いよいよ冬本番です。
お宅の哺育牛の調子はいかがですか?
咳や下痢、発育不良などのトラブルはないでしょうか?
寒さに弱い子牛
搾乳牛は寒さに強く、マイナス25度でも生活することができます。
しかし、生まれて間もない育成牛はとても寒さに弱く、プラス13度を下回るだけでストレスを受けてしまいます。
寒さ対策
まず大切なことは、子牛の体温を奪う原因を減らすことです。
次の『4つの寒さ』に注意して対策をとりましょう。
-----------------------------------------------
1.気化熱:体が濡れていると体温を奪われる
2.対流熱:体にすきま風があたると寒い
3.輻射熱:冷たいコンクリや鉄板の近くにいると寒い
4.伝動熱:コンクリや鉄板を直接さわると冷たい
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≫事例1
ハッチに敷き料を多めに入れ、絶えず乾いた状態にします。
(1.気化熱対策、4.伝動熱対策)
≫事例2
旧牛舎を改造したペンです。
横壁にコンパネを打ちつけ、すきま風が直接子牛に当たらないようにします。
(2.対流熱対策)
≫事例3
フリーバーン牛舎は空間が広いので、一部に覆いをつけて保温します。
(2.対流熱対策)
≫事例4
壁から冷気が伝わってくる場合はコンパネやスタイロフォームを貼って防ぎます。
(3.輻射熱対策、4.電動熱対策)
換気
子牛の保温を重視するあまりに換気が悪く、結露している牛舎を良くみかけます。
換気が悪いと湿気やアンモニアが溜まって、かえって子牛に悪い影響が出てしまいます。
湿気は牛の体温を奪い、アンモニアは子牛の呼吸器系の粘膜を攻撃します。
事例2や3のように建物の中で育成牛を管理する場合は湿気がこもりがちです。
寒い冬ですが、天気の良い日中は、窓や戸をあけて換気をとりましょう。
ご相談ください
厳冬期の換気・寒さ対策は、農場によっていろいろな工夫をすることができます。
詳しくは農業改良普及センターまでご相談ください。
お宅の哺育牛の調子はいかがですか?
咳や下痢、発育不良などのトラブルはないでしょうか?
寒さに弱い子牛
搾乳牛は寒さに強く、マイナス25度でも生活することができます。
しかし、生まれて間もない育成牛はとても寒さに弱く、プラス13度を下回るだけでストレスを受けてしまいます。
寒さ対策
まず大切なことは、子牛の体温を奪う原因を減らすことです。
次の『4つの寒さ』に注意して対策をとりましょう。
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1.気化熱:体が濡れていると体温を奪われる
2.対流熱:体にすきま風があたると寒い
3.輻射熱:冷たいコンクリや鉄板の近くにいると寒い
4.伝動熱:コンクリや鉄板を直接さわると冷たい
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≫事例1
ハッチに敷き料を多めに入れ、絶えず乾いた状態にします。
(1.気化熱対策、4.伝動熱対策)
≫事例2
旧牛舎を改造したペンです。
横壁にコンパネを打ちつけ、すきま風が直接子牛に当たらないようにします。
(2.対流熱対策)
≫事例3
フリーバーン牛舎は空間が広いので、一部に覆いをつけて保温します。
(2.対流熱対策)
≫事例4
壁から冷気が伝わってくる場合はコンパネやスタイロフォームを貼って防ぎます。
(3.輻射熱対策、4.電動熱対策)
換気
子牛の保温を重視するあまりに換気が悪く、結露している牛舎を良くみかけます。
換気が悪いと湿気やアンモニアが溜まって、かえって子牛に悪い影響が出てしまいます。
湿気は牛の体温を奪い、アンモニアは子牛の呼吸器系の粘膜を攻撃します。
事例2や3のように建物の中で育成牛を管理する場合は湿気がこもりがちです。
寒い冬ですが、天気の良い日中は、窓や戸をあけて換気をとりましょう。
ご相談ください
厳冬期の換気・寒さ対策は、農場によっていろいろな工夫をすることができます。
詳しくは農業改良普及センターまでご相談ください。