JA阿寒

「農業の発展と地域経済への貢献」をモットーに事業・運営を行っています。

TPPに関する講演会

2012-02-28 14:27:40 | 研修会・勉強会

 2月27日(月)釧路全日空ホテルにてTPPに関する講演会が開催されました。
 釧路地区の生産者をはじめ地元関連企業、消費者など約900名が参加し、阿寒からは約50名が参加致しました。
 東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏を、講師に迎え「TPPの大罪~あなたの生活が根底から変わってしまう」と題して講演されました。
 関税も国内制度も徹底的に明け渡して、しかし利益の少ないTPPに入る意味があるのか、全ての努力を水の泡にしてしまいかねないTPPの議論を、あきらめずに正常化させなくてはなりません。


農業電子図書館稼働

2012-02-20 14:35:39 | お知らせ

 当JAに「タッチパネル式農業電子図書館」が3月中旬に、設置されます。
 電子図書館は、農作物の栽培ポイントやこよみ、病害虫への対策方法などがタッチパネル式で簡単に検索することが出来ます。
 そのほかにも、「酪農・畜産生産の情報」や「郷土料理の紹介、産地農家の食卓レシピ」など暮らしに役立つ情報が満載です。
 また、携帯タッチパネル「ipad」も導入されますので、組合員宅を訪問する際に携帯し、現地において画像情報を確認しながら営農指導に活用していきます。


阿寒TMRセンター東北地方へ粗飼料支援

2012-02-14 14:34:38 | 農業

 去る、2月13日(月)阿寒TMRセンターは、東京電力福島第一原発事故の影響で粗飼料不足が深刻な東北地方へ粗飼料の支援を行うためサイレージラップ56個をトレーラー1車に乗せて、宮城県丸森町の酪農振興組合と丸森町営放牧場に向け輸送された。
 今回の支援については、以前より支援依頼があり、構成員と協議の上「同じ酪農家として、見過ごす事は出来ない」との意思の基に決定実現されたものであります。
 粗飼料は2月17日(金)現地に到着しており、乳牛には既に給与開始しており評判も上々で喜ばれていると報告を受けております。
 東北地方の粗飼料不足は解消される見通しはまだなく深刻な状況は続くと思われる中、今後も支援協力はあると思われますが、TMRセンターとしても可能な限り協力体制を継続し対応して行きたいと考えております。


普及センターコーナー

2012-02-06 14:36:46 | お知らせ

バケットミルカーの洗浄について~衛生的な初乳給与のために

 子牛を健康に育てるためには、初乳の給与が欠かせません。
 初乳の取り扱いに当たっては、搾乳方法やほ乳器具の衛生管理はもちろん、バケットの洗浄も大切です。
 見落とされがちなバケットの洗浄について今一度見直してみましよう。

洗浄・殺菌の手順
 基本はパイプラインミルカーの洗浄手順と同じです(図一)。

 使用したバケットは、前すすぎの後、アルカリ洗剤で有機物(タンパク質、脂肪分)の汚れを、三~四日に一度、酸洗剤で無機物(カ
ルシウム等)の汚れを落とします。
 酸洗浄は、必ずアルカリ洗浄後に行います。
 バケット使用前には、殺菌剤で殺菌を行います。

洗浄方法
 ミルカー部分は、ライナーから空気と洗浄液(すすぎの時は温水)を交互に吸わせるエアブラッシングを行います。
 バケット部分は、前すすぎの後、規定濃度の洗浄液を入れ、ブラッシングします。
 汚れが残りやすい肩口や底も丁寧に洗います。
 バケットの外側も忘れず洗浄しましよう。
 週一回は、ミルククローやティートカップ、フタ等を外し、分解洗浄します。
 酸性洗剤に二〇~三〇分浸漬後、ブラシで洗います。



温度について
 前すすぎには、三八~四三℃の温水を使います。
 温水を使う事で、洗浄温度の低下を防ぐ事ができます。
 タンパク質の汚れが凝固するため、熱湯(七〇℃以上)の使用は避けましよう。
 アルカリ及び酸洗剤は、六〇~八○℃の熱いお湯を使います。バケット洗浄は手洗いとなるため、火傷には注意して下さい。
 殺菌剤は、温度上昇と共に殺菌力が低下するので、四三℃以下の温水を使います。

濃度について
 洗剤を使う際、濃度が薄いと洗浄効果が落ち、濃すぎるとゴムの劣化や洗剤の無駄となります。
 殺菌剤は濃度が濃すぎても薄すぎても効果が落ちます。
 「バケツ八分目の湯にカップ四分の一で規定の濃度になる」等、使っている道具で濃度の確認をしておきましよう。
※ご使用の洗剤メーカーが推奨する温度や濃度に従って下さい。



保管場所
 洗浄したバケットは、清潔な場所に伏せて保管します。
 伏せる事で、ほこりが入らず、またバケット内の水が切れて乾燥させる事ができます。



 バケットが初乳の二次汚染源にならないよう衛生的に管理しましょう。