私の一番古いパソコン(H14.5.18組立)が先日、「パンッ」という音がしてOSが落ちてしまった。中を開けて見たら、電解コンデンサー頭が破裂していたものがあったが、再起動をかけたらまた正常に動き出したのでそのまま使用していた。
このパソコンは、予備のパソコンとして使用していたもので構成は
ケース EX2000 PRO(WinDy)
マザーボード AX4B Pro(Aopen)
CPU Pentium4 2GHz
メモリ 1GB
OS WindowsXp Pro./TurboLunux Home
で、まだそこそこ使えるものだ。そこで、修繕をしてLunux専用マシンにすることにした。
最近のプリント基板は何層にもなっているほか、チップの抵抗やコンデンサーが多く使用されており、素人が取り替え修繕できるのは大型の電解コンデンサーくらいしかない。
取り外したものは、2200μF(16V)3個、1500μF(6V)4個。2200μFは上から見ては分からなかったが底が破裂して電解液が浸みだしていた。1500μFは頭から電解液が浸みだすか、ふくらんでいるものがあったので取り替えることにした。
容量が同じものの手持ちがなかったので、全部日本製の1000μF(16V)に取り替えた。破裂した電解コンデンサーは全部同じ種類で、生産国は不明だが外国製のようだ。
取り替え後、現在のOSで起動を確認しOKだったので、「TurboLinux Fuji」をインストールし、Linux専用マシンとして再生した。
交換される前のコンデンサーは、画像から判別できる限りでは以下のメーカーの物だと思われます。
LELON ELECTRONICS CORP.
立隆電子工業股有限公司
http://www.lelon.com.tw/
製品としての質はほぼ最低ランクであり、コンデンサーに纏わる多くのトラブルが報告されているメーカーです。
近年ではマザーボードメーカーがこのメーカーの製品を避けるようになったため、あまり見かけなくなりましたが、それでもPC以外の低価格製品を中心に採用され続けており、コンデンサーの劣化を起因とする故障が相次いでいます。
コンデンサーの交換等の情報については、以下のサイト等を確認してみてください。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/6445/condenser/