2月のはじめ、この季節になると毎年決まって美佳が荒れる。今年も節分の頃から風邪をひいたとかで機嫌が悪い。
確かに、1月末の暖かさに比べれば寒波襲来で寒暖の変化は激しい。しかし、部屋は暖かくしているし、寒がり屋の美佳は外出時の防寒対策も万全。先週に比べれば、鼻風邪も治まってきているし何が気に入らないのか不明。
今朝もブスッとした顔で「おはよう」と言っただけで、あとは無言で食事。母が、次の休日に祖母の見舞いに行こうと持ちかけても、「行きません」とツレナイ返事。いつもなら二つ返事でOKなのに・・・。
昨日の朝も、玄関でレシートを渡された母が「なによ、これ?」といった途端、「ワーッ!ギャー!」と喚いて飛び出していった。
鬱積した気分の基に何があるのか、見当がつかない。落ち着いた時に訊いてみても、美佳「ほら、あの、体調が悪かったの。頭が痛かったから・・・」etcと言うが、それは表面的な現象に聞える。
もっと根源的な何か、それを説明できるようになれば美佳のパニックも減るのだが・・・。