ほとけさま の おはなし
らくご【寿限無】
【寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末、雲来末、
食う寝る処に住む処・・・・・】
生まれた子供に名前を付けてもらうと和尚さんに相談に行った父親は
縁起のいい言葉を色々教えてもらったのはいいけれどと、それを全部
つけて長い長い名前にしてしまう。
落語の寿限無である。
これは笑い話なので、常識はずれの名前を付けてしまつて大変なこと
になるのだが、考えてみればあの長い名前も、根っこのところには我が
子に幸せになってほしいという親の願いがある。
名前とは、単にそれぞれ区別する記号ではない。
名前には、願いが込められている。
たとえどんな名前あっても、小学校の先生がクラス名簿などを
見ていると、どう読むか見当もつかなにい名前が最近多いことに気づく
らしい。「キラキラネーム」というそうだ。
「空気」とかいて「クッキー」、「光宙」で「ピカチュウ、」
「希星」で 「キララ」などびっくりするような名前が実際にあるようだ
これも親の願いを込められた名前だろうと思いたい。
もかしたら、なーんに考えていないのかもしれない。
阿弥陀仏は
全ての人を救いたいという願いを起こし仏となられた。
だから私たちはその名を呼ぶのだ。
そこに込められた願いそのものを受け止めて、
親の呼び声に応える子のように
「南無阿弥陀仏」と応答するのである
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