三郷の寄り合い

　昨今の岸和田旧市【岸和田市の浜手】では夕方以降ともなると各だんじり小屋を開け道までだんじりを出し青年団は鳴物の稽古、大工方は屋根での踊る稽古そして前梃子担当は真剣に梃子を抜き差ししています。その様子を車で見に行くアホ【わい】もわくわくしています。あのリズムを聞けば自然に血が騒ぎます。よう走らんくせにな。鳴物の稽古が終われば青年団は走り込みに出ます。
　今年の試験曳きは最も遅くなります。なぜなら９月１日には三郷の寄り合いが行われます。元来試験曳きは九月の第一日曜日と決まっていますが三郷の寄り合いと重なった場合は次週に持ち越しです。
　さて三郷の寄り合いは何をするのかと言いますと各町の代表者が集まり宮入りとパレード順をくじ引きで決めます。誰もが早く行きたいのにべべたを引いてしまったりと一喜一憂の場です。
　今が一番嬉しい頃で祭りが始まると毎日椅子にへたってる安サラリーマンは立っているのかとても苦痛なのです。自分との闘いやね。