
責任をもって言いたい事を言っているひとたちの言葉は、
本当に面白い
今週の読書から2冊・・・
1冊目は、板尾創路さんとピエール瀧さんの、
着物姿の表紙が印象的な<考える文化>

忠犬ハチ公って、上野博物館で剥製にされてるじゃないですか?(瀧さん)
されとるなぁ(板尾さん)
私も、昔、これを知った時に、ちょっと、おっと
<人間失格>いま、売れてるんですって、この本。
「俺はどれだけモテてどれだけいい加減か」
っていうようなことをずっと・・・(瀧さん)
悪びれることもなく。(板尾さん)
言いたいことを言いたいままに言ってらっしゃいます。おふたり。
そこがいいです
あとがきの板尾さん。
「もうちょっと何とかなりそうや」
って人間は常に考えてしまう。そういう病みたいな部分がある。
でも結局は「いまの時代でもいいことあるし」
ってことに尽きるんだと思う。



2冊目は、角田光代さんと穂村弘さんんお<異性>です

男と女は違う。
角田さんと穂村さんが手紙を交換するような形で、
わかりやすく、そこの<ところ>を、話しています。
何かの答えあわせみたいに、
ふ~ん、そうそう・・・え
みたいなかんじで、軽~く読める本です。



本当に面白い

今週の読書から2冊・・・

1冊目は、板尾創路さんとピエール瀧さんの、
着物姿の表紙が印象的な<考える文化>

忠犬ハチ公って、上野博物館で剥製にされてるじゃないですか?(瀧さん)
されとるなぁ(板尾さん)
私も、昔、これを知った時に、ちょっと、おっと

<人間失格>いま、売れてるんですって、この本。
「俺はどれだけモテてどれだけいい加減か」
っていうようなことをずっと・・・(瀧さん)
悪びれることもなく。(板尾さん)
言いたいことを言いたいままに言ってらっしゃいます。おふたり。
そこがいいです

あとがきの板尾さん。
「もうちょっと何とかなりそうや」
って人間は常に考えてしまう。そういう病みたいな部分がある。
でも結局は「いまの時代でもいいことあるし」
ってことに尽きるんだと思う。



2冊目は、角田光代さんと穂村弘さんんお<異性>です


男と女は違う。
角田さんと穂村さんが手紙を交換するような形で、
わかりやすく、そこの<ところ>を、話しています。
何かの答えあわせみたいに、
ふ~ん、そうそう・・・え

みたいなかんじで、軽~く読める本です。



昨日<最強のふたり>を観てきました
(以下ネタバレ注意)

監督・脚本/エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ
監督・脚本は、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ。
コラボ長編は4作目となります。
2003年にフランスのテレビ局で放映されたドキュメンタリー。
←本物です。
それは、事故で全身不随となった大富豪フィリップと、
彼の身の回りの世話をするスラム出身の介護人ドリス(アブデル)のお話でした。
この物語に強く感動したトレダノとナカシュが、
『最強のふたり』の製作に乗り出すことにしたのです。

撮影/マチュー・ヴァドピエ
音楽/ルドヴィコ・エイナウディ
音楽を担当するイタリア人のルドヴィコ・エイナウディは、
ヨーロッパで絶大な人気をもつ作曲家でありピアニストです。
<そして、デブノーの森へ>の音楽も担当していました。
心地よいけれど力強く、なつかしい音。
昨年発売された、来日記念ベスト盤は、
入口にするならば、最高の1枚です。

出演/フランソワ・クリュゼ/オマール・シー/アンヌ・ル・ニ
オドレイ・フルーロ/クロティルド・モレ/グレゴア・オスターマン ほか。
フランソワ・クリュゼは、
フランスのセザール賞で主演男優賞を受賞しています。
受賞作は<唇を閉ざせ>

オマール・シーは、俳優さんでありコメディアンでもあります。
コメディアン名はユニットで「オマール・エ・フレッド」

<最強のふたり>は、ハリウッドがリメイク権を獲得した話題の作品。
主人公のひとりフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、
パラグライダーの事故で首から下が麻痺して、車椅子生活を送る大富豪。
もうひとりの主人公は、
スラム出身で無職の黒人青年ドリス(オマール・シー)。
他人の同情にウンザリしていたフィリップは、
不採用の証明書にサインをもらうことで得られる失業手当が目当てというドリスを、
介護士に採用します。
フィリップは、クラシック音楽を愛し現代美術に造詣が深い富豪。
ドリスは、アース・ウインド&ファイヤーが好きで、会話も下ネタが多い。
何もかもが違うふたりが、
互いを理解しあっていく過程が素敵でした。
フィリップを車に乗せる際に、慣例の<荷台に乗せる>行為を、
「馬みたいだ」と嫌がって助手席に座らせたるドリス。
深夜発作を起こした彼を静かになだめ、
街へ連れ出して、落ち着くまで何時間でも付き合ったり。
早朝の街は久しぶり・・と笑顔のフィリップ。
楽しい日々を送るふたりのもとに、ドリスの弟がやってきて・・・
各シーンで流れる音楽がすばらしいです。
サントラも素敵だけれど、劇中で使われた曲の選曲も素敵
オープニングではアース・ウインド&ファイヤーの、
<September>をBGMにしてノリノリでドライブしていたし、
フィリップのお誕生会でドリスがダンスを披露するときの曲は、
<Buggie wonderland>だった。このシーン大好きです。
オーケストラの演奏会の演目も、
ショパンやバッハ、モーツァルトにビバルディと楽しい選曲でした。

原題<アンタッチャブル>には、
いろいろな意味があると思います。
<<触れてはいけない>>とされる障害者の性や、
生活のあれこれに触れているところが、
多くのひとの心を響かせたのだと思います。
食べれば排泄するし、着飾れば脱ぐ。
スピードや女性に興奮する。恋もする。
人は、ひとりでは何もできない。
自分が健常者だからと言って、
明日のことはわからないし、健常者でも、助けはいる。
障害を持っていても、助ける立場になることもある。
<こうだから>という決めつけは、邪魔になることの方が多い。
大切なのは、人と人のむすびつき・・・そう感じる映画でした。




(以下ネタバレ注意)

監督・脚本/エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ
監督・脚本は、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ。
コラボ長編は4作目となります。
2003年にフランスのテレビ局で放映されたドキュメンタリー。

それは、事故で全身不随となった大富豪フィリップと、
彼の身の回りの世話をするスラム出身の介護人ドリス(アブデル)のお話でした。
この物語に強く感動したトレダノとナカシュが、
『最強のふたり』の製作に乗り出すことにしたのです。

撮影/マチュー・ヴァドピエ
音楽/ルドヴィコ・エイナウディ
音楽を担当するイタリア人のルドヴィコ・エイナウディは、
ヨーロッパで絶大な人気をもつ作曲家でありピアニストです。
<そして、デブノーの森へ>の音楽も担当していました。
心地よいけれど力強く、なつかしい音。
昨年発売された、来日記念ベスト盤は、
入口にするならば、最高の1枚です。

出演/フランソワ・クリュゼ/オマール・シー/アンヌ・ル・ニ
オドレイ・フルーロ/クロティルド・モレ/グレゴア・オスターマン ほか。
フランソワ・クリュゼは、
フランスのセザール賞で主演男優賞を受賞しています。
受賞作は<唇を閉ざせ>

オマール・シーは、俳優さんでありコメディアンでもあります。
コメディアン名はユニットで「オマール・エ・フレッド」

<最強のふたり>は、ハリウッドがリメイク権を獲得した話題の作品。
主人公のひとりフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、
パラグライダーの事故で首から下が麻痺して、車椅子生活を送る大富豪。
もうひとりの主人公は、
スラム出身で無職の黒人青年ドリス(オマール・シー)。
他人の同情にウンザリしていたフィリップは、
不採用の証明書にサインをもらうことで得られる失業手当が目当てというドリスを、
介護士に採用します。
フィリップは、クラシック音楽を愛し現代美術に造詣が深い富豪。
ドリスは、アース・ウインド&ファイヤーが好きで、会話も下ネタが多い。
何もかもが違うふたりが、
互いを理解しあっていく過程が素敵でした。
フィリップを車に乗せる際に、慣例の<荷台に乗せる>行為を、
「馬みたいだ」と嫌がって助手席に座らせたるドリス。
深夜発作を起こした彼を静かになだめ、
街へ連れ出して、落ち着くまで何時間でも付き合ったり。
早朝の街は久しぶり・・と笑顔のフィリップ。
楽しい日々を送るふたりのもとに、ドリスの弟がやってきて・・・
各シーンで流れる音楽がすばらしいです。
サントラも素敵だけれど、劇中で使われた曲の選曲も素敵

オープニングではアース・ウインド&ファイヤーの、
<September>をBGMにしてノリノリでドライブしていたし、
フィリップのお誕生会でドリスがダンスを披露するときの曲は、
<Buggie wonderland>だった。このシーン大好きです。
オーケストラの演奏会の演目も、
ショパンやバッハ、モーツァルトにビバルディと楽しい選曲でした。

原題<アンタッチャブル>には、
いろいろな意味があると思います。
<<触れてはいけない>>とされる障害者の性や、
生活のあれこれに触れているところが、
多くのひとの心を響かせたのだと思います。
食べれば排泄するし、着飾れば脱ぐ。
スピードや女性に興奮する。恋もする。
人は、ひとりでは何もできない。
自分が健常者だからと言って、
明日のことはわからないし、健常者でも、助けはいる。
障害を持っていても、助ける立場になることもある。
<こうだから>という決めつけは、邪魔になることの方が多い。
大切なのは、人と人のむすびつき・・・そう感じる映画でした。


