お弁当２３５

　　　

ハートがいっぱいで嬉しいね～


父の話その２＜お出かけ編＞

父はよく有楽町まで映画に連れてってくれました。
覚えてる物で言えば・・・
一番最初の映画は忘れもしません！
ディズニーの「ファンタジア」

色のきれいさと滑らかな動き、音楽と共に絵が動く楽しさ。
何より大きなスクリーンと大きな音。
圧倒されっぱなしでしたね～！

その次が「１０１匹わんちゃん大行進」
本当に楽しかったし、きっと刺激をいっぱいもらったと思います。

父も「良く出来てる、動きが自然だなぁ」と言ってた記憶があります。
きっと父も圧倒されたし楽しんだのでしょう。


もう少し大きくなると、宝塚も連れっててもらいました。
「真夏の夜の夢」・・・ストーリーは良く分からないけど
きらびやか～踊ってる～歌ってる～って見てたと思います。
あは、なんて単純な感想なんだ。


横浜港に停泊してる客船内で食事が出来る
と言うのにも連れってってもらいました。
見たこともない豪華料理だったと思うのですが
子供の頃車酔いをしやすい太刀で、停泊してるとは言え
揺れる船内でのご飯・・・ほとんど食べられなかったんです。

家に帰ったら案の定母に「だから反対だったよ、この子は乗り物に弱いんだから」
と言われ、父は苦笑いでした。

父のどうしても船を見せてやりたい、一緒に珍しい場所で
食べたかったと言う気持ちも嬉しいし、
心配性の母の愚痴も、嬉しい面ではありました。


高校生の時は、隣り町の市民会館で、よく公開番組を
見に行きましたよ。
「象印ものまねショー」って言う番組だったかな。
西城秀樹やキャンディーズを見ました。
小森のおばちゃまも。

でも見終わって外を歩いている時
私はセーラー服で父と歩いてたんです。
多分学校が早くに終わり、待ち合わせをしたんでしょう。

通りすがりの男性が私の耳元でこう言ったんです。
「１０年早いよ」って。
父には聞こえてなかったと思うんです。
少し前を歩いてましたから。
「？」
一瞬意味がわからなかったけれど、あとから考えれば考えるほど
意味深だったのかな～って。

今で言う「援助交際」に見えたのでしょうか。
それがあってあんまり父とは出歩かなくなりましたね。
ちょっと可哀想だったかな。

結婚後その話をしたら、「気にすんな。堂々としてればいい」って
言われて安堵したけど
今思えばそれがなかったら、もっと一緒に出掛けてたでしょうね。

今のように情報が簡単に手に入るわけじゃないのに
情報キャッチ力、相当でしたね。
そして行動力もバツグンでした。

多分ネット社会にいたら、ブログをやったり
検索したり、かなりなマニアになっただろうと思います。



　　　　　　　　　　　　　　　本日のお弁当
　　　
　　　　　　トマト入りオムレツ　　　レンコンとにんじんのキンピラ
　　　　　　鶏のからあげ　　　サラダ（ツナ、コーン、きゅうり、枝豆）




　　今日は暑いので情熱のぽちを！