ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

許されざる者 / レイフ・GW・ペーション

2020-10-27 | 本 海外作家
許されざる者 / レイフ・GW・ペーション 久山葉子 訳

創元推理文庫 / 2018.2


国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。そんな彼に主治医が相談をもちかけた。牧師だった父が、25年前に起きた、9歳の少女が暴行の上殺害された事件の犯人について懺悔で聞いていたというのだ。だが、事件はすでに時効になっている…。スウェーデンミステリ界の重鎮による、CWA賞、ガラスの鍵賞等5冠に輝く究極の警察小説。




面白かったーーー!
最初は、67歳の元警察長官(ん?主人公が67歳?)、しかも、いきなり脳梗塞で倒れる、って大丈夫?と心配になったと同時にテンション下がり気味に…(笑)。
事件も9歳の女の子が誘拐暴行…。
なんか嫌な雰囲気だなーと思いつつ、これが不思議と面白かったんです。

67歳の元長官は、脳梗塞により体に麻痺が残ってしまい、更に、肥満による心臓病にも恐れながら、25年前の事件の資料を集め、犯人を見つけてしまいます。
当然、元長官は自由には動けないので、手足となる助っ人が登場するのですが、その人物たち(特にマックス)が印象的でとてもよかったと思いました。

スウェーデンの作家ということで、とにかく、名前がすんなり読めないし覚えられないのがちょっと苦しかったです(笑)。
この記事についてブログを書く
« 善きサムからの贈り物 | トップ | 最悪の選択 »

本 海外作家」カテゴリの最新記事