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Amateur Radio Station JA7KQC

DX 自作を愛するアマチュア無線ブログ

30m/2200m Transverter 2号機試作

2010-05-05 07:17:05 | 自作


1号機は真空管使用で未だ手直しを検討中。平行して「」使用の2号機を試作してみた。前記事のオーデオ用パワーICも基本的には使用可能と思われるが、当然ながら、HiFi過ぎて効率は良くない上、電源ONでスピーカーから「ボ」と出ない様遅延回路まであり、無線通信用としては、使用法の再検討を要すと解った。今回は、ジャンクボックスに比較的大きいトランジスター 2N3055 1個(安定化電源の修理のため数個入手での残り)を見つけたので、これをファイナルとしてみた。(あとでFETによるアンプのドライバーとする構想。)
前回同様TA7358で水晶発振、ミックス、バファーとし、アンプは2SK241GRパラ、2N3055の構成(単にジャンクボックスに有った部品を並べた。)手持ちの放熱版が小さかった事もあり、入力8W程度とした。
ファイナルの入出力は、昔のIFT改造及び手巻きコイル使用の同調回路を入れたので高調波は減ったが、格好は悪い。(今後、広帯域アンプとし、開放が期待される500kHz帯と共通としてみたい。)
信頼出来る測定器がないので、送信出力は不明ながら、簡易RF電圧計は振れているので電波は出ていると思われる。


オーデオパワーアンプ IC は 135kHz で使えるか。

2010-03-30 13:41:58 | 自作

固定局の135kHz用トランスバーターは真空管を使用してしまい、重い、部品の入手難等々苦労しているため、移動局用は半導体でスマートにと思っている。

以前、TVのイヤフォーン用アダプターアンプを作ったことがあり、廃ラジオから取り外した ICを使用していたと思い出して、蓋を開けてみたら、東芝 TA7208Pが見えた。この種のICはOTLで比較的高い周波数まで動作しそうだ。回路は東芝のテスト回路通りとしている。データーシートによると、9V 4Ω負荷で2Wとある。なお周波数特性表は100kHzで終わっていた。都合よく妄想すると、135kHzは2W程度パワーが出て、第2高調波以上はほとんど出ないと願い、簡易テストしてみた。

SGの信号135kHzをTS-850Sで直接、それとTA7208Pを通してSP出力を直接アンテナ端子に、またSP出力にステップアップトランス(TDK4924と表示のコアに30回巻、10回タップ付き。)をつけて、の3条件でTS-850Sの135kHz、270kHz、405kHzのSメーターを読んだ。 

結果、135kHzは直接受信に比べ、SP出力を直接アンテナ端子で45dB、更にトランス経由し数dBのアップとなる。高調波は、少なくとも第2までは同様に増幅、第3でようやく数dB増幅が下がる程度で、(試しに、1,820kHzを入力したら、約10dBの増幅だった。)この点では、妄想に比べて成績が良すぎるようだ。

トランスの出力にダミーアンテナを接続、TS-850Sは4mの釣竿アンテナでS=8で受信できるので、1~2W出ていると想像している。

一応、「この種のオーデオパワーアンプICは135kHzでも使えそう。」と判った。応用をいろいろ考えるのも面白いと思う。




2200m/30mトランスバーターの試作

2010-03-05 17:34:33 | 自作


以前の記事で、送信部分のヤンガーステージ及び受信部分の動作確認が出来たので、送信アンプを付けトランスバーターとしてみた。135kHz~10135kHzに変換としているが、近い将来開放が期待される500kHz帯もと考えると、例えば親機を28MHz帯にしても良かったとも思える。
以前から変更の回路は、水晶周波数変更(ダイヤルを見やすくするため、10.245 MHzから10.000MHzに)のほか、受信部のコイルはJH1FCZ大久保さんからFCZ-135をご提供いただき、真空管ラジオのIFT流用から変更、また送信部ミキサーの後のローパスフイルターをCR型からLCのπ型とした。
アンプの部分は、免許申請を、TSSによる認定料金の値上げ前に滑り込まそうと、後先考えず、手持ちの真空管使用(2SK30A-12BY7A-6JS6C×2)とした為、苦労する事となった。そもそも、回路図上ではオーソドックスなアンプではあるが、手持ちのジャンク活用で、数回、回路・部品の変更で、ケース(単なる枠)には収まらなかった。
球の問題か、はたまた試作者のアタマの問題か(たぶんこっちだろう。)まだファイナル部分には満足していないものの、無理を承知でつないだ、HF用高周波電流目安計(JA7AO松本さんからQSYいただいた船舶用?アンテナカップラーに付属していたものHFでおよそ計算値を指示。)では50Ωダミーに0.5Aと指示され、出力12.5Wの計算となった。正確だと免許電力から1桁落ちるが、この目安計LFでは振れが悪くなると思われ、一応、電波は出ていると判断した。(後で電球を灯して見て出力を推定予定。)また受信の方は、親機TS-850Sでの直接受信と比べ約10dBのゲインが出たので、必要ならAIPスィッチをONで使ってみる予定とした。


P/C-Transceiver Interface

2009-11-21 14:18:03 | 自作


前記事の最後で「Ctestwin」はCQ等を出せると書いたが、現状メッセージメモリー無しのリグも使用しているのでそれらに使用すべく、実際にリグのキーイングをやってみた。
P/CのUSBポートから市販の変換アダプターでRS-232に変換、DTR端子に、キーON時+6V(OFFで-6V)を利用TRスィッチでリグのキー端子に接続と簡単なものだ。何も対策していないが今の所回り込み等は無いようだ。
これを、小さなケースに入れ、併用するエレキーに固定させてみた。
 縦振キーからエレキーそしてメッセージキー更にはキーボードとなっては無線のイメージからだんだん遠くなっていくと思うのは私だけだろうか?。



2200m用アンテナ短縮コイルのインダクタンス推定 その2

2009-09-01 20:37:04 | 自作


「山」の藪の中にアヤシゲなアンテナがあり、ロシア語が流れている・・・誰かに見られたら通報されそうな写真です。

前回からの宿題、アンテナからケーブルで引き込み後短縮コイルを付けて数値推定は、小さすぎる気がして「1.8MHzの逆Lもどき」の直下に「可変コイル」を入れてみた。結果は、夕方153kHzのロシア語放送を受信、引き込み後(受信のみの場合では簡単で効果が大きい)では0.5mH程度に対し、直下では3.6mHでピークとなった。(いずれも、コイル無しでS=4からS=9となる。)見かけのインピーダンス測定は時間の関係で後日としたが、オートトランスのタップから推定40~50Ωと思われた。