医師免許更新制、削除の方向。

このほど、政府が設置した規制改革・民間開放推進会議の中で、医師免許を更新制にするか否かの議論があったようですが、18日の出された答申では、結局更新制については削除されてしまったのだそうです（こちらの記事[朝日]参照）。


看護師もそうなんですが、医師免許というのは一度とってしまえば後は永久に更新する必要がありません。例えその人が医師として働いていなくても、免許はずーっと残っていますので、長いブランクがあっても医師として復帰する事が（制度上は）可能になっているのです。しかし、医療というのは日々進歩するものなので、常に勉強して最新の知識や技術を身につけていなければ対応できない面があるわけです。そこで、更新制に変更する事によって医師の資質を向上させようというのが今回の狙いだった訳です。


しかし、今回はどうも医療関係の議員から「医師イジメだ」などといった反発があった様で、結局なしという事になってしまったようです…　まぁ、医師系の議員さんは金も力もあるある訳なので、結局自分たちにとって都合の悪い法案や制度は金と力によってねじ伏せる事が出来るって事なんでしょうなぁ^^;　


更新制にも、もし更新に失敗して免許が剥奪されてしまった場合、病院の人員の穴埋めをどうすれば良いのかなど、色々と考えなければならない問題はあると思いますが、日々進歩していく医療に対応していくには更新制が向いているのではないかと思うのです。それは医師のみならず、看護師にも言えることなんじゃないかなぁ…