584
地元の神社にお参りに。
女宮司がお祈りを捧げている。 氏子達も大勢玉砂利に跪いてお参りしている。
我輩も女宮司の後ろでお参りしていると、なんとも芳しい香りがする。
お祈りが終わって女宮司が後退りしてきたので、彼女のふくらはぎが我輩のおでこにぶつかった。
本堂の裏手は廊下になっており 氏子達が列をなして座っていた。
何か唄をつぶやいているようだが、我輩は知らない。
585
浪人中のある日、小学生の従姉妹の家に遊びにいった。
級友はその土地は漬物が名物だからお土産に買ってこいという。
従姉妹たちと遊んでいると、叔父が出てきて「◯子と△子、こちらへ来なさい」と別室へ連れて行った。
「お前たちはまだ子どもなんだから惚れたりしたらダメだぞ」と言っているのが聞こえた。
さて帰ろうかと、折りたたみ傘を畳んでいるとお手伝いさんが出てきて手伝ってくれた。
586
二人のカウボーイが向き合って立っている。黒いマフラーを二人とも首に巻いている。
拳銃は使わずに、このマフラーを互いに相手より先に取るかが勝負だ。
587
テレビの新人アナウンサーになった。 早朝番組の担当だ。
早朝の市場に行って、生鮮食品や生花などのその日の入荷情報を調べねばならない、・・・のだが、朝起きられるのか?
588
二世議員になっている。
オヤジはオレに力をつけさせるために、いろいろと任せている。
成るように成るんじゃないの・・・
589
ある劇団のディレクターになっている。
今回の公演はたくさんの「女形」が活躍する芝居で大成功だ。
役者さんたちも意気揚々と舞台から引き上げてくる。
この劇のカラーパンフレットを役者さん一人ひとりに配ったら、皆喜んで受け取った。
劇場の豪勢なトイレで洗面台に豪勢なボタンが三つ並んでいるが使い方がわからない。
座長が「それぞれ押すと、水とお湯と香料が流れる」と教えてくれた。
座長は「次はシャワーをテーマにした劇を作りたいが、
舞台で実際のシャワーを使うわけにいかないから、何か考えてくれ」と言う。
それでは紙吹雪を使うか・・
590
港町にいる。 海岸通には大きなコンクリート塀が続いている。
学生時代の先輩が、電気チョークのようなもので塀に大きな虹を描いている。
描き挙げた虹の絵は電光色でパチパチと火花を発している。
見物人たちが感心して見ている。
幼稚園児の息子を連れている我輩は先輩に挨拶した。
先輩は我が家(団地)に立ち寄ってみたいというので連れ立って海岸通りを歩いていると、
海の方から北風が吹いていて少し寒い。
風とともに海の方から雲の絨毯(じゅうたん)が押し寄せてくる。
雲の絨毯の向こうは晴れ間が見える。
雲の絨毯は我輩の頭上を越え海岸通りを越えて街の方へ進んでく行くが、
雲の絨毯の最後部が岸壁に引っかかりそうだ。
すると雲の絨毯からフクロウの頭が二つ現れた。
琥珀色の眼と黄色いクチバシを持っている。
フクロウの頭はクチバシと脚の爪を岸壁に引っかけて乗り越え、
絨毯の最後尾として街の方へ行ってしまった。
先を歩いていた先輩と息子はどこに?と見たら、金魚売り場のところで遊んでいた。
591
我が家を訪ねてきた知人が、銭湯に行きたいと言う。
ところが、近くの銭湯は今日は休みだ。
そこで少し離れたところにある銭湯に皆んなで行ってみた。
ラッキーなことに、そこは営業していた。
銭湯の通りの向こうの神社はお祭りらしい。
銭湯の番台のおばちゃんは、この間夢で会ったおばちゃんだ。
「やあ」と挨拶したら、向こうも思い出したらしい。
592
村の農家の会合だ。
田圃の面積当たりの収量をどう増やすかが議題となっている。
皆で情報をメモしながら対策案を作成している。
我輩もない知恵を絞っている。
593
市電の運転手になった。 運転席の脇に給料計算書が掛けてある。
日当は新人で¥12,700 ベテランで¥17,800
夜勤手当は時間数に走行距離を掛けて出すらしい。
これはスタンプで押すようになっている。
594
日清戦争の頃か? 中国大陸の各国の領事が次々と暗殺されてゆく。
次は日本の番かもしれない? 大きなレストランで日本人らしい女性記者に
「この局面は取材して置いた方がいいよ」と話しかけたが興味はないみたい。
自分のテーブルに戻ると ♪更け行く秋の夜 旅の空の〜♪ という曲のBGMが流れ出した。
とたんに彼女は自分の料理の皿を持って我輩のテーブル席に来た。話を聞く気になったみたい。
地元の神社にお参りに。
女宮司がお祈りを捧げている。 氏子達も大勢玉砂利に跪いてお参りしている。
我輩も女宮司の後ろでお参りしていると、なんとも芳しい香りがする。
お祈りが終わって女宮司が後退りしてきたので、彼女のふくらはぎが我輩のおでこにぶつかった。
本堂の裏手は廊下になっており 氏子達が列をなして座っていた。
何か唄をつぶやいているようだが、我輩は知らない。
585
浪人中のある日、小学生の従姉妹の家に遊びにいった。
級友はその土地は漬物が名物だからお土産に買ってこいという。
従姉妹たちと遊んでいると、叔父が出てきて「◯子と△子、こちらへ来なさい」と別室へ連れて行った。
「お前たちはまだ子どもなんだから惚れたりしたらダメだぞ」と言っているのが聞こえた。
さて帰ろうかと、折りたたみ傘を畳んでいるとお手伝いさんが出てきて手伝ってくれた。
586
二人のカウボーイが向き合って立っている。黒いマフラーを二人とも首に巻いている。
拳銃は使わずに、このマフラーを互いに相手より先に取るかが勝負だ。
587
テレビの新人アナウンサーになった。 早朝番組の担当だ。
早朝の市場に行って、生鮮食品や生花などのその日の入荷情報を調べねばならない、・・・のだが、朝起きられるのか?
588
二世議員になっている。
オヤジはオレに力をつけさせるために、いろいろと任せている。
成るように成るんじゃないの・・・
589
ある劇団のディレクターになっている。
今回の公演はたくさんの「女形」が活躍する芝居で大成功だ。
役者さんたちも意気揚々と舞台から引き上げてくる。
この劇のカラーパンフレットを役者さん一人ひとりに配ったら、皆喜んで受け取った。
劇場の豪勢なトイレで洗面台に豪勢なボタンが三つ並んでいるが使い方がわからない。
座長が「それぞれ押すと、水とお湯と香料が流れる」と教えてくれた。
座長は「次はシャワーをテーマにした劇を作りたいが、
舞台で実際のシャワーを使うわけにいかないから、何か考えてくれ」と言う。
それでは紙吹雪を使うか・・
590
港町にいる。 海岸通には大きなコンクリート塀が続いている。
学生時代の先輩が、電気チョークのようなもので塀に大きな虹を描いている。
描き挙げた虹の絵は電光色でパチパチと火花を発している。
見物人たちが感心して見ている。
幼稚園児の息子を連れている我輩は先輩に挨拶した。
先輩は我が家(団地)に立ち寄ってみたいというので連れ立って海岸通りを歩いていると、
海の方から北風が吹いていて少し寒い。
風とともに海の方から雲の絨毯(じゅうたん)が押し寄せてくる。
雲の絨毯の向こうは晴れ間が見える。
雲の絨毯は我輩の頭上を越え海岸通りを越えて街の方へ進んでく行くが、
雲の絨毯の最後部が岸壁に引っかかりそうだ。
すると雲の絨毯からフクロウの頭が二つ現れた。
琥珀色の眼と黄色いクチバシを持っている。
フクロウの頭はクチバシと脚の爪を岸壁に引っかけて乗り越え、
絨毯の最後尾として街の方へ行ってしまった。
先を歩いていた先輩と息子はどこに?と見たら、金魚売り場のところで遊んでいた。
591
我が家を訪ねてきた知人が、銭湯に行きたいと言う。
ところが、近くの銭湯は今日は休みだ。
そこで少し離れたところにある銭湯に皆んなで行ってみた。
ラッキーなことに、そこは営業していた。
銭湯の通りの向こうの神社はお祭りらしい。
銭湯の番台のおばちゃんは、この間夢で会ったおばちゃんだ。
「やあ」と挨拶したら、向こうも思い出したらしい。
592
村の農家の会合だ。
田圃の面積当たりの収量をどう増やすかが議題となっている。
皆で情報をメモしながら対策案を作成している。
我輩もない知恵を絞っている。
593
市電の運転手になった。 運転席の脇に給料計算書が掛けてある。
日当は新人で¥12,700 ベテランで¥17,800
夜勤手当は時間数に走行距離を掛けて出すらしい。
これはスタンプで押すようになっている。
594
日清戦争の頃か? 中国大陸の各国の領事が次々と暗殺されてゆく。
次は日本の番かもしれない? 大きなレストランで日本人らしい女性記者に
「この局面は取材して置いた方がいいよ」と話しかけたが興味はないみたい。
自分のテーブルに戻ると ♪更け行く秋の夜 旅の空の〜♪ という曲のBGMが流れ出した。
とたんに彼女は自分の料理の皿を持って我輩のテーブル席に来た。話を聞く気になったみたい。