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ウエストナイル熱、西シベリアに進出。

2005-03-05 23:59:48 | 医療系
日本ではインフルエンザが猛威を振るっていますが、お隣の国ロシアの西シベリアでは、近年アメリカで大流行したウエストナイル熱が上陸したのだとか(こちらの記事[日経]参照)。


この感染症(伝染病)、特徴的なのは人畜共通感染症であるという事です。ウエストナイル熱が大流行したアメリカでは、225種類以上の鳥類と28種類以上の哺乳類に感染が確認されたのだそうで(臨床看護2005年2月号参照)、これらの動物から蚊が血を吸い、その血をすった蚊に刺される事によって感染してしまうというものです。今のところ、このウエストナイル熱は日本に上陸していませんが、西シベリアに感染者が発見されたという事は、渡り鳥を通してウイルスが日本に持ち込まれる可能性も十分にあるという事がいえるのではないかと思います。


そんなウエストナイル熱ですが、もし仮に感染しても深刻な症状(脳炎など)に至るのは感染者の約1%ほどで、多くの場合は不顕性感染(何も症状が出ない)のままで終わってしまったり、仮に熱などの症状が出ても軽い症状のまま終わってしまうのだそうです。ただ、インフルエンザ同様、ウイルスや最近などに対する抵抗力(免疫力)の弱いお年寄りの場合は重症化する可能性が高いようなので(同2005年2月号)要注意なのだとか。


ともあれ、もし仮に日本にウエストナイル熱が上陸したとしても、パニックになり過ぎないように心がける事が必要なのではないかなぁと思いますです。SARSとは違ってそんなに重篤なものにはなりにくいものですし、治療法も(一部研究段階ではありますが)確立されていたりしているので、深刻に考えすぎる必要は無いのかもしれません。が、しっかり用心するに越した事は無いと思うので、ウエストナイル熱が流行っている所へ渡航する時には病気にならないように気をつけたり、もし仮に国内に入ってきた時でも正しい知識を身につけておくなど、ちょっとした心がけを行うとよいのではないかなぁと思います。

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