風 かざみち 道

笑顔の日々を話したい

谷根千<1>

2008-01-13 | 日記
~まえがき~


『谷根千』とは何かと言いますと、東京下町の三地域の呼び名です。
上野や浅草よりも奥まった場所で、台東区や文京区にかかる
『谷中』『根津』『千駄木』の名前から谷根千(やねせん)と呼ばれています。
 
底のっこまで響くの風になって”ではありません(アタリマエ)

   

駅名にするとJR『日暮里駅』メトロ『千駄木駅』『根津駅』
その線が囲む地域一帯である谷根千が、ここ数年面白い街として
とても注目されているようです。

注目されてるなら行かなきゃにゃぁ~
前々から気になっていて、個人的に惹かれるものもあったのです。
そんな感じを踏まえての、1月10日のお出かけとなりました。


本文の前にこちらをお読みくださいませ。

<注目される理由>

①この辺りは大戦中の戦火を免れた為、昔ながらの街並みが残ってる。

②谷中七福神を始め、お寺や神社が多い。

③歴史関係の博物館や展示場が多い。

④猫の街として有名。

⑤歴史あるお店と、ユニークで個性的なお店が混在。


きっとまだまだ奥深いのでしょうが、思い付く所を書き出してみました。


そして重要な事がもう一つ!

予想されてる通りだらだらと長いので、お忙しい方や
体調崩されてる方はここで閉じた方が、身のためでございます ×で閉じて~

 

~谷根千 1日目の壱~



まず『日暮里駅』からスタートしました。
南口を出て左に折れると、すぐお寺が見えてきます。

   「天王寺 毘沙門天」
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地域ぐるりと周りに点在する「谷中七福神」のうちの一つです。

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お庭がとても綺麗でした。
雪ツリーと言ったら世界に通じるかな。
いややっぱり「雪つり」がしっくり来ますね。
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和風でもこんなに可愛くできるとは驚き~
庭師の遊び心?

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井戸はどうやら使えそうに見えました。
衛生上の問題で飲料水ではないようですが。懐かしいです。
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天王寺のすぐお隣は、広大な敷地の墓地です。
   「谷中霊園」
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桜並木でも有名なんですね。
この木枝の貫禄ぶり、何年ここで四季を見て来たのでしょうか。
私もあと300年ぐらい生きると、このような貫禄が出るでしょうか

雰囲気ある木が目立ちます。。。カラスも鳴いてますし。
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徳川家8代将軍吉宗以降のお墓もあるそうです(膨大な広さですが非公開)

幸田露伴の小説『五重塔』のモデルとなった五重塔跡があります。
1957年に五重塔放火心中事件で焼失、その後東京都が史跡に指定したとの事。
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霊園を出て次に向かうはこちら。
   「朝倉彫塑館」 9:30~16:30(月・金休館)¥300
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彫刻家 朝倉文夫(明治16年~昭和39年)のアトリエ兼住居を公開。
有名作品としては、早稲田大学の『大熊重信像』や
上野駅コンコースの『翼の像』など。


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9番の写真右下に見えてる像が最初は怖かったのですが、
『雲』と言うタイトルがつけられていました。
雲にたくさんの人が乗り、はるか天空を見詰めています。
希望溢れる眼差しなのかな、と思ってから見直すと、
不思議と暖かい気持ちになります。

建物内は撮影禁止でしたが、玄関前と屋上庭園はOK。
屋上庭園の気持ちいいこと!眺望バツグンです!

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多分春や秋にはバラが咲くようです。
唯一、私を待っていてくれたかのような水仙が一輪 うるる~
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広くはありませんが見晴らしがよく、とても気持ち良か~でした。
そして朝倉文夫氏は大の猫好きで、多い時は一度に
15、6匹飼っていたそうです。

この館の2階では、猫たちの彫刻が数多く展示されていました。
その姿は猫好きなら『なるほど!』と思えるようなポーズばかりですよ。
9番の写真の2階窓に、1体だけ作品が見えていますね。
いったいどんな作品!?と思われた方は、どうぞ入館を ¥300でございます



そしてすぐ横細い路地に入ります。
   「観音寺」 築地(ついじ)塀
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瓦を何層にも重ねた塀で、江戸時代からの貴重なもの。
ナウく言えばミルフィーユベイさ!  へぇ~(塀だけに)かっこいー
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谷中界隈の生活文化を守るのはここ。
   「谷中学校」
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『谷根千』の地図を買いたかったのですが、どうやらお休みのようでした。
   ザンネーン
何も表示はなかったのですが、もしかしたら11時ごろになったら開くのかな?



   「すぺーす 小倉屋」
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江戸時代からある質店だった母屋を、土蔵と共にその造りをなるべく
そのままに活かした改修を行い、アートギャラリーとなっています。
家主のお母様が戦前に描きためた絵も展示。
う~ん、一人では入りづらい門構え・・・建物だけ写真に収めました。


   「赤塚べっ甲店」
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べっ甲の『ピック』もあるんですね~
しかし5、6人のおばさまたちが店前でずっとおしゃべりに夢中。
なかなか写真とれず・・・。

観光グループや散策ペアをあちこちで見ました。
わたしも「あのおばちゃん邪魔ね」と思われないように
散策、撮影は気をつけて行かなくちゃ!

そしてこれを読んでるよい子のみなさん。
住民には迷惑をかけないように、特に奥まった路地などは静かに歩きましょう。


と言う事で『その弐』につづく。。。。。。。。。 どこまで続くのか見当つかにゃい~


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