みつい台周辺の花と蝶

みつい台周辺は未だ自然が一杯。
散策で出会った樹木や野草の花、蝶の姿を楽しんで。
(Ponちゃん)

NHK放送技術研究所見学・4K 8K超高精細度テレビジョン放送の情報

2016年05月28日 | その他
5/28  Up 曇りです。
5/26 NHK放送技術研究所の一般開放日に所内見学に行って来ました。
所内は我が国の通信技術の牽引役だけに、民政分野の放送関連技術開発の先進性を各所で感じました。
一見して軍事関係の技術開発と見られるものは全く見当りませんでした。

NHK放送技術研究所正面


見学者開場前


8Kテレビ・85型(1600万円とのこと)


説明コーナー


多々ある内容で各ご家庭に身近なものとして超高精細度(4K・8K)テレビジョン放送の最新の知見を得られたので
テレビ視聴の参考情報としてお知らせします。

主眼はどうすれば超高精細度(4K・8K)テレビジョン放送が見られるのかの話題に絞ります

1.先ず予備知識 精細度の違い。2Kと比べると画像処理形式が全く変わり表現が豊かになった。
 超高精細度テレビジョン放送(UHDTV)とは現在のハイビジョンテレビ放送(HDTV・2K)に対し下図のように
  4Kの超高精細度テレビジョン放送は2Kの4倍の情報量
  8Kの超高精細度テレビジョン放送は2Kの16倍の情報量
  を持っているテレビ放送で現在世界各国が技術開発と実用化を競っています。

 放送方式による情報量(画素数)の差
 

 展示会場で2K,4K,8Kのテレビが展示されており解像度の差、新らしい映像規格(HDR)が採用され良くなった画質を
 並べて見せられその差に素晴らしいの一言です。「百聞一見に如かず」で技術の進歩をまざまざと見せてくれました。

 未だこの技術は開発途上であり2018年の実用放送までは細部は日進月歩で改良されていくと思います。テレビの購入は
 急がなければ製品も安定期に入る実用放送開始前(2017)に購入するのがベターと思います。
 購入する場合は必ず「BS・110度CSによる4K・8K放送受信チューナー内蔵」の表記を確認すること。

2.国内の超高精細度テレビジョン放送の動静(ロードマップ)
 経過および今後
 1.2015/3 東経124/128度CS通信衛星による4K実用衛星の「スカパー!4K総合(Ch.596)・スカパー!4K映画(Ch.595)」が放送開始
     され今後継続運用される。
     同年一部のケーブルテレビ局からSETBOX経由で4K放送開始される。 
 2.2015/7-12 超高精細度テレビジョン放送の規格がまとまる。
 3.2016/8/1 よりNHKがBS17(右旋)で8Kの試験放送開始。コンテンツはリオのオリンピック他。
       この放送は製品が市場に無く、個人では視聴不可能です。各地のNHK放送局に行けば見られます。(テレビは85型で
       1600万円と言ってました。)
 4.2016/12/1より放送サービス高度化推進協会(A-PAB)によりBS17(右旋)で4Kの試験放送開始。
 5.2018 新BS衛星・東経110度CS衛星(左旋)による4K,8Kの実用放送開始

  注、超高精細テレビ放送の新技術基準の概要が決まったのが2015/12、各社はこれをもとに製品開発に取り組んでます。
    従って、現時点では3-5に対応する製品は市場に出てません。
    店頭の4K対応のテレビは3-5の放送は受信出来ません

 NHK発表のロードマップ


将来の超高精細テレビの放送は電波は左旋方式(電波の送信形式)でBS衛星と110度CS衛星が受け持ちます。
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