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ニューヨーク州郊外。両親を殺した少年エリックが2年間の服役を経て出所してきた。この事件を担当していた刑事クリストフオロは、エリックが未解決の二人の少女殺害事件にも関与していた連続殺人犯ではないかと疑い、捜査を始める。一方、16才の少女ローリは、ニュースでエリックの姿を見た瞬間、強い衝動に駆られ家を飛び出した。そして、エリックに会いたい想いが現実となった時、二人は当てのない逃避行へと旅立つ。クリストフオロは、エリックの不穏な動きから新たな犯行を予感し尾行を開始するのだが・・・。
チェイシング/追跡 2009年/アメリカ/ジョン・ポルソン
徐々に真相が明らかになるのですが、無駄にサスペンスしすぎていて、途中でイライラしてきます。
両親を殺して2年で釈放というのは信じられないけれど、抗うつ剤の影響で…と言われればそういうこともあるのかな~とも思えますが…。
いきなりこれだけで終わるワケもなく、エリックは釈放後に叔母の家に行き、その叔母のエリックに対する接し方を見ていると、抗うつ剤の影響だけではない何かがあるのだろうとは想像できます。
ただ、何かがあるのだろうけれど、警部補がローリに語るまで、ほとんど何も判らない!
ローリが見たというのが何なのか?たぶん、殺害現場だろうと思われるけど、でも、何度か登場する横たわっている女性のシーンがどうも結びつかなくて、あのリボンがどうして母親を激怒させたのかも解らなくて、んもぉ~~~、イライラです。
ただ、最後の最後に、ローリが見たものが描かれていたので助かりました(笑)。
もっと、警部補の回想というか、事件簿的なものが欲しかったです。
エリックの快楽殺人に対しても、直結できるものが欲しかったです。
そして、そして、ローリは単純にエリックに恋をしていたのか?もしかしたら、自分を殺して欲しかったのか?というとことも、判るようにしてほしかったです。
もう一つ、エリックはどうして警部補の妻が植物状態だと知っているのかが謎でした。
それにしても、ラッセル・クロウは本当に何をやってもカッコいい!
こういうイマイチな映画でもやっぱりステキだわぁ。