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Amateur Radio Station JA7KQC

DX 自作を愛するアマチュア無線ブログ

JT65-HF 視聴

2011-06-14 12:07:09 | DX


 6月12日JARL秋田支部主催「ハムの集い」で遊んできた。講演一コマはJA7AGL相沢さん・JA7CSS高橋さんにより「JT65-HF」の紹介であった。
 「JT-65」は以前から、興味はあったが、QRV局は少ないのではないかと勝手に思いこみ、ペーパーライセンスだった。しかし、講演により「小さな設備でDXを楽しめる」メリットは、当面、DXもアパートからのみとなっている私にとっては朗報に思えた。

 まずは、現状どんなものか聴いて(視て)みる事にした。
 ソフトは以前からバージョンアップされているようで最新版で試してみた。
前回同様 IZ4CZI のサイトからダウンロードして、前回同様、簡単にインストール出来ると思っていたが、今回は、なかなかうまくいかずず、ウイルスの警告までが出現した。インストールのやり直しで一回目とどこが違ったかは不明ながら、ようやく目的の画面がでてきた。セッテングは、とりあえずコールとグリットロケーターを入力だけで良く、楽なソフトと思えた。
 早速、リグ(IC-760+ベランダの釣竿アンテナ)と接続してみたら、意外にも、QRV局は多いようで、ひっきりなしに受信できた。しかも、夕方の14MHz 30分位でカリブ・アフリカ・ヨーロッパなどワールドワイドにと、他のモードでは真似の出来ない優れものの様だ。欠点は、やはり速度が遅いことで1QSOに数分ではあるももの、こんなに受信できれば、お釣り出そうな気がした。

 とりあえず、感覚が解ったので、もうすこし慣れたら送信ボタンを押してみる予定とした。

 蛇足ながら「ハムの集い」での講演別コマの「135kHz帯運用の実際」では「JT-65」同様、微弱信号用モード「QRSS-120」では「C一文字だけで22分かかる」と紹介した私が「JT-65」は遅いとは言いづらい。HI
 また、もうひとつのコマは、バーテックススタンダートの堀口さんによる「VoIP」の紹介でした。「小さな設備でDXを楽しめる」としても、インターネット経由では、個人的には楽しさに疑問があったが、災害通信等には有用と感じた。

WW-160 空のプロパゲーションとQRVがミスマッチ

2011-01-31 11:34:49 | DX
今年は、アパートにて聴いてみた。
 あくまでも「ベランダ釣竿アンテナ」にての感想となるが、初日の夜~朝は2日目よりプロパゲーションは悪く、北米は西部、ヨーロッパも東部のみ受信できたが、聞こえる局数は少ない。ベアーフットで呼んでみても、JA ・UA0・BY・HLと苦労してようやくJT・KL7のみのQSO実績だった。以前は同条件で出来ている局にさえ届かない。今シーズンの今までからして「こんなものか」と感じた。
 2日目は、予想に反し良かった様だ。夜はスノーノイズの止まった時間は、北米中東部まで聴こえ、昨日呼べども反応なしだったKH6・W6からも返ってきた。しかし、中東が良く聞こえだした深夜で「どうせ飛ばない」「明日は月曜日」と、少しだけ仮眠のつもりが、気が付いたらコンテスト終了の10分前(6:50)だった。ヨーロッパはEAなどふだんは特定局を除けばあまり聞こえない「奥地?」も良く聞こえている。中でも強いRW2Fを呼んでみたら、数回のやりとりは有ったもののなんとかQSOができた。UA2Fはバンドニューであり、もう少し早起きできれば、他にもたくさん良く入っていたニューのはどうだったかなとも思うが、こんな設備でプラスワンは「山」からよりも嬉しい。
 「160mは同じプロパゲーションは2日は続かない。」と言われたいるらしいが正にその通りだった。


固定局のアンテナ全壊

2011-01-06 16:49:14 | DX


昨年末、秋田県沿岸部は瞬間風速30m程度の季節風を記録した。この時は、秋田市の約40km北方ある固定局のアンテナは無事だった。固定局から離れていた12/30夜~1/1朝は秋田市では数年ぶりに天候は穏やかな新年を迎えた。
しかし、この期間に固定局のアンテナは全壊、CQはスプレッタが折れ、逆Vはポールが曲がり倒れる、GP・逆Lは垂直部が折れていた。開局以来台風等も経験したが、こんなダメージははじめてだ。幸い、近くに民家等の無い山中のため、被害はアンテナのみだった。
保険にも加入していないので金銭的には意味が無いかもしれないが、あまりにも不思議なのと今後の参考にと、突風等の可能性を、秋田地方気象台で専門家に教えてもらった。結果は、周辺のデータから推定で、瞬間風速30mは考えられる、典型的な竜巻は季節風の多いこの時期には特定しがたい、落雷も同時(としたら)多箇所は考えにくい、また、各アンテナ(付近の杉の木を含め)が地上から10m程度で折れている等は、専門家からみても通常の強風とは違った可能性もあるかもしれない。との答えで断定的なことは不明ながら、風が主因であることは間違いでない様だった。
如何に不思議と思っても(悪い初夢であって欲しいとつねってみた程だった。)現実に発生した自然現象(人為的とはもっと考えずらい)は否定できず、再建の際も、倒れても人・物的に被害は出ないだろう場所を選びたいと思う。


PJシリーズ狙いWW CONTEST 2010 雑感

2010-11-29 07:04:27 | DX
 今年は多忙で、アクテビティが落ちている上、老朽リグのメンテナンスも進んでいない。
ノートパソコンも、内蔵デスプレー不具合で外部モニター併用のため、固定局のある山に持っていくのは面倒で、ロギングソフト無しでは、コンテストにまともに参加する気力が無いので、ニューとなったPJシリーズ狙いで遊んでみた。また、移動局のアパートの環境は年々悪化で、14MHz以下は強烈なノイズで使えない。
 10月末のSSBは、アパートからでもそれなりに遊べる目安としているSFIが80を超え、初日はアパートから21MHz以上に午後QRV出来た。釣竿アンテナでインド洋方面とも出来アパートからとしては数年ぶりに楽しめた。
 2日目は午前のみ時間が取れたので、PJシリーズ狙いで、山の固定局で朝の14MHz PJ2・PJ4を聞いたが、思ったより弱いし、100Wでもあり全く歯が立ちそうにない。日の出後点検したら、クワッドのドライブエレメントがスプレッダーから外れていて応急処置で、強力に受信出来るものの、届きそうに無いので次の機会に期待すべく、残りの時間はアンテナのメンテに費やした。
 11月末のCWは、山から日曜日の朝のみQRV出来た。夜明け前の1.8MHz、OE・S5・OZ・SV・9A等々私にとってはニューではあるが、以前同じ100WでQSO出来ている近場の局にも全くかすりもしなかった。こんな時に限って狙っていたVQ9LAが良く聴こえて呼べども呼べどもCQ連発状態。原因の一部は、逆Lアンテナのエレメントが早朝の嵐で杉の木にからんでいたのだが、仮にまともであったとしても、故障中のアンプを直さないと届かなかったと予想される。
 7時位、このバンドのみアンプをメンテ出来た14MHzにQSY、直ぐにPJ4Aのパイルを見つけ参戦したが、オンフレにもかかわらず、エンドレスコールでレートが上がらず、バンドを巡回し戻るとQRT(QSY?)してしまった。その後PJ2TなどとはQSO出来たが、PJシリーズ最後まで残っていたPJ4は今回も出来ず。
 結果、ニューとなったPJシリーズは、意外にも、難しいと思っていた北米側(PJ5~7)はコンテスト前に出来、比較的楽かと思っていた南米側(PJ2&4)に苦戦している。1.8MHzは先日ZL8Xには100Wで届いてよろこんでいたが、二匹目のどじょうは居なかった。



2200m初QSO

2010-03-28 12:47:09 | DX


トランスバーターを組み上げたが、出力パワー不足と思われる。試しに、100W白熱電球をアンテナ替わりにしても点かなかった。しかし、HF用とはいえRF電流計は振れることから、いくらかは出ていると判断、テストしてみるとした。

親機TS-850Sとトランスバーターをセットし、まずはダミーをつなぎ、恐る恐るキーをたたいて見たら、160m用アンテナをつないであるIC-760のSメーターは9程度できれいに聴こえまずは一安心した。

アンテナは160m用逆Lアンテナにコイルを追加、まずは、昔のテレビから外した、コア入り可変コイルであたりをつけ、特価処分で衝動買した2mmSQのIV線を塩ビパイプの枠に巻いてみた。ついでに、一回り小さいコイルを中にいれ、回転させる事で、可変インダクター(バリオメーター)としてみた。なおコイルの巻き回数などは、JR6BIJさんのソフトが的確に出た。http://jr6bij.hiyoko3.com/java_calc/coil.php またアースは160m用をそのまま使用してみた。調整はインピーダンスメーターにSGより137kHzを供給、コイルのコールドエンド・アース間をアンテナ端子につないで、メーターが最小となるコイルとした。また給電はリンクコイルを考えたが、インピーダンスメーターがLFに合わないのか、最適値が分からず、とりあえず直接給電としてみた。(写真は調整中。)

アンテナをダミーから上記に切り替えると「ザー」がやたらと気になる。受信部にトラブルかと思い、親機TS-850Sで直接受信してみたが、トランスバーターのゲイン約10dB落ちたが変化は無い、午前中の吹雪は弱まっていたが、スノーノイズと思うことにした。

ここで、クラブの先輩JA7NI 冨樫さんに電波を出してもらった。親機TS-850SのAIPをONとして直接受信にレベルを合わせた状態でSは9オーバーでノイズを突き破って聴こえた。早速呼んでみると、549が返り(後で、冨樫さんのアンテナは反対向けのままだったとご連絡をいただいた。)私にとって、2200mで初QSO(約65km)が3月27日成立した。

送信出力、アンテナへの給電最適化など課題も多いが、人工ノイズの少ない「山」でどれだけ聴こえるか楽しみもある。

このバンドの先駆者JH1GVY 森岡さんから「2200mクラブ会員証(一期生)」をいただいた。