夢と現実のおとぼけバラエティー

実際に夢で見た内容を載せています。それと落語や漫才・コント・川柳・コラムなどで世相を風刺したりしています。

夢って、奇妙キテレツ!(35)

2019-11-04 17:29:51 | 夢と現実のおとぼけバラエティー


501
テレビドラマの撮影セットの中にいる。
次の撮影の準備中だ。
食堂のテーブルの「ちゃぶ台返し」のシーンがあるという。
吾輩も出演者なのだが、さて・・・そういう演技は好みじゃない・・


502
電車の車両駐車場にいる。
こどもたちが数人、電車によじ登って遊びだした。
「こらーっ!その電車は壊れているから怪我するぞーっ!」と怒鳴って注意した。
本当に壊れた車両で、今にも分解しそうなのだ。


503(性夢)
温泉施設で飲み会をやることに。
男二人に女二人、おもしろい展開を期待する。
ところが同僚が都合で急に来れなくなったので、男はは吾輩一人になった。
浴衣を着た二人の女はがっかりしたようすだったが、
背の低い方の女が腰を下ろして座り、浴衣をはだけて「入ってきて」と言って股を広げた。
秘部は、とりあえず普通の茂みだ。
とりあえず偵察のために頭を突っ込んで、舌でペロペロ舐めて~(・・?))の構造を探る。
女は気持ちよさそうだが、入り口がなかなか見つからない。
試しに吾輩の如意棒をあてがってみたが、入って行かない・・・。
こういうのを昔から俗に何とか言ったと思うが、思い出せない。
そのうちに「健康診断の先生が巡回で来ました」と案内があって、
女は身づくろいをして、そちらへ行ってしまった・・・


504
学生時代のクラスメートたちと、
不要になったガラス板を何枚もリヤカーに乗せて
処分先を探している。
おあつらえ向きの建材店が見つかった。
掛け合ったら店主がメジャーを持って出てきて寸法を測っている。
店先にはいろいろな工具が展示してある。
リッキーさんとナデシコさんが「ここにあるような工具は、注文リストに書いたの?」
と聞くので「ボンボコとペコタンが書き出していたが、吾輩は見てない」と答えた。


505
会社のビル内、最近何者かが密かに出入りしている気配がすろ。 場所はどこだ?
地下室が怪しい・・。 地下室の蓋(ふた)を開けて中に飛び降りた。
中には全裸の若い女たちが壁際に立っていた。
いかがわしい写真撮影のモデルらしい。
すると背後から男の手が肩越しに伸びてきたので、
手を掴んで背負い投げで投げ飛ばした。
吾輩は「建造物不法侵入の現行犯で逮捕する」と言って男の両手に手錠をかけて、
同僚に上から引っ張り上げてもらった。
いつの間にこんなところに出入りしてたのか?油断も隙もあったもんじゃない・・・。


506
映像作品を作るのにパチンコの音が必要になった。
ポケットに録音機を入れてパチンコ店に向かった。
一つの台の前に座ったが、なかなかスタートしない。
不具合らしいので、店員に別の台を選んでもらった。
そこへ部長と副部長がやってきた。二人ともヤクザの親分風な印象だ。
従姉妹のせっちゃんを紹介しろという。
彼女は亭主持ちだと説明するが、そんなことは関係ないという。
思考方法もヤクザっぽい・・・。


507
祖母と妹が別室で壁をスクリーンにして映画を見ている。
いたづらしてドアーの隙間からリモコン操作で別の映画に変えてみよう。
変わった。アダルト映画だ。
祖母と妹が騒いでいる。
急いでリモコンのスイッチを押すが、なかなか切り替わらない・・・


508
旅客機に無断で乗っていたが、無賃搭乗だったのでアンデス山脈上空1000mで放り出された。
このまま落ちたら大変なことになるので、ゆっくり、じわりじわりと大の字になって降下することにした。
山頂の樹木にやっと足が届いた。 左側は市街地の夜景が展開しており、右側は荒れ地が広がっている。
一文無しだけど、どうやって家に帰るか?


509
以前住んでいた家に立ち寄った。 玄関脇の通路に茄子(なす)が良く生っている。
大きなものをどんどん収穫したら、カミさんが「そんなに採っても調理仕切れないよ」という。
裏手には、桔梗の花にちょっと似た花がたくさん自生していた。


510
運送業のドライバーをやっている。
国道を走行中に、突然FBIから電話が入った。
「今あなたが運送中の品にこういう音楽(ギター音が流れる)の不審物が含まれている。荷主をチェックして知らせて欲しい」
という内容だ。
「了解。そのように取り計います」と答えた。


511
ある宴会で、小粋な芸者さんが大皿の料理を差し出す。
脇の客は箸をつけたが、ここは粋な振る舞いをしなければ・・
と逡巡して、なかなか箸を出せない・・
まだ粋の修行が足りない・・・


512
知人が散歩に行きたいというので付き合う。 田畑は秋の気配だ。
河の土手沿いに歩いて行くと、前方に古い建売住宅群が密集している。
今にも朽ち果てそうな建物ばかりが、寄り添って建っている。
不動産屋の管理人のおばちゃんがインターホンを押すと、中から返事がして40代ぐらいの中年女性が出てきた。
話を聞いていると、この朽ち果てそうな家のローンに毎月200万円も払っているという。イヤア!凄いことになってるなあ!
家賃を滞納してたので金利が上がっているのだそうだ。


513
都の美術展に今年は日本画風の絵を出品しようとしている。
ぼかしを活かした構成にした。
画材店の女将が「先生、この額縁でいいですか?」と聞いてきたので、
「OK、あとは任せるよ」といって額装は任せることにした。
そこへ老人が話しかけてきた。芸大の先生だという。
先生の作品を観せてもらった。
縦に幾筋ものぼかした雲の柱にお経のような文字が浮き彫りになっている。
手法は同じながらバリエーションの異なる絵が次々に現れてきた。
さすがに凄いなあ!
芸大に入学しないかと誘われたが、とてもとてもと怖気ずいた・・・。


514
病院のベッドのように多くのベッドが並んでいる。
寝ているのはみんな奴隷だ。黒人が多い。夫婦の奴隷もいる。
足に値段票が付けられていく。


515
新しいゲームらしい。 犬に呪文を聞かせ、ゲームをさせる。
ゴキブリ一家の息子たちがゲームに挑戦するらしいが、
新しいゲーム機でやり方がわからないらしい。


516
左官屋の若い職人になっている。
ある日、新しい現場に出かけた。 大きな料亭の内装工事だ。
現場に入る時先輩が「よろしゅうお頼み申しやす」と我々を先導しながら入って行った。
我々も後に続いた。 他の業者の職人が壁の下地塗りをやっている。
どんな仕事ぶりか、チラッと見ながら自分たちの現場に向かう。
するとその職人が、「塗りこむ糸は、細番だったか太番だったか?」聞いてきた。
我輩は暑かったので帽子を脱いだら、「帽子の中のメモを見せてくれ」と言う。
「いやあ、帽子の中にはメモは無いです」と答えた。


517
静かなデモの参加者が増えている。
親族に難病や奇病を持っている人たち、自分に悩み事を抱えている人たちが、
社会にPRするために、静かに、続々と参加している。


518
課長などの管理職は、毎朝トイレ掃除をする制度になった。
たしかに早くて綺麗な仕上がりになる。
ある課長にインタビューをした。「仕上がりは早くて綺麗ですね」
課長「午前中は、もう仕事をするエネルギーは残ってないよ」


おもしろ日記ランキング

創作落語 『迷走する院号』

2019-11-04 13:38:26 | 夢と現実のおとぼけバラエティー

       

     テン・テン・ツク・ポン・テケ・テン・テン・テケ・ツク・ポン



            『迷走する院号』




      え〜、まいど、ばかばかしいお笑いでございます・・・
    え〜、お盆とかお彼岸になりますてぇと、普段はぐうたらな人でも、
     ちったァご先祖さまのことォ、思い出します。
   ・・またァ、御年配の方の中には、ご自分があの世へ逝った後、
     院号をちゃんと付けてくれるだろうか・・
      なんて気を揉む方もいらっしゃるようでございます。
   いま時ァ、定年退職して隠居したら、どう過ごしていいんか?
     さっばり面喰らってしまって、
       急に老(ふ)け込んでしまうお父さんが多いそうで・・。  

   そこへいくってぇと、江戸の隠居は釣りや盆栽、俳句なぞ、
     好きなことに熱中して元気はつらつ。
       長旅というのは、あまりしなかったそうで、
          せいぜい箱根か江ノ島あたり。
      やっぱり江戸が一番いいということだったようで、
        もっぱら江戸近郊の寺社詣りが盛んで、
           文化・文政のころには、ガイドブックも出版されて
            いたそうでございます。
      もっとも、後生を願うよりは、現世のご利益を願ったそうで、
        そのあたりが江戸っ子らしいですな。




親爺  「おう、ぐうたらせがれ。
     わしが死んだら、ちゃんと院号を付けてくれるんだろうな?」


せがれ 「なんだい、院号・院号って・・、そんなに大事なもんかい?」


親爺  「アタボーよ。これが付いてるといないとじゃ、あの世で格が違う。
     仏壇のご先祖の位牌を見てみろ。みんな院号が付いてる。
     わしだけが付け忘れて、あの世に逝ってみろ・・え、
     こんなみっともないことはない」


せがれ 「なに云ってんだィ、おとっつぁん。
     あんなもんはね、儲けるためにお寺が知恵をしぼって考えた
     「仕掛け」なんだ。
     院号を1つ付けりゃあ、何万円だァ。ナンマイダァ・・」


親爺  「なに、罰当たりなこと云うんじゃない。 これは伝統なんだ」


せがれ 「お釈迦さまが作ったとは思えないけどね・・?」


親爺  「とにかく、いいかィ。 わしが死んだら院号を忘れるな。
      忘れたら化けて出てくるぞ」


       
      ・・なぞと、せがれを脅かして、やがて親爺は逝ってしまう。
       後に残されたせがれは、気が進まないものを頼まれて・・。



せがれ 「変なもの頼まれちゃったよなぁ・・まったく。
     院が好きだった親爺だから、院院だらけにしてやろうか?
     のんべえ院にうるさ院。がんこ院にへそまがり院・・・
     はげ頭院に出っ腹院、とくらァ・・・。
     院院院の院院おやじ・・とね。
     あ、いけねぇ。こんなに付けりゃァ、何百万円だァ。ナンマイダァ・・」




       ・・さて、四十九日も過ぎ、いくら待てども、
        いっこうに院号を付けてもらえない親爺は、
         とうとう我慢できずに化けて出て来た・・。




親爺  「これ、せがれよ。院号はまだか?
     迷ってるなら、仏壇のご先祖の位牌を見てみろ。
     あれに劣らない院号を頼むぞよ・・」


せがれ 「うへぇ〜! もう化けて出たよ・・まったく。
     迷ってるんは、自分じゃねぇの? 
     ふぁ〜、眠くてかなわねぇや・・・。
     なんですかぃ、印篭ですかぃ・・?」


親爺  「印篭じゃない。 院号だ、イ・ン・ゴ・ウ。
     早くしろよ・・。 四十九日は過ぎたぞよ・・
     明日の晩、また来るぞよ・・・」


せがれ 「ひぇ〜! 解ったよ・・深夜の2時だよ、まったく。
     院号、院号ってうるさくてかなわねぇや。
     院号は金がかかるし・・、因号でいいんじゃないかな? 
     どうせ因業親爺だったんだし・・。
     だいたいが、アタシが付けるんだから、只だし・・。
     え〜と、むにやむにゃ・・と」




         ・・そして、翌晩・・



親爺  「今晩は・・。できたかな・・」


せがれ 「およよ〜! もう、出てきやがった。・・・へぃ、できました」


親爺  「どれ、どんなできかな・・?」


せがれ 「へぃ、『おまたせ院 おまちどう居士』」





             おたいくつさまで・・