岩井ジョンの旅行記

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仏様のお話

2021年09月27日 07時29分40秒 | 西法寺

       お彼岸

      しみじみ思う  身のおろか

 秋分の日を中日としたその前後3日間は秋のお彼岸である。

 お寺では、彼岸会法要が勤まり、聴聞する大切な機会です。

 昨年の競争社会において、誰もが他者より優位に立ちたい

 という思いを抱えているのではないだろうか。

 自身の能力や知識を向上させようと、様々なことに関心

 を広げ、ついには仏教の教えも知識と捉え、何かのやくに

 たつのではないかと考えてしまう。

   仏法聴聞とは、仏の智慧を頂くことである。

 何かと比べてこの身の幸せを測るような生き方しかできない

 わたしの姿が照らし出されてくるとともに、ここにこうして

 命を賜り生きて行くことの不思議さと喜びをきずかせて

 頂くのであろう。

     


ほとけさまのお話

2021年09月21日 07時22分53秒 | 西法寺

     ほとけさま  おはなし

    せかいで一番つよい国

  その国の大統領は、「世界中の人々を幸せにするためには、

 我々が世界を征服すれば、みんな我々と同じように暮らせる

 のだから」といろいろな国を滅ぼしていきました。最後に

 残った国は、あまりにも小さな国なので、大統領はこれまで

 放っておいたのです。

  しかし、ひとつ残しておくのは気持ち悪いので、征服するために

兵対を連れ出発します。小さな国についてみると、大統領はびっくり。

小さな国には兵隊がいなかったのです。そのうえに兵隊たちをお客さんのように歓迎してくれたのです。それから兵隊たちは、毎日、ちいさな

国の人々とおしゃべりしたり、石蹴りをしたり、昔ばなしを聞いたり仲良く遊ぶようになりました。そのうち兵隊たちは、仕事を手伝ったり、

料理を習ったりして一緒に食事をするようになりました。

 大統領は、【ケシカラン】と怒って、兵隊達を国に送りかえし、

新しい兵隊を連れてきました。しかし、しばらくすると前の兵隊たち

と全く同じでした。

 大統領は諦めて、何人かの見張りを残して国に帰ってしまします。残されたものは、すぐ軍服を脱ぎ、野原や畑に飛びだしていきました。懐かしい国に帰った兵隊たちは、小さな国で食べていたものを食べ、石蹴りをしてり、服まで小さな国の服をきているのです。大統領は驚きましたが、しかし戦争でぶんどってきたものだからと思いました。

 大統領は、その夜子供に「歌を唄って」とせがまれました。目を閉じて歌う唄は、小さな国の歌ばかりでした。