☆orange peel気分☆

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『砂漠でサーモン・フィッシング』

2013年02月24日 | ユアン・マクレガー

公式サイト

 

ずっと楽しみにしていたこの作品。

2週間限定で地元でも、遅れましたが公開がありました。

大好きな大好きなラッセ・ハムストレム監督

お年を召されて、ちょっと作品に切れがなくなってきたかなぁ・・なんて

最近は思っていましたが、この作品はとても楽しめました。

 しかも、キャストが大好きなユアン・マクレガー!もはや冷静に判断できないかも??

 

軽快にストーリーは進み、堅苦しくなく楽しめます。

そして後半は想像以上に恋愛色も強かったですね。

それぞれの登場人物が仕事とは?人生とは?振り返る感じに恋が絡むわけです。

 

ジョーンズ博士役のユアンが真面目に演じれば演じるほど、なんか笑えます。

ユアンは生真面目な役がやっぱり、はまり役です。

(そう油断していると、しっかりプレイボーイの役や悪人も巧みに演じてくれて驚かされます)

投資コンサルタント・ハリエット役のエミリー・ブラントが、

仕事に生きがいを持って取り組んでいる姿が、知的で美しく

ユアン世代の自分には、まぶしくてたまらない感じでした・笑

『ジェーン・オースティンの読書会』の彼女も良かったけど、今回の作品も生き生き演じていました。

 

首相広報担当官・マクスウェル役のクリスティン・スコット・トーマスがまた良いスパイスで

存在感大!

彼女もお子さんがたくさんいてキャリアウーマン(その辺りも気になる)なんですよね。

 

とにかく見所は、ジョーンズ博士(ユアン)とハリエット(エミリー・ブライト)と豪富シャイフ(アマール・ワケド)

の3人の夢(イエメンで鮭を泳がせる?そんな無謀な仕事)を素直に応援したくなるんです。

同士と言うか、信頼関係が3人に芽生える過程がですね・・観ていて、とにかく気持ちよい。

無謀な夢を持つシャイフですが、信心深くとても魅力的な人物でした。(この俳優さん、チェックだわ)

そこに、イギリス政府の思惑がシニカルに絡んできます。

 

見た後に、前向きになれて気持ちがほっこリする素敵な映画でした。

ラッセ監督のこの余韻がとにかく大好きです。

 

ジョーンズ博士は妻帯者なんですが、素直に自分の気持ちなど

ハリエットの恋人に伝える、その実直さにですね、これまたキュンとしてしまった私です

 

 

いつもはパンフレットは増えてしまうので、ぐっと我慢して買わないのですが、

今回は誘惑に勝てずに、買ってしまいました。

想像以上に小さかった・笑

 

パンフより (ラッセ監督のコメント)

この作品に惹かれた1番の理由は、不可能な夢を捨てずに、信念と希望で

やり遂げるというテーマですね。小さいけれど、素晴らしいメッセージだと思います。自分の監督作では

『ショコラ』(00)にとても近い。軽快な作品でありながら、ポジティブなメッセージが込められているところや、

童話的なところは共通していますよね。

 

ここ読めただけで、満足です

また素敵な作品を撮ってください。