試験勉強で過去問にも挑戦中… なんですが、同じく今年看護師国家試験を受験する弟と話していると、解釈によって答えが異なる問題があることが分かってきました。
まずは明らかに答えが一つしかない問題をいくつか…
[問題13]死の三徴候に含まれないのはどれか。
1.心停止
2.呼吸停止
3.瞳孔の散大、対光反射の消失
4.体温の低下
これは、体温が下がっても死につながるとは限らないので4.が正解です。ちなみに3.は、よくテレビでも医師がご臨終を告げる前に、死んだ人の目にライトを当てているシーンがありますよね。あの時、光を当てて瞳孔がキュッと小さくなるかならないか(=対光反射)をチェックしているんです。死んだ時は、光を当てても瞳孔はしぼみません。
[問題6]最優先する人間の欲求はどれか。
1.自己実現
2.所属欲求
3.生理的欲求
4.承認欲求
これはマズローの欲求段階説(こちらのページ参照)を問う問題で、答えは3.です。生理的欲求というのは、生命の維持に関わる行動(食べる、飲む、息をする、排泄する、寝る等、衣食住に関わるもの)を起こす力のことだそうです。
さてさて。問題なのは次の問いです…
[問題8]思春期の特徴はどれか。
1.ギャングエイジ
2.自我形成
3.分離不安
4.モラトリアム
僕の持っている参考書での答えは2.の自我形成でした。思春期にアイデンティティの確立がおこるため、2.の自我形成は思春期の特徴であるという説明のようですが、他の参考書では4.のモラトリアムが答えとなっているそうなのです。その参考書では、モラトリアム(心理的・社会的猶予期間)は青年期(≒思春期)に見られるもので、2.は自我形成ではなく「自我の一致(もしくは自我同一性)」であれば合っているというのだそうです… その問題を解いた弟も、弟の通っている学校の先生も、4.ではなく2.を選んだとの事ですが…
ちなみに、上であげた問題は3問とも全て、昨年度の国家試験の必修問題(8割以上答えられないと落ちる爆弾問題っ!)とされています(というのも、試験の出題者である厚生労働省はどれが必修問題なのかを公表していないのです)。答えが見解によって変わって来るような問題を必修問題にして良いものなんでしょうか? これほど迷惑な話はありません。
まずは明らかに答えが一つしかない問題をいくつか…
[問題13]死の三徴候に含まれないのはどれか。
1.心停止
2.呼吸停止
3.瞳孔の散大、対光反射の消失
4.体温の低下
これは、体温が下がっても死につながるとは限らないので4.が正解です。ちなみに3.は、よくテレビでも医師がご臨終を告げる前に、死んだ人の目にライトを当てているシーンがありますよね。あの時、光を当てて瞳孔がキュッと小さくなるかならないか(=対光反射)をチェックしているんです。死んだ時は、光を当てても瞳孔はしぼみません。
[問題6]最優先する人間の欲求はどれか。
1.自己実現
2.所属欲求
3.生理的欲求
4.承認欲求
これはマズローの欲求段階説(こちらのページ参照)を問う問題で、答えは3.です。生理的欲求というのは、生命の維持に関わる行動(食べる、飲む、息をする、排泄する、寝る等、衣食住に関わるもの)を起こす力のことだそうです。
さてさて。問題なのは次の問いです…
[問題8]思春期の特徴はどれか。
1.ギャングエイジ
2.自我形成
3.分離不安
4.モラトリアム
僕の持っている参考書での答えは2.の自我形成でした。思春期にアイデンティティの確立がおこるため、2.の自我形成は思春期の特徴であるという説明のようですが、他の参考書では4.のモラトリアムが答えとなっているそうなのです。その参考書では、モラトリアム(心理的・社会的猶予期間)は青年期(≒思春期)に見られるもので、2.は自我形成ではなく「自我の一致(もしくは自我同一性)」であれば合っているというのだそうです… その問題を解いた弟も、弟の通っている学校の先生も、4.ではなく2.を選んだとの事ですが…
ちなみに、上であげた問題は3問とも全て、昨年度の国家試験の必修問題(8割以上答えられないと落ちる爆弾問題っ!)とされています(というのも、試験の出題者である厚生労働省はどれが必修問題なのかを公表していないのです)。答えが見解によって変わって来るような問題を必修問題にして良いものなんでしょうか? これほど迷惑な話はありません。