大切にしたい思い

昨日はおじいちゃんの祝着を　七五三の５歳のお孫さんに着せたいと
持ってこられて

祝着を５歳で着るとなると　少々難しい場合が多い
一番気になるところは　身幅ですかね

でもこちらはなんとかクリア

ただ
裄はそのままでも短いのに無理やりほんの少しつまんで肩上げしてあるし

付紐も付け替えてないので　袴をつけても　見えてしまうし。。。


けどあらかじめ寸法も測って
呉服屋さんであげをしてもらったんですと言われると。。。

いつもならお話をして　付紐もはずさせてもらうのだけど
この付紐がまた　飾り縫いが　寿だったり


思い入れが強いようで。。。
そのまま着付けさせてもらった

それで喜んでいただけるなら　よし　でしょうか



そして今日は　お客様のお母様のお振袖

その袖をお母様が結婚する時に　短く仕立て直したものなんですと
持ってこられた

七五三でお参りにいくという　３０代後半とお見受けするのですが。。。


お袖が長い・・・

二尺袖くらいあるような。。。



若い時には長めに仕立てたりするけど　
それでもちょっとお袖が長すぎるような。。。

このお袖に二重太鼓では寂しいような

そんなことをお話させていただいたけど


でもこれも思い入れがあるとのこと

長いからいけないなんてこともないわよね。。。


と思ったりしつつ着付けさせてもらったけど

着あがると　これがしっくりくるもので

心配するほどのことではなかった


そんなことより　お客様の思いのこもったお着物を
いかす

そのほうが大切なのかなと