れたのもうれしかったです。で、内容も「あの場面はこんなじゃない」と思うシーンが一切なかった。ほんと、この作品、脚本がうますぎなので、原作を読んで展開を把握しているのにもかかわらず、最初から最後まですごいひきつけられて観てしまいました。原作の核となる部分はそのままに、原作にない要素を取り入れて、映画オリジナルなストーリーをみせてくれるのがすばらしい。観終わって知ったんだけれど、この映画の脚本を担当したのは、監督の弟であり、あの「メメント」の原作者であるジョナサン・ノーランでした。ジョナサン・ノーランの才能に再びびっくりさせられました。この作品は、原作を読んでから映画を観ても(映画オリジナルな展開を楽しめる)、映画を観てから原作を読んでも(映画化されていない部分を楽しめる)、どちらでも楽しめると思います。どっちからにしてもラストの展開に驚かされると思います。それか、固まってしまうかも(笑) そうそう、この作品のエンディング曲を歌っているのはトム・ヨーク! あっ、それとすごく気になっていた「エンジャ」が「アンジャー」になっていたことについてですが、う~ん、発音を聞くと「アンジャー」に聞こえるけど、やっぱり原作が「エンジャ」だから、映画でも「エンジャ」にして欲しかったです。


THE PRESTIGE (2006 アメリカ)
監督・脚本(共同):クリストファー・ノーラン
出演:ヒュー・ジャックマン クリスチャン・ベール マイケル・ケイン スカーレット・ヨハンソン
    パイパー・ペラーボ デイヴィッド・ボウイ アンディ・サーキス


ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!

2007-06-12 19:39:42 | 映画「は」行
これは隠れた秀作です!!!!!
一度観たらクセになるエッジのききまくったブラックコメディ。

物語の舞台は、まもなく生徒会長選が行われようとしているカーバー高校。
その選挙戦を巡る人間模様が、コメディタッチで描かれています。

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!ものすご~く観たかったのに、どこを探してもみつからず、ケーブルでも放映されず、もうこのまま観れないのかなぁと思っていたら、最近加入したTSUTAYAの宅配レンタルで発見!!! 念願叶ってやっと観ることができたわけですが、これがまた期待以上の大ヒット作で、続けて3回も観てしまいました(笑) 主な登場人物は、マシュー・ブロデリック演じる生徒に人気のあるマッカリハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!スター先生、リース・ウィザースプーン演じる生徒会長の座を狙う優等生だけどちょっと鼻につくトレイシー、クリス・クライン演じるマッカリスター先生の勧めでトレイシーの対抗馬として立候補することになった体育会系のポール、そして、親友だったリサをポールにとられてしまってやきもきしているポールの妹のタミー(演じているのはジェシカ・キャンベル) この作品のすばらしいところは、それぞれの登場人物のキャラがたっているところ。性格描写がすごいうまい。すべての登場人物が印象を残してくれます。(私はタミーのキャラに魅せられました(笑) あともうひとつは、作品の描き方。このブラックなノリが最高! 全編ブラックユーモアで埋め尽くされているけれど、実は深い作品です。まだ「スター」ではなかったリース・ウィザースプーンが出演しているけれど、「キューティ・ブロンド」を観る前にこの作品をみていたら、「なんてイヤな奴なんだ!」と、彼女に対してすごい嫌悪感を持ってしまいそう。で、「扱われ方がひどいんじゃないの?」と思ってしまいました。マッカリスター先生がトレイシーを紹介する場面で2回ほど一時停止状態になるんだけど、その時の彼女の顔が…。「ここで止めなくてもねぇ」というような顔が映し出されるので(しかも2回も)ちょっとかわいそう。あと個人的に気になったのが、マッカリスター先生が乗っている青い車。エンジンをかけると自動的にシートベルトがしまるなんてスゴイ! あまりにも衝撃的だったので、巻き戻して観てしまいました(笑) そうそう、この作品はクリス・クラインのデビュー作でもあります。ポール役の役者がなかなかみつからなかったときに、アレクサンダー・ペイン監督が撮影の下見に行った先の高校の校長先生から勧められていた彼のことを思い出し、オーディションを受けてもらったら、ばっちりはまっていたので彼の出演が決定したそうです。それにしてもこの作品が劇場未公開作とはすごいビックリ。こんなにおもしろいのに。「ミーン・ガールズ」が好きな人は絶対はまると思います。


ELECTION (1999 アメリカ)
監督・脚本(共同):アレクサンダー・ペイン
出演:マシュー・ブロデリック リース・ウィザースプーン クリス・クライン マーク・ハレリク

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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ハイテンション

2007-06-07 21:49:13 | 映画「は」行
リュック・ベッソン提供のフランス映画史上初のスプラッターホラー!

試験勉強をするために、友人アレックスの実家を訪れたマリー。
そこは、人里離れた一軒家。
夜のとばりが下りたとき、その家に残忍な殺人鬼が忍び寄る。
マリーとアレックスはその殺人鬼から逃れることが出来るのか?

ハイテンション「スプラッターホラー」と銘打たれてるこの作品、ホラー好きな私には、思ったほどグロくなく、スプラッター度もそんなに高くなかったと思います。こういうの見慣れていない人にとっては結構グロいのかも(笑) 巨匠ジャネット・デ・ロッシが手がけた特殊メイクは見ものです。私がいちばん印象に残っているのは、のどを切り裂くシーン。このシーンはすごいリアルでグロかった。この作品、まず私は、出演者に「オオッ!」と思ってしまいました。ハイテンション殺人鬼を演じているのは、あの「カルネ」や「カノン」で馬肉屋の男を演じていたフィリップ・ナオン(この人こういう役がピッタリ!) そして、主人公のマリーは観ながら「どこかで見たことあるんだよなぁ、この人」と思っていて、あとから「ぼくセザール 10歳半 1m39cm」のサマンタ役だった人と判明。ストーリーはシンプルながら、結構ドキドキするシーンがあって楽しめました。隠れたマリーを探すべく、殺人鬼がトイレのドアを1つずつ開けていくシーンはかなりドキドキ。で、ラスト近くには予想外の展開が待ち受けていて、かなりビックリ。その時は、「うわっ、こんなオチを考えるなんてすごい。おもしろかった~」と思ったんだけど、そのオチを知った上で観直してみると、ストーリーがすごい不自然。考えれば考えるほど腑に落ちず、「いいように驚かされただけかも…」と思ってしまいました。ストーリーにひねりがあったのはよかったけど、つじつまがあわないのはどうかなぁと。見ごたえのある作品だっただけに、ちょっと残念。
HAUT TENTION (2003 フランス)1/2
監督・脚本(共同):アレクサンドル・アジャ
出演:セシル・ドゥ・フランス フィリップ・ナオン マイウェン

ハイテンション アンレイテッド・エディション

角川エンタテインメント

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パパラッチ

2007-05-18 22:04:29 | 映画「は」行
スターになるのも楽じゃない!?
カメオ出演者が豪華なハリウッド内幕もの。

主演したアクション映画のヒットによって、一躍トップスターの座に躍り出た俳優のボウ。
しかし、その日から、彼と彼の家族はパパラッチの標的に。
執拗なまでに彼と彼の家族を狙うパパラッチに、ボウは復讐を開始する。

パパラッチ最初は、「パパラッチこわ~」とか、「こんなに追い回されるんじゃスターも大変だぁ」と現実味を帯びたストーリーに引き込まれていたんだけど、ボウが復讐を開始したあたりからズレが生じてきて「エッ! これってラストはどんな展開になるの?」と不安になり、で、むかえたラストは結果的には良い終わり方だったけど、「こんなラストでいいのかぁ?」とツッコミを入れたくなるようなラストでした(笑) 決しておもしろくないストーリーじゃないけれど、
パパラッチなんか腑に落ちなくて、観終わってからもいや~なモヤモヤ感に包まれてしまい…。やっぱり、こういう作品は「スカッ!」と終わって欲しい。この作品は、カメオ出演者が豪華でビックリです。ヴィンス・ボーンに、マシュー・マコノヒーに、プロデューサーを兼ねているメル・ギブソンと。しばらくして思ったのは、これってもしかしてカメオ出演しているスターたちのパパラッチに対する思いが描かれてたんじゃないかと。そういう視点で観るとおもしろいかも。だって、登場するパパラッチは悪の権化でしかなく、そんなヤツラをヒーローである俳優(ボウ)がバッサバッサと倒していって、で、倒された姿をみて爽快感を味わうみたいな。って、深読みしすぎかな(笑) 個人的には、久々ロビン・タニー(ボウの妻役)がみれてうれしかったです。

PAPARAZZI (2004 アメリカ)
監督:ポール・アバスカル
出演:コール・ハウザー ロビン・タニー クリス・ロック トム・サイズモア トム・ホランダー

パパラッチ

日活

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ハウス・オブ・ザ・デッド

2007-05-08 19:47:57 | 映画「は」行
ゲームはすごいおもしろいのに、映画は…。

やっとのことで船をチャーターし、孤島で行われているパーティー会場へ向かう5人の若者。
彼らはチャーターした船の船長から、その島が「死の島」と呼ばれ、恐れられている島だ
ということを聞かされる。一体その島には何が? そして彼らは無事に帰ってこれるのか?

ハウス・オブ・ザ・デッドこれは「ハウス・オブ・ザ・デッド」というゾンビシューティングゲームの映画化で、そのゲームの前日談が語られています。私はゲーセンでこのゲームをプレイしたことがあるけれど、プレイしていようがいまいが、これはかなりキビシイ。しかも、これが劇場公開された作品だったなんて…。ストーリーも…なのに、途中、途中に挿入されるゲームシーンのうざいことといったら。挿入しすぎてスハウス・オブ・ザ・デッドトーリーの流れを邪魔しているし、ほんと、何度も挿入した意図がわからない。あと、気になったのが、パーティー会場のステージ上に「SEGA」と書かれた大きな横断幕があったこと。その時点で苦笑いしてしまったんだけど(「ハウス・オブ・ザ・デッド」はセガのゲームなんですね)" そのあとにも登場するからさらに苦笑い…。すごい不自然。作品のなかでそんなにSEGAを宣伝しなくてもいいんじゃないの、と思ってしまいました。あっ、もしかして、たくさんあったゲーム場面の挿入シーンって、実はこのゲームの宣伝のためだったの???

HOUSE OF THE DEAD (2003 アメリカ)
監督:ウーベ・ボル
出演:オナ・グローアー ジョナサン・チェリー ユルゲン・ブロホノフ

ハウス・オブ・ザ・デッド

日活

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ハンニバル・ライジング

2007-05-04 15:16:10 | 映画「は」行
ハンニバル・ライジング「ハンニバル・ライジング」って
サイコサスペンスではなく、ホラーだったのか(@_@)

ハンニバル・レクターの誕生秘話
というより、ハンニバル・レクターの復讐譚。



ハンニバル・ライジングこのレクター博士シリーズって、映画化されるたびにおもしろさグラフはどんどん、どんどん下降してきてたけど(「羊たちの沈黙」→「ハンニバル」→「レッド・ドラゴン」)今回もそれが上昇することはなかったです(笑) ちなみに、最初に映画化されたのは「刑事グラハム/凍りついた欲望(DVDタイトル「レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙」)ですが、それは脇に置いときます。「レッド・ドラ
ハンニバル・ライジングゴン」としてリメイクされたから。(リメイクよりオリジナルの方が断然おもしろい!) シリーズ中最低ラインに位置してしまったこの作品、何か間違った方向にいってしまっている…。ハンニバル・レクターが殺人鬼ハンニバルになっていく過程が描かれた作品かと思いきや、シリアル・キラーを扱ったちょいグロいホラーになっていた。殺して、殺して、殺しまくるみたいな(笑) 私はハンニバル役のギャスパー・ウリエル見たさにこの作品を観たので、終始、彼の美貌に酔いしれてたけど、違う人が演じてたらきつかっただろうな…。コン・リーが日本人役だったのにもびっくりしました。名前もレディ・ムラサキって…。(「イーオン・フラックス」のイナリっていう日本人の名前よりはマシかぁ) この作品の主役はもちろんハンニバル・レクター。でも、その主役を食ってしまったのが、グルータス役のリス・エヴァンス。彼はどの作品でも印象を残す演技をするけれど、今回は強烈すぎ。ハンニバルより格段にコワイ。いつもは、原作を映画化するというパターンなのに、今回はいつもと違って原作者のトマス・ハリスが原作と同時進行で脚本を手がけたらしいです。だから、毎回原作を読んでいた私ですが、今回は読まないと思います。原作も同じような感じだと思うから。ひとつ気になったのは、ラスト近くにハンニバルが背中に隠し持っていた刀がグルータスと対決するときは長くなっていたような気がするんだけど、気のせいかなぁ???

HANNIBAL RISING (2006 アメリカ)1/2
監督:ピーター・ウェーバー
出演:ギャスパー・ウリエル コン・リー リス・エヴァンス ドミニク・ウエスト 



バタフライ・キス

2007-04-15 19:45:31 | 映画「は」行
バタフライ・キス
誰にでも、聴いただけで胸が熱くなる曲ってあると思うのですが、
私にとって、この作品で使われているTHE CRANBERRIES
"NO NEED TO ARGUE"がまさにその曲。これがまた曲にマッチした
イイ場面で使われていて、いつ観てもそのシーンは涙の嵐。

 ジュディスという名の女性を求めて彷徨い歩く連続殺人犯のユーニス。
ガソリンスタンドで働くミリアムはユーニスから贈られた軽いキスが
きっかけで 彼女に心からの愛を捧げるようになる。 これは彼女たちの
逃避行と「究極の愛」を描いた作品。で、 マイケル・ウィンターボトム監督長編デビュー作。

バタフライ・キスユーニスを演じるアマンダ・プラマーの圧倒的な存在感には何度観ても驚かされます。全身に及ぶボディピアスがあらわれたシーンも衝撃的だったけど(あれホントにやってるんだよねぇ。痛そう…)自分にガソリンをかけるシーン(写真右)にもビックリ。これって、アマンダ・プラマーが即興で行った演技なんだそうです。スゴイ!この作品はストーリーといい、独特のカメラワークで撮られたバタフライ・キス美しい映像といい、役にはまりまくった役者さんといい、素晴らしいところがたくさんあるんですが、私がいちばん素晴らしいと思ったのは曲の使い方。この作品のために作られた曲ではないのに、全ての曲が物語とマッチするようにものすごく効果的に使われている。使われているのは ビョーク、PJハーヴェイ、シャンプーなど。 そんな中でいちばん印象的なのがクランベリーズの曲。ラストの「究極の愛」=「救済」が描かれたシーンは、私の中で映画史上ナンバーワンに輝く名シーンです。クランベリーズの"NO NEED TO ARGUE"がかかると同時に光と影の交差する画面にかわり、曲とシンクロして2人の姿が映し出されてゆく。欲を言うならここはその曲の歌詞を字幕にして欲しかったなぁ。ちなみに、その歌詞は「もう言い争う必要はない / 私は全てを与えたけれど / 私には悲しさしか残らなかった / 私はあなたを失うとわかっていたの / でもあなたはいつまでも私にとって特別な人」 この歌詞を知って観ると涙の嵐です(笑) 悲劇的なんだけど、悲劇的ではないこの映画、 観終わった後、なんともいえない不思議な感覚に包まれる作品です。


BUTTERFLY KISS (1995 イギリス)
監督:マイケル・ウィンターボトム
出演:アマンダ・プラマー サスキア・リーヴス デス・マッカリー フリーダ・ドウイ

バタフライ・キス

キングレコード

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