『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『ブロッコリーさん』

2012-11-06 | ことば
伝聞の、しかも前後の脈絡もわからない言葉に振り回されるのはよそう。
言葉は、しばしば独り歩きをして先入感の余計な知識を身につける。
向き合う事を大切にしないと。 (Naka-G /Yonaga Orch. twitter) ‏



双子日記。長男が苦手なブロッコリーを食べなかった。
私「今、パパの携帯にブロッコリーさんからメールが届いたよ。
『ひどいじゃないか?なぜ僕を食べてくれない?長男君にはガッカリだな!』」。
すると、作戦成功!が、あれ以来何度も訊かれる。
「ブロッコリーさんからのメール、来た?」…胸が痛む。 (伊藤正宏 ‏twitter)



マキタスポーツさんの「一億装ツッコミ時代」読了。
「はい噛んだ」なんて言うように、みんなツッコミ側になっちゃってない?って話し。
面白い。確かにtwitterでもツッコミが多いこと多いこと。
何かをやろうとするとすぐ突っ込む、揚げ足を取る。
ボケに回った方が人生楽しいんだよ。 (家入一真 ‏twitter)


『手仕事で夢をかなえる女性たち』

2012-11-06 | 
手仕事が好きです。

育った場所には、たくさんの手仕事人がいました。
職人さんたちのきれいな仕事をみているのが、
大好きな子供でした

だから、こういう<本>は大好きです。
<<手仕事で夢をかなえる女性たち>>
ものづくりを生業にした24人の物語/塩沢槙(著/写真)



最初に案内するのは、
<<江戸切子/小川郁子>>

江戸切子作家。
黄綬褒章受章の伝統工芸作家小林英夫さんに師事。

小林さんに弟子入りをお願いしたが、だめだと言われた。
それでも、頼み続けたら、最後に、
じゃあ弟子とかじゃなくて遊びにくればと言ってくれた。(本文P10から)

出会いは尊い

1992年/江東区森下文化センター江戸切子教室に入会(講師/小林英夫)
1996年/大学卒業/江戸切子・小林英夫さんに弟子入り

「よく言われたのが、なにしろ出しゃばるな、仕事があって、
それをちゃんとやっておのずと認められなきゃだめだと。

人と同じことをやっていたらだめだ、
人に嫌われちゃだめだ、
人間が悪い奴は絶対だめだ、(P11から)

20年前と同じように、いまも作るのが楽しい。
前にできなかったことができるようになって、なお楽しいというか。(P12から)

2000年以降、伝統工芸第七部会展、朝日現代クラフト展、
日本工芸会東日本支部伝統工芸新作展、ほか様々出展、入賞。

本物の美しさの前では、
人は、圧倒されてしまって、声も、出ない。

難しい時代になると、
人は自分を守るために、<嘘>や<汚い言葉>を使うようになるけれど、

そういうひとは、こういう<本物>を手にするといい・・・
そう思いました。心が洗われます。

 

つぎは、
<<nidoのステンドグラス 矢口恭子/真野江利子>>

誰かが手で作っているんだろうなっていう感じがするものが好きです(P16から)
という、その言葉の通り、<<nido>のステンドグラスはあたたかいです



nidoのステンドグラスワークショップ

nidoさんのアトリエでステンドグラスが作れます。
手鏡やキャンドルフォルダー、素敵



オープンアトリエ>というのもあります

1時間1,000円で、nidoさんにある工具一式を使って、
何かを作ることができます。素敵

完成したときの光を通した瞬間って特別な感じがします。(P19)

つぎは、

 

<<キャンドル/Le petit bonheur 河野靖子>>

「キャンドルを通して、いろんな人の心が明るくなったり、元気になったり、
ちょっとでも安心感を持ってもらえたらいいなと思っています。・・・」(P24から)

という河野さんの、
「ちいさな森のちいさな灯り」展

2012.11.17(sat)-11.24(sat)
nuw(ヌウ)/静岡県浜松市東区植松町59-8

『そごう横浜店 期間限定ショップ』は、

そごう横浜店6階・ジャパンショップ(リビングギャラリー 海側)
11月20(火)~26(月)10:00~20:00
横浜市西区高島2-181



そしてそして、つぎは、
<木工/サノ アイ

木が好きで、仕事をするときの名前のひとつには、
本名の由のとなりに、木をたてて柚にしてしまった私が、

楽しみにしている、サノアイさんのあったかい<木のもの>

今日まで、
<こといぬ コトネコ展>が。
コドモ と ペット のいる暮らしの道具
10:00 〜 20:00
伊勢丹新宿店本館6階ドッグデコ 

みなさん、会いに行ってくださ~い。
間にあうといいなぁ



間に合わなかったひとには、コチラ

12月6日~15日(土)食器類+小物
「乙女の冬時間」
津村里佳(ガラス)+ サノアイ(木)

場所/百草の庭(百草園)日野市落川1099-40
時間/11:00〜17:00(10・11日はお休み)

ぬくもりが足りなくなる季節だから、
<手>を感じる何かを、お部屋に増やしてみたい。

サノさんのブログにあったこんな素敵な椅子。
欲しい・・・欲しい



つぎは、
<<リース/houti 石倉まきこ>>

  (HPより)

本のなかにある狛江のお店<houti>は、
千葉にお引っ越しされて、現在オープンを待っているところ。

「それがあることによってホッとできたり、
幸せな気持ちになってもらえたらいいなと思って作っています。・・・」

というマキコさんのリースは、とってもあったかいです。

クリスマスが近くなったからとくに、
こんなリースくんに迎えてもらえたら、幸せですね

 

つぎは、
<<江戸型染め 小倉染色図案工房 小倉充子>>

おばあちゃんが生前、着物の仕事をしていたので、
浴衣を見るだけで、ホッとやさしい気持ちになります

HPより)

「職人さんたちの仕事場を見て、なんて格好いいんだろうと思った。
その場で弟子にしてほしいとお願いしたのが最初でした」(P130)



こんなイベントがあります

<そそぐ・うるおう・なごむ展>
2012/11/21(水)〜11/25(日)
10時〜18時 ※25(日)は17:00終了

@OVE 南青山/東京
港区南青山3-4-8 トレディカーサ1F



今日の最後の紹介は、
<<型小紋三橋工房 三橋京子>>



「楽しくするには、やっぱり自分も努力しないとって思います。・・・」
という三橋さんの作品は、

気持ちいい作品が多いです。
これをつけると、颯爽と歩ける・・・そんな気持ちになって好きです。





『飢餓海峡』

2012-11-06 | 立ち直っていく、という時に。
映画制作をしていた大大大先輩のおじいさんに、
今まで観た映画でどの作品が<1番>印象に残ってますか?と聞いたら、

三國連太郎さんと高倉健さんが共演されている、
内田吐夢監督の<<飢餓海峡>>と言われました

内田吐夢監督の名前は知っているけれど、
作品はよく知らない・・・と伝えると、

ものすごく残念そうな顔のおじいさん

『宮本武蔵』『大菩薩峠』のような時代劇の大作から、
『森と湖のまつり』や『飢餓海峡』のような社会に何かを訴えたという作品まで、

お茶のおかわりが10杯目くらいになって、
おなかがチャポチャポして、うぇっとなるくらいまで、
説明してもらいました

1965年(昭和40年)に公開された<<飢餓海峡>>は、

映画会社が本編を無断でカットし、
ほとんどの上映館が短縮版で公開したことに、監督が抗議。
クレジットから名前をはずすように要求したとのことでした。



監督/内田吐夢

原作/水上勉

 

脚色/鈴木尚之

 

音楽/富田勲

 

<出演者>
樽見京一郎・犬飼多吉/三國連太郎
杉戸八重/左幸子
弓坂吉太郎刑事・元刑事/伴淳三郎
味村時雄刑事/高倉健
杉戸長左衛門/加藤嘉
本島進市/三井弘次
本島妙子/沢村貞子 ほか。



<ものがたり>

昭和22年9月20日台風10号の最中、
北海道岩内の質店で一家三人が惨殺され、その犯人が放火し姿を消した。

その直後、嵐の海で青函連絡船の惨事が起き、船客530名の命が奪われる。

死体収容にあたる函館警察の刑事弓坂は、
そこにあった引きとりてのない二つの死体に疑惑を感じた。

事件の3日前、朝日温泉に出かけた質屋の主人は、

同日網走を出所した強盗犯沼田八郎と木島忠吉、
札幌から来た犬飼多吉と名のる大男と同宿していたことがわかり、
質屋の主人が、自宅に78万円の金を保管していたこともわかる。

弓坂は、犬飼多吉の住所を調べ歩くが該当者は見あたらない。

だが弓坂は、漁師から、消防団と名乗った大きな男が、
連絡船からの死体をひきあげるため、船を借りていったという話を聞きだす。

弓坂は、犬飼が渡ったとみられる青森県下北半島に行き、
そこで船を焼いた痕跡を発見し、犬飼が上陸したことを確信する。

同じ頃、杉戸八重は貧しい家庭を支えるために芸者になっていた。
その八重と一夜を共にした犬飼は、八重に34,000円の金を渡し去って行く。

八重は感謝の気持ちで、自分が切った犬飼の爪を身につけて持っていた。

そんな時、八重の前に犬飼の件で弓坂が現われる。
八重は犬飼をかばって何も話さなかった。
そして、借金を返済すると東京へ発った。

写真鑑定の結果死体は沼田、木島であり、
二人は事件後逃亡中に、金の奪い合いから犬飼に殺害されたと推定される。

その犬飼を知るのは八重だけだった。が、終戦直後の混乱で女は発見出来なかった。

それから十年、八重は舞鶴で心中死体となって発見された。
しかしこれは偽装殺人とみなされた。

東舞鶴警察の味村刑事は、女の懐から、舞鶴の澱紛工場主樽見京一郎が、
刑余更生事業資金に3000万寄贈したという新聞の切り抜きを発見する。

八重の父に会った味村は、
10年前八重が弓坂の追求を受けたと聞き、北海道に飛ぶ。

樽見が犬飼であるという確証は、彼が刑余者更生に寄附したことから感じとれた。
弓坂と味村は舞鶴に帰ると、樽見を責めるが、しらをきった。

その樽見の<罪>は、八重が記念に残していた犬飼の<爪>と、
34,000円を包んだ岩内事件の古新聞から崩れていくのだった。



1965年のこの映画以外に、テレビや舞台などで、
何度も撮られ、演じられています。



1968年(テレビドラマ)
制作/NHK総合
脚本/石堂淑朗

<出演>
樽見京一郎/高橋幸治
杉戸八重/中村玉緒
弓坂刑事/宇野重吉 ほか。

1972年(舞台)
演出(文学座)/木村光一

<出演>
樽見京一郎/高橋悦史
杉戸八重/太地喜和子
弓坂刑事/金内喜久夫
北村和夫 ほか。

1978年(テレビドラマ)
制作/フジテレビ
監督/恩地日出夫/浦山桐郎
脚本/石堂淑朗/富田義朗

<出演>
樽見京一郎/山崎努
弓坂刑事/若山富三郎
杉戸八重/藤真利子村野武範
河原崎長一郎
岡田英次
森本レオ ほか。



1988年(テレビドラマ)
制作/フジテレビ
脚本/安倍徹郎
監督/富永卓二

<出演>
樽見京一郎/萩原健一
弓坂刑事/仲代達矢
杉戸八重/若村麻由美 ほか。

1990年(舞台)

<出演>
樽見京一郎/永島敏行
弓坂刑事/金内喜久夫
杉戸八重/石田えり ほか。

2006年(舞台)
演出/木村光一

<出演>
樽見京一郎/永島敏行
弓坂刑事/金内喜久夫
杉戸八重/島田歌穂 ほか。





『Promised Land~約束の地/浜田省吾』

2012-11-06 | 音楽
今日は、浜田省吾さんの<Promised Land~約束の地>を、
聴いています



この星が何処へ行こうとしてるのか
もう誰にもわからない

恐れを知らぬ自惚れた人は 
宇宙の力を悪魔に変えた

愛を信じたい
人の心の 愛を信じたい 今こそ(僕と彼女と週末に)

3.11以降、このうたの詩、語り部分の<内容>が、
多くのひとの間で話題になりました。

語り部分<一部>

あくる日 僕は吐き気がして目が覚めた
彼女も気分が悪いと言い始めた

それで僕らは朝食を取らず 浜辺を歩くことにした

そしてそこで とても奇妙な情景に出会った
数え切れないほどの魚が 波打ち際に打ち上げられてたんだ

福島原発事故が起こり、
ひとりひとりの、自分の問題になってから、もう1年半を過ぎています。

もっともっと、自分のこととして、
日本の、この場所の未来を、考えようと、

この曲を聴いて、思います。