京のにちじょうさはん ごこう

京都在住19年目の浜っ子の日記。其の弐。

最高のご馳走

2007年11月23日 | ミーハーがつくる喫茶文化史
南山城は、実に豊かです。
JR奈良線の車窓から、風景をみていると、いつもそう思います。
思えば、20代後半ごろから、なにかとご縁があるこの地域には、
余り知られていない素敵な場所がまだまだございますね。

木津駅でのりかえて、加茂駅で下車。
ここから車でひとやま越えて、京都最大のお茶の生産地・和束(わづか)町へ参りました。
このあたりは、京都府でも最南部の地域で、少し南へゆけば奈良県であり、少し西へゆけば三重県であり、少し北へゆけば滋賀県というところです。
京都市内よりむしろこれらの地域と近い文化圏にあるのです。

和束町は、宇治茶の地域ブランド「和束茶」の産地で、日本だけではなく、世界にむけても売りだそうとがんばってらっしゃいます。京都府の50パーセントの生産量を占める和束なので、ノンブレンドの荒茶などもまま購入できます
和束茶普及親善大使のMさまのおさそいで、「第一回和束茶まつり」にお邪魔させていただきました。







最初に、和束青少年山の家内でおこなわれたいた「おいしいお茶のいれかた講座」へ。
玉露と煎茶とが選べるのですが、煎茶が関西品評会入賞茶の荒茶と聞いて、そちらのほうにしました。







渋みはあくまで軽く、うまみがまさっております。
しかも5煎目まで淹れたのですが、その茶葉の力がおとろえませんでした。
おみやげに、この煎茶一回分もついてました。これはうれしいです。








そのあと、物産広場におりていったら、運よくおぶぶ茶苑さんのまっちゃんに会えました。おひさしぶりです。
それで、まっちゃんには、急遽和束のスペシャルな場所につれていってもらいました。






まずは、おぶぶ茶苑さんの事務所。
まっちゃんは、この窓から毎日お茶園をみながら仕事をされてるんですねえ。
(わたくしの場合は、大文字だけど。)





事務所の壁一面に商品のお茶が。
ここから全国のみなさまのみもとへゆくのね。







農協でもイベントをしていたので寄り道し、一服150円で、以前Mさんにいただいたことのある松井さんの抹茶をいただきました。
お菓子はあまくておいしい焼き芋!!ほんまおいしかったです。

そのあと、すんごい道を車で登りますと、







このスペシャルな風景がまっていました。
すごい、この風景は最高のご馳走です。









むこうの山も茶園がいっぱい。










一歩ふみだせば、この急斜面も一面茶園でした。
すごい、ここで作業をするんですねえ。
ほんまにお忙しいなか、ご案内いただきまして、ありがとうございました。

また会場にもどりまして、それからは茶香服をしたり、







看板息子?おぶぶ茶苑さんのあっきーを撮ったり(爆)








「ホットプレート製茶体験」もしました。
テーブルについてくださったのは、有名な宇治茶師さん(問屋さんでもあり小売りでもあり)にお茶を納めてられる茶農家さん(生産者)さんでした。
30分ぐらいつくりながら、いろいろたのしくお話をさせていただきました。
これは、最後の乾燥をしているところです。
家に帰ってすぐにいただきましたが、ちょっと釜炒りっぽい香りがしまして、それなりにおいしかったです。(いまも部屋にいい香りがしてます)







どこまでも茶畑が広がる和束町。
きょう、この光景には、ほんとうに癒されました。
和束町の素晴らしさを、もっとみなさんに知っていただければ、と思いました。