板の庵(いたのいおり)

エッセイと時事・川柳を綴ったブログ : 月3~4回投稿を予定

エッセイ:「痴漢ならぬ恥韓」2016.02

2016-02-19 19:09:13 | エッセイ
エッセイ:「痴漢ならぬ恥韓(5)」2016.2

 TVで見たびっくりする光景である。紛れもなくラブホテルの中に大型バスから降りた子供連れの家族が次々に入っていく。そこは岐阜県一宮市の名神高速道路インターチェンジ側にあるラブホテル街で、客は中国からの団体客である。ホテルの部屋は広く豪華で市中の一流ホテルとも遜色がない。
 訪日する海外からの観光客が急増し、ホテル不足を解消するための苦肉の策である。もちろん、ラブホテルのそれらしき雰囲気はリフォームで改修してあり、いやらしさはない。大型スクリーンテレビやキッチン等が備えられており、家族ずれの子供や奥さんにも好評である。
 ホテル不足で旅行業者やホテル側が思いついたのがこの利用者を変える経営転換なのだ。昼間の利用がないので経費が少なくすむのだとか。
 
 一方、国土交通省は東京大田区を特区指定にして民泊活用が可能になる。しかし六日間以上の宿泊や防火設備(複数部屋の場合)など条件が厳しいのである。

 ところで、またしても国会議員が週刊誌にスキャンダルを暴露されて、閣僚や議員を辞任・辞職するというパターンが。そして原因は、金と女絡みである。
 これらは、法律に触れるか否かよりも道徳的に恥ずべき、見苦しい(汚らわしい、低劣、見下げ果てた、浅ましげ、見ぐるしい、あさましい、下劣、賤しい、浅ましい、卑しい)ものである。
 ここに提示した言葉のニュアンスは微妙に違うが、それにしても日本語とはなんと繊細で含みのあるものであろうか。
 
信頼した有権者を裏切る議員が悪いのか、選んだ有権者が悪いのか。小選挙区制の選挙であれば有権者のベストの選択は棄権という笑えない話になってしまう。こんな補者しか立候補しない現状では、選んだ有権者のせいといわれても困るだろう。
 
 さて、日本人の感性からすればこれほど恥ずべき、見苦しいことはない例を挙げよう。
 韓国のパク・ウネ大統領は、世界を回りながら訪問目的とは何の関係もない従軍慰安婦問題を取り出して、「日本は悪い国です」と叫びまくった。これが一国の大統領のやることだろうか。韓国の対日観では礼儀はまったくなくなっているのだ。
 韓国が政治的に利用している反日。これはわざわざ反日を作り上げたわけではない。長い時間をかけてまわりを侵食しながら育ったのだ。  
 病気には急性と慢性があり、急性は痛みが伴い原因が分かりやすい。一方、慢性は長い時間をかけて少しずつ周辺の組織を荒らす。病院に行った時にはタイミングを逃している場合が多く、なかなか治らない。韓国の反日はまさにそういう「慢性」なのだ。

 「韓国も大統領が変われば反日路線も収まるだろう」と日本人は考えるが、それは変わらない。首相が靖国に参拝しないと、竹島問題で抗議しないと、反日は収まったか?NOである。
 慰安婦に謝罪せよ! 日本海表記に東海を併記せよ! 旭日旗は犯罪旗だから使用を中止せよ! 新しい資料が見つかったから追加で賠償せよ! 
 いつまでも新しい「反日商品」を開発して、それは永遠に終わらないのだ。韓国そのものが「もともと、反日でできた国」なのだ。


 最近「痴漢」ならぬ「」という言葉を知った。「韓国人による恥韓論」扶桑社、著者はペンネームをシンシアリー(SincereLEE)と名乗り、歯科医院を営む1970年生まれの在韓・韓国人である。今回のエッセイは、本書を紹介しながら韓国の恥部を探ってみたい。

凄まじいまでの老人自殺率
 
1997年にIMFの管理下に置かれてしまった破綻国家の韓国。政府の支援を得たサムスンなど財閥企業の急激な勢力拡大の影で国民の福祉を語る人はいなくなってしまった。韓国が経済規模に比べて異常にもろいと指摘されている分野が「金融」である。
 年金などはない。国民年金がまともに機能するようになったのは2000年代になってからで、福祉政策は期待できない。韓国の75歳以上の高齢者の自殺率は十万に当り160.4人(日本は14.6人)で、OECD平均の8倍を超える。65~74歳でも81.8人(日本は17.9人)とOECD最高。なんせ、175万人の「古紙拾い」のホームレスや貧困層に打つ手なしの状態である。

法治国家とはは名ばかり
 
 2011年、法律専門市民団体による成人一般人を対象に「韓国社会は法がちゃんと守られていると思いますか」と質問したアンケートがある。
 八割の人が韓国は法が守られていない社会だと思っている。42%が「法を守れば損をする」と答えた。回答者の81%は、「有銭無罪、無銭有罪」(お金があれば無罪、お金がないと有罪)と答え、回答者の67%は「ポピュリズム的な、または不当な裁判結果が多い」と答えた。
 韓国人は、昔から国の法を信じていない。「韓国の財閥総師たちは、何かあれば患者になって重い判決から逃げる」
 韓国人は、口では「情(ジョン)に弱い」といいながら、実は告訴・告発が大好きだ。2012年、「ヘラルド経済」のデータは、なんと人口比で日本の146.4倍!であった。しかもそれらの起訴率は20%にしかならないのだ。偽証で起訴された人の数は人口比で日本の数百倍である。とりあえず、告訴し、嘘をついても(偽証しても)相手を落とそうとする。

 韓国はもともと「反日」から生まれた国である。日本は「絶対悪」だから「神の懲罰」は当然とし、広島、長崎に落とされた原爆や東日本大地震の災難についても神の懲罰であるとする。
 日本人は、こういう日本観をもつのはごく一部の韓国人だけだろうと考えるが、そうでもないのだ。 韓国の海洋水産部長官は、2020年オリンピック都市が決定する二日前、日本の東北八県からの水産物輸入を禁止した。
 基準値以上の放射能関連物質が検出されていないにもかかわらず、露骨に発表したのは相手が日本だからだ。

 このことは、日本人からみればばればれの行為である。韓国人の度量のなさに哀れさえ感じる。これに対して別段声を大にすることなく、検査値の事実で反論する日本の大人の対応はどう評価されるのだろうか。
 
 韓国の反日思想は、「絶対悪」か「絶対善」が存在するだけ。米国が日本の集団自衛権を支持した時には、韓国の一部マスコミは「米韓同盟を見直すべきだ」「中国ともっと親しくすべきだ」という、自分の立ち位地をまったく把握できずにいるざまだ。

 哀れな韓国人が日本に抱き続けるコンプレックスは、日本という絶対悪を設定することにより韓国にふさわしくない要素から目をそらし、日本を執拗に攻めてくる。
韓国が日本に要求しているのは、「日本が韓国の言いなりになること」「一切の異論を認めないで、日本が韓国に合わせること」ことなのだ。
 韓国内では、日本の肩をもつ意見をタブーとする。下手をすれば社会的に抹殺されることもありうる。

 日本では韓国側の意見に合わせる人もいる。そいう人たちを韓国では「良心的日本人」という。その良心的日本人は、基本的に「人権」「被害」「アジア」という言葉に異常に弱かったりする。韓国に利用されていることに気づいて欲しい。彼ら以外の日本人が「非良心的」になるからだ。

国家の条約でも蒸し返す 

 1960年に日韓の請求権は、「完全かつ最終的に解決した」しかし、約40年後になってから、慰安婦問題や強制徴用問題などにおいて「人道的な問題だから、条約では解決できない」という立場を明らかにした。言い換えれば、「いつでも追加で賠償請求できる」という意味である。

 

今でも売春が大っぴらに
 
 さて、韓国では2012年、高給デパート側の要請で売春街の撤去が始まり、そこの売春婦たちが売春婦街を守るためにデモを行った。「売春をやらせてくれ」と抗議する売春婦たは、売春でもやらないと、死ぬしかないからだ。
 韓国の警察たちは、取締りは氷山の一角で難しいらしい。地区の件のように、警察が慰安婦たちと一緒に会食をしていた例もあるくらいだ。

 朝鮮戦争時(1950-1953年)の韓国陸軍本部の公文書には、ソウル、江陵など四つの小隊に慰安婦89人が年間20万5千人の兵士を慰安したと記載されている。兵士たちに褒賞といてチケットを配っている。 この問題は、日本軍の慰安婦問題とつなげてはいけないと、口封字が行われた。
 
 一方、朝鮮戦争の停戦後、基地村(米軍専用の慰安婦村)の管理という文書で62箇所・1万人の慰安婦を国が管理していたのだ。今では世界各国で「Comfort Womman(慰安婦)」ではなく、「Sex Slave(姓奴隷)」と書くべきだと主張している韓国だが、なぜかこの問題は「慰安婦」として語られていないのだ。

 2011年、SBSの人気番組「それが知りたい」の放送によると、浦項(ポハン)において、一年間に売春婦8人が自殺した。彼女らの一生は、膨れ上がる借金返済のための借金に負われる。売春婦同士で借金の保証人になり一人はが自殺するとそれを被ることになり連鎖反応的に自殺にいたったのだと。

 2010年の国政監査で女性家族部所属の国会議員が主張した内容によると、外国で売春している韓国人売春婦は約10万人で、その中の5万人が日本にいるという。ブローカーもほとんど韓国人だという。

 2014年、聯合ニュースによると、女性たちに年利73%の利息で貸し、返済不可能者には売春を供応してヤミ金業者が逮捕された。
 2013年、文化日報によると、借金返済不能の女性47人を日本に送って強制的に売春させた韓国人ブローカーなど組織23人が逮捕された。なんと346%の金利であったと。

2013年、慶尚南道地域警察広報資料によると、41~495%の高利で金を貸して、強制的に売春させた二つの組織、7人が検挙された。

 2012年、文化日報によると、21歳の女子大生は、授業料のためのヤミ業者からの高利の借金を返済できずに風俗店に就職させられた。被害者の父親は娘のことを聞いて衝撃を受けて娘とともに自殺したと。

東南アジア売春ツアー

 は、韓国男性のみぐるしい、恥ずべき汚名を取り上げてみよう。
2012年、朝鮮日報の記事である。韓国刑事政策研究所によるベトナム、タイ、フィリピン、カンボジアなど現地で実態調査した報告書である。それによると、東南アジアでの性的売春観光客の多さでは韓国が一位であった。特に児童買春では韓国男性は独歩的な存在であり、最近はネパールにも魔の手を伸ばしているのだとか。

 最も有名な話として、フィリッピンで留学生、転勤族が現地の女性に妊娠させ産ませた子供が二万人を超えたといわれる「コピノ問題」がある。

 日本軍慰安婦問題で興奮している「良心的(慰安婦問題で韓国に同情的)」な日本人は、なぜ同じ問題が起きている今の韓国には問題提起をしないのだろうか。

 韓国にとって女性の人権がそんなに大事なら、世界の十万人の慰安婦問題を何とかしてから言うべきではないか。慰安婦問題の本質は、女性人権でも何でもない。だだ、日本のイメージを「引き下げる」ことだけが目的なのだ。

 去る2月7日、東京永田町で慰安婦問題で日韓両政府による合意に反対する学者、政治家、社会運動家らの集会があった。「安倍さんらしくない。祖先、日本を辱める日韓合意は絶対に認められない。」といった批判が相次いだ。
 また、「安全保障や日本の名誉に関わることは足して二で割るようなことは成り立たない。国連、国際社会で相互批判を控えることとしたことに、未来に禍根を残す」とした。

 このエッセイをご笑覧の皆さんは、「良心的」な日本人か、日韓合意に反対か、韓国の言い分を立てて適当なところで決着か、興味も関心もないのいずれに該当されるのでしょうか。